2010.06.05
これが"川越の"水
全国水道週間に霞ヶ関第二浄水場で見学会
浄水場の監視・制御システムを見学する市民ら |
浄水場の仕組みや役割について説明する職員 |
職員の案内で地下の配水設備を見学する親子連れら |
毎日飲んでいる川越の水はどこの水? どう処理されているの?──。
そんな素朴な疑問が分かる見学会が5日、笠幡の川越市霞ヶ関第二浄水場(飯島茂・上下水道局事業推進部水道施設課長)で見学会が行われ、訪れた一般市民が職員らから施設や仕組みについて説明を受けました。
見学会は「水道週間」(1日〜7日)に合わせ、水の大切さや水道への理解を深めてもらおうと毎年この時期に行っているもので、同所と中福受水場を年交代で公開しています。
この日は浄水場の職員ら約10人が午前10時から午後3時まで、訪れた市民に施設を案内し給水の仕組みや設備について説明しました。
職員らは最初に、2階にある制御室に案内。
川越には受水場1つと浄水場7つがあり、霞ヶ関第二浄水場と中福受水場の2カ所のみ職員が24時間常駐して水道水を管理していること、その他の浄水場はこの2カ所で遠隔操作により管理していることなどを説明しました。
川越の水は入間川を挟んで2つのエリアで給水が分かれており、西側の地域には「県水」と霞ヶ関の2つの浄水場から集められた地下水が霞ヶ関第二浄水場から、東側の地域には「県水」と他の5つの浄水場で集められた地下水が中福受水場から給水されています。
他市のシステムとの違いについて聞く小学生ら |
お父さんと一緒に浄水場を見学 |
職員の案内で電源設備を見学する市民 |
職員から浄水場のシステムについて聞く親子 |
水源は1974(昭和49)年6月まではすべて地下水で賄われていましたが、人口増加などに伴い同年7月からは荒川・利根川両水系から引いた浄水処理済みの「県水」を併用。
現在では、年間使用量約4,1095万立方mのうち約91.8%を「県水」が占めています。
霞ヶ関第二浄水場では以前、さいたま市の大久保浄水場から中福受水場に送られてきた「県水」を分配受水していましたが、2005(平成17)年7月に比企郡吉見町の吉見浄水場が稼動してからは主に吉見浄水場の水を主に導入しています。
これにより安定供給が図られたほか、大地震などで入間川に架かるパイプラインが破損しても川越市西部地区に応急的に供給することができるようになりました。
東部地区はこれまで通り、中福受水場で受けた"秋ヶ瀬の水"を給水しています。
参加者らはこの後、1階の電源設備や地下の給水設備などを見学。
職員らは、家庭などに安定して水を送るために電源の確保が大切なこと、予備の発電設備が用意されていても停電の場合には、無人の浄水場に設置されたポンプを復旧させるために職員が駆け付けていることなどを説明。「落雷が多くなるこれからの時期、職員は緊張の連続です」と話していました。
見学者に配られた啓発グッズと資料 |
見学の親子連れらは職員の説明を聞きながら、監視・制御モニターの情報を1時間おきにボードに記録する様子や機械を操作する様子などに見入っていました。
春日部から来た孫を連れてやってきた女性は「近所に住んでいますが、施設内を見るのは初めて。貴重な体験でした」と話し、子どもたちは「水道のことは学校で習ったけど、実際に見るとよく分かった。いつも普通に飲んでいる水が、すごい仕組みで作られているんだとびっくりした」などと話していました。
(写真は笠幡の霞ヶ関第二浄水場で)
入間川以西の市西部地域に水を供給している霞ヶ関第二浄水場。2基の配水池(給水タンク)の右が管理棟 |
貯水量1万tの給水池(貯水タンク) |
霞ヶ関第二浄水場の監視パネル |
貯水量1.5万tの給水池(貯水タンク) |
市では2年前の水道週間に、街頭で市民に「水道についてのアンケート調査」を実施。
その中で、「川越の水道水をおいしいと思うか?」に約6割の人が「おいしい」「まあまあ」と回答していますが、「飲み水として、どの様な水を利用しているか?」の問いには、「水道水そのまま」と回答した人は全体の4分の1で、多くの人が沸騰や浄水器または市販の水を飲んでいることが分かりました。
川越の水は季節によって味やにおいにばらつきがあり、今年は5月に入ってからカルキ臭が強く、洗って伏せておいたキッチンに鍋の形に合わせて白い結晶が残るようになっています。
職員によると、「県水は浄化された状態で送られてくるんですが、残留塩素値が基準の0.1ppmを下回ると塩素を追加しています」といい、「夏場には水温が上がる分、においが感じやすくなるのかも」と話しています。
水道料金については「高い」と「やや高いと思う」が約36%とほぼ3人に1人が高いと感じていますが、県内では67市町中54番目の高さ(20立方m使用時の月額比較)となっています。 |
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