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「県選管に収支報告の訂正を提出」
 川合市長と長谷川後援会長が会見
       2014年12月24
政治資金収支報告書をめぐる問題で記者会見する川合善明市長(左から2人目)と長谷川健一後援会長(左)
政治資金収支報告書をめぐる問題で記者会見する川合善明市長(左から2人目)と長谷川健一後援会長(左)

市長が収支報告書問題で会見
 川合善明市長は24日午前10時から元町の川越市役所で会見し、自らの政治団体の収支報告書をめぐる問題について報道各社の質問に答えました。

「市民の皆さまに大変ご迷惑をお掛けしました」などと謝罪する川合善明市長(右)と長谷川健一後援会長
「市民の皆さまに大変ご迷惑をお掛けしました」などと謝罪する川合善明市長(右)と長谷川健一後援会長
市長・後援会長が市民にお詫び
 会見には市長を支援・後援する「川合よしあき後援会」の長谷川健一会長も同席。
 冒頭、川合市長が「この度、後援会の行為によって市民の皆さま方に大変ご迷惑をお掛けしましたことを、心からお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪。
 長谷川後援会長と共に頭を下げました。

県選管に収支報告書の訂正を提出
 続いて、長谷川会長が「収支報告書についてあらためて再確認した結果、22年度分で34万5,600円の支出増が、25年度分で24万4,690円の支出増が見つかったため、12日に県選管へ訂正報告書を提出しました」などと報告。
 記者団の「市議会で指摘された差額約126万円が、約185万円に増えるということか」の質問に、「ともに会場への支払い額についての記載漏れで、会合の会場先に確認して分かったものです。24年度分については訂正はありません」などと認めました。

自らの政治資金収支報告書をめぐる問題で記者団の質問に答える川合善明市長
自らの政治資金収支報告書をめぐる問題で記者団の質問に答える川合善明市長
「額の規定なく、認められる範囲かと」
 また、「一般質問では『公選法第199条に抵触する可能性が高い不適正な支出』と答弁されているのに、17日に議会に示した回答書では『同法では認められている』旨の説明をさせており、一貫性がないのでは」の質問も。
 これに対し、川合市長は「収支報告書の差額のうち、寄付にあたるのは食事代の部分だけだが、同法では寄付として許される範囲が明確に定められておらず、自分としては認められる範囲ではないかと思う」「最終的には諸事情を基に司法・警察など関係機関が判断する問題だが、市民の皆さまに疑惑を招いたことについてお詫び申し上げた」などと答えました。

「職務を果たしていくのが政治責任」
 「議会決議で説明責任と政治責任について求められていますが」の質問には、川合市長が「議会の決議については、大変重く受け止めています。私の今までの市政運営上で、過誤はなかったと自負しています。これからも、しっかりと職務を果たしていくことが政治責任の取り方ではないかと考えています」と話しました。
 また、市民に対する説明責任については、川合市長が「この件は同法の対象である後援会が答えるべきと考えるが、然るべき機関への説明が終わった段階で私を含めた誰かが説明することになると思う」などと回答。
 長谷川会長は、「経理内容については事務担当から報告を受けていなかったので、指摘を受けて驚いた。監督責任は自分にあるが、細かいことは聞いていないので今は説明できない」などと答えました。 

(写真は元町の川越市役所で)
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「出処進退含め、政治責任は
 市議会が市長に説明責任と猛省求める決議
      2014年12月17
起立採決の結果、公明党7人・自民党5人・市民フォーラム2人・無所属1人を除く20人の賛成多数で採択された「市長に説明責任と猛省を求める決議」=17日午後4時11分、元町の川越市役所で
起立採決の結果、公明党7人・自民党5人・市民フォーラム2人・無所属1人を除く20人の賛成多数で採択された「市長に説明責任と猛省を求める決議」=17日午後4時11分、元町の川越市役所で

新井喜一議長
新井喜一議長
川合市長に説明責任と政治責任求める
 市長後援会の収支報告書に違法な疑いがあった問題で17日、川越市議会(新井喜一議長)は川合善明市長に「説明責任と猛省を求める決議」を採択。
 政治資金について市民に対する説明責任と、出処進退を含めた政治責任を果たすことを強く求めました。

市長後援会の収支報告書問題めぐり空転
川合善明市長
川合善明市長
片野広隆市議
片野広隆市議
 この問題は、10日に開かれた市議会12月定例会の一般質問で片野広隆市議(民主党)が指摘
 片野氏は、「市長の市政報告会・賀詞交歓会や後援会役員懇親会など、複数年にわたって開かれた後援会主催の会費制会合で、会費を上回る出費が公選法で禁じる差額買収にあたるのではないか」などと質問。
 また、市が補助金や業務委託費など毎年10億円以上も支払っている、(社)川越市医師会(関本幹雄会長)と同じ代表者・同じ所在地の政治団体「川越市医師連盟」から、市長選の際に推薦料の名で後援会に100万円の寄付が渡っている点を指摘。
 「なぜ後援会への寄付の名目が『推薦料』なのか?」などとただしたのに対し、川合市長が明確な答弁をしなかったために、議会が中断。1週間空転したままになっていました。

市長に説明責任と猛省を求める決議
 去る平成26年11月27日に開会した川越市議会第6回定例会第14日の本会議での一般質問において、川合善明市長は自身の後援会が主催した平成22年開催の「川合よしあき市政報告会・賀詞交歓会」における収支の不足した差額39万5,154円ならびに平成24年開催の「川合よしあき市政報告会・賀詞交歓会」における収支の差額48万9,517円、そして、平成25年開催の「川合よしあき後援会役員懇親会」における収支の差額37万7,060円の総額126万1,731円の不足分の支払いや有権者の有無について問われると、不足分については川合よしあき後援会で負担し、有権者も参加していたと答弁した。
 また、自身の後援会が行ったこれら費用負担については公職選挙法第199条の5第1項ならびに第2項で禁止されている後援団体が行う寄付の制限に抵触する可能性が高い不適正な支出であることを市長自身が認めた。
 現職閣僚が自らの後援団体の政治資金の問題で引責辞任するなど、国民や有権者から「政治とカネ」に対する厳しい姿勢が問われている中で、川合善明市長自らの名が冠され、所在地が市長の自宅であり、会計責任者が市長の親族である後援団体が公職選挙法に抵触する可能性がある今回の様な政治資金の不適正な取り扱いを3年以上も続けてきたとともに、こうした後援団体から川合善明市長自身が政治活動の支援を受けてきたことは極めて遺憾である。
 今回問題となった川合よしあき後援会が行った公職選挙法に抵触する可能性の高い事業については新聞をはじめとするマスコミでも大きく取り上げられ公となった事態は、川合善明市長に市政運営を付託した川越市民の信頼を大きく損なうものであり、川越市の名をおとしめたことは重大な政治的責任を問われるものである。
 政治や政治家に対して、有権者から「政治とカネの問題」については厳しく自浄作用が求められている今、川合善明市長と自身の後援会に関する公職選挙法に抵触する可能性が高い不適正な政治資金の取り扱いについて指摘を受けた事実を重く受け止め、自らと川合よしあき後援会の政治資金について市民に対して説明責任を果たすとともに、出処進退を含めた政治責任を果たすことを強く求める。
右、決議する。
平成26年12月17日  川越市議会
奥山副市長が代読した川合市長の回答
1.推薦料について
 川越市医師連盟が川合よしあき後援会に行った寄付の名称が推薦料という名称になっている点についてでございます。
 川合よしあき後援会は、私の政治活動を支援・後援する団体でございまして、医師連盟が私を推薦するという趣旨で、私を支援している団体に対し、推薦料という名目ではございますが、後援会の政治活動に対するご支援としての寄付であると後援会を通じて川越市医師連盟に確認させていただきました。
2.後援団体の行為に関しては、被後援者である市長は法的責任は負いません。しかし、道義的責任は負うと認識しています。
3.私が公職選挙法199条の5を引用して市民の皆さまに謝罪したことにつきまして改めてご説明申し上げます。
 公職選挙法第199条の5第1項では、後援団体が、選挙区内にあるものに対して寄付をすることを原則として禁止しています。
 しかしながら、いくつかの場合には寄付ができることとなっており、その一つの場合として、任期満了の日前の90日間以外の時期に、後援団体がその団体の設立の目的により行う行事または事業に関し寄付をすることは、花輪、香典祝儀等を除き寄付が認められております。
 「当該後援団体がその団体の設立の目的により行う行事または事業」とは、その団体が行う団体の総会その他の集会、見学、旅行その他の行事や、出版印刷などの事業を言うものとされています。
 寄付が認められるかどうかの具体的判断に当たっては、その行為が後援団体の設立目的により行う行事または事業の趣旨からみてどうか、金額的にどのくらいであるか、というような事情が考慮されるものとされております。
 私としては、今回の市政報告・賀詞交歓会および後援団体役員懇親会については、「後援団体がその団体の設立の目的により行う行事または事業」にあたるものと考えておりますが、寄付が許される範囲内かどうかは最終的には諸事情を考慮して決められることであり、その点で誤解を生じさせる余地があるものであった、ということに対し、市民の皆さまにお詫び申し上げたものでございます。
議運で市長の回答を検討
小林薫・議運委員長
小林薫・議運委員長
 市議会では、17日も午前10時から議会運営委員会(小林薫委員長)を開催。
 市長の回答について休憩を挟んで7回の協議を重ね、議会再開の道を探りました。
 1回目の議運には、風間清司・奥山秀両副市長も説明のため出席。
 奥山副市長が「推薦料について・後援団体の行為について・公選法199条の5の引用で謝罪した件について」の3項目について、川合市長の回答(左表に全文)を代読。
 これに対し、「市長自身が公選法に抵触する可能性について言及し謝罪している事実について、議会として何らかの対応が必要ではないか」「議会を空転させ、世間を騒がせたことに対してきちんとした説明があるべき」などの意見が。
 話し合い・検討の結果、議会として「市長に説明責任と猛省を求める決議」(右表に全文)を提出することで合意に至りました。

推薦料について市長が答弁
 予定時間から6時間遅れの午後4時に開会した本会議では、川合市長が「推薦料」について説明。
 片野氏は「今回、市長や市長自身が関わる後援会の会計処理について大きく報道され、市民から市政運営に対する信頼を損ねる結果になったことについて、どう政治的責任を取るのか?」などとただしました。
 これに対し、川合市長は「この度の件につきましては、誠に申し訳ございませんでした。政治的責任については、誠実に対応してまいります。議会および市民の皆さまには重ねてお詫びを申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪、壇上で頭を下げました。

「決議に対する市長の対応を注視」
 続いて、小林薫市議(プロジェクト川越21)らから提出された「市長に説明責任と猛省を求める決議」(右表参照)について起立により採決。
 議長を除く市議35人のうち、公明党7人・自民党5人・市民フォーラム2人・無所属1人の15人が反対を表明しましたが、残る20人の起立(賛成)多数によって可決されました。
 これにより、今議会は当初予定していた軌道に乗り、19日午後1時から最終日の本会議が開かれることになりました。
 市議会では本紙取材に、「決議しただけでは意味がない。この決議に対し、来年度予算を審議する重要な3月議会までに市長がどのような対応を示すのか、しっかり注視していきたい」などと話していました。

市長後援会の収支報告書問題で中断した市議会本会議の再開について話し合う議会運営委員会
市長後援会の収支報告書問題で中断した市議会本会議の再開について話し合う議会運営委員会
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小宮山氏、地元川越の議席守る
 第47回衆院選で比例当選果たす
          2014年12月14・15日
支援者らと万歳三唱で当選を祝う小宮山泰子候補(中央)と母・乃理子さん(中央右)=15日午前0時35分ごろ、新富町の選挙事務所で
支援者らと万歳三唱で当選を祝う小宮山泰子候補(中央)と母・乃理子さん(中央右)=15日午前0時35分ごろ、新富町の選挙事務所で
【小選挙区】 各候補の開票結果
(15日午前1時16分・結了)
 
候補者氏名
党派など
川越市
7区合計
当選(選挙区)
1
かみやま 佐市
自民党・前
56,164
89,089
当選(比例区)
2
こみやま 泰子
民主党・前
53,698
73,513
3
長沼 ちね
共産党・新
20,655
31,119
4
根本 千裕
次世代・新
9,185
13,500
市内有効投票数=13万9,702票
7区有効投票数=20万7,221票
【比例区】 川越市内の開票結果
(15日午前1時10分・結了)
投票政党
得票数
前回の結果
1
自由民主党
40,786
自由民主党
2
民主党
27,907
日本維新の会
3
公明党
23,403
民主党
4
日本共産党
19,957
公明党
5
維新の党
19,191
みんなの党
6
次世代の党
5,309
日本未来の党
7
生活の党
3,473
日本共産党
8
社会民主党
2,713
社会民主党
9
幸福実現党
469
幸福実現党
有効投票数=14万3,208票

だるまに目を入れ当選を祝う小宮山泰子候補=15日午前0時27分、新富町の選挙事務所で
だるまに目を入れ当選を祝う小宮山泰子候補=15日午前0時27分、新富町の選挙事務所で
小宮山氏、川越の1議席守る
 第47回衆議院議員選挙が14日投・開票され、川越市を含む小選挙区(埼玉7区)では神山佐市氏(自民・前・60・富士見市)が当選(2回目)。
 川越から出馬した小宮山泰子氏(民主・前・49・川越市)は比例区で当選(5回目)を果たし、地元の貴重な1議席を守りました。
 結局、解散総選挙による今回の衆院選で埼玉7区の当選議員は、2年前の選挙と変わりませんでした。

小選挙区では神山氏が当選
 全国的に自民党の圧勝が伝えられる中、神山氏は14日午後11時半の開票結果を待って小選挙区での当選を決め、支援者らと万歳三唱。

川越市内の投票箱を開封する職員ら=14日午後9時すぎ、下老袋の川越総合体育館で
川越市内の投票箱を開封する職員ら=14日午後9時すぎ、下老袋の川越総合体育館で
川越市の投票率(下段は前回の衆院選)
選挙区分
合計



今回の衆院選
(2012.12.16)
52.68%
(-4.40%)
50.66%
(-4.31%)
51.67%
(-4.35%)
前回の衆院選
(2012.12.16)
57.08%
54.97%
56.02%


今回の衆院選
(2012.12.16)
52.66%
(-4.40%)
50.64%
(-4.31%)
51.65%
(-4.36%)
前回の衆院選
(2012.12.16)
57.06%
54.95%
56.01%
今回の当日有権者数=28万3,232人
( 男14万1,431人・女14万1,801人)
小宮山氏は比例区で議席守る
 小宮山氏は、15日午前0時35分に比例区での当選が伝えられると、新富町の選挙事務所に詰め掛けた支援者らの前に姿を現し、深々と一礼。
 「暮らしを守る・子どもたちの将来を守る・格差是正、そして地域の振興のためにしっかりと働かせていただき、選んで良かったと言っていただけるように頑張っていきたい。国民が主役・国民の生活を守る政治を歩んでいきたい」などと挨拶。事務所内は、支援者らの拍手で包まれました。
 小宮山氏は、支援者や母・乃理子さんらと万歳三唱。会場内には「本当に良かった」「川越の議席をよくぞ守ってくれた」などの祝福の声が。代わるがわる必勝だるまに両目を入れ、当選の実感をかみしめていました。

「地元川越市民の声を国政に」
 小宮山氏は、本紙取材に「一強他弱と言われる中で権力の暴走を止め、国民の知る権利も守っていきたい」「現在取り組んでいる政策が多くあり、再び続けられることがうれしい」「これからも、地元川越の皆さまの声をしっかり国政に届ける議員として頑張っていきたい」などと話していました。

川越市内の投票率は戦後最低に
 川越市では、市職員約350人が14日午後9時から下老袋の川越総合体育館で開票。
 9台の投票用紙読み取り分類機を使って作業を進め、小選挙区は15日午前0時48分に、比例区は同1時10分にすべての開票を結了しました。
 今回の川越市内の投票率は、小選挙区が2年前の衆院選より4.35%低い51.67%(男52.68%・女50.66%)で、比例区が同4.36%低い51.65%(男52.66%・女50.64%)となり、いずれも戦後最低を記録しました。
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一般質問、再開されず
 市長後援会の収支報告書問題で中断
      2014年12月11
新井喜一議長
新井喜一議長
片野広隆市議
片野広隆市議
市長後援会の収支報告書問題で中断
 11日午前10時から開かれる予定だった川越市議会12月定例会(新井喜一議長)の一般質問4日目は、10日に行われた片野広隆市議(民主党)の質問(市長の後援会政治資金収支報告書の問題)に対する川合善明市長の答弁内容をめぐり、なかなか再開のめどが立たず午後3時37分から開会。
 あす12日は予定通り午前10時から四常任委員会を開催し、中断となった一般質問の質疑は17日(水)午前10時から再開することだけを決め、約1分で散会となりました。

議運で市長の新たな回答待ちを確認
小林薫・議運委員長
小林薫・議運委員長
 きょう11日は、午前10時から議会運営委員会(小林薫委員長)が開かれ、川合市長から新たな答弁内容が示されるのを待って協議することを確認。
 委員からは「推薦料については、市長はもっと丁寧に説明すべき」「政治と金の問題について有権者から厳しい視線で注目・関心が寄せられている中、市長自身の政治活動に係わる資金の問題ははっきりさせるべき」「市長は法に触れることを認めて謝罪しており、違法行為を放置することは許されない」「各会合の出席者は?」「市長個人と後援会の責任を整理すべき」などの意見が出されました。

市長後援会の収支報告書問題で一般質問が中断したままの市議会本会議場(イラスト)
市長後援会の収支報告書問題で一般質問が中断したままの市議会本会議場(イラスト)
あす常任委開き、一般質問再開は17日
 結局、この日は休憩を挟んで5回の議運が開かれましたが新たな展開はなく、17日に再開する一般質問までに、引き続き川合市長に新たな回答を求めていくことになりました。
 17日は午前10時から議会運営委員会の開催が予定されており、一般質問の続きはその後に再開されるため、実際の開会時間は未定。成り行きによっては、大幅に遅れる可能性もあります。
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「市長後援会の収支報告に違法性」
 会費以上の支出負担の問題点指摘
      2014年12月10
新井喜一議長
新井喜一議長
市長後援会の収支報告書に問題を指摘
 10日開かれた市議会12月定例会(新井喜一議長)の一般質問で、片野広隆市議(民主党)が川合善明市長の後援会収支報告書に問題があるなどと指摘。「公職選挙法に抵触するのでは」などとただしました。

「会費の不足分は後援会が負担」
 片野氏は、「平成24年分の川合よしあき後援会の収支報告で、1月の市政報告・賀詞交歓会(会費5,000円)に川越の有権者ら744人が参加し372万円の収入があったとされているが、会場費・飲食費や案内状郵送費など420万9,517円が支出されている」「不足分の48万9,517円は後援会で負担しており、『差額買収』にあたり公職選挙法に抵触するのではないか?」などと追及。

「市政報告会や懇親会など126万円の差額」
片野広隆市議
片野広隆市議
 また、「平成25年分の収支報告書では、後援会役員懇親会(会費5,000円)で140万5,000円の収入に対し178万2,060円の支出となっており、差額37万7,060円を後援会が負担」「平成22年の市政報告・賀詞交歓会では285万5,000円の収入に対し、325万154円を支出。39万5,154円の差額が生じている」「これら後援会が主催した事業の差額126万1,731円を、有権者に対して後援会が負担しているのは、引責辞任した小渕優子・経済産業大臣の構図とまったく一緒ではないか?」などとただしました。

川合善明市長
川合善明市長
「後援会の支出は公選法に抵触」とおわび
 これらの指摘に対し、川合市長は「(後援団体が行う寄付の制限に関し規定した)『公職選挙法199条の5』に抵触する可能性が高い不適正な支出をしたということについて、市民の皆様方に支援を受けている私としても、おわび申し上げたいと思います。大変申し訳ありませんでした」などと謝罪しましたが、議場内から「それで済む問題か」などの声が上がり、本会議は午後4時11分から休憩に。

市長答弁に納得せず質疑は中断
小林薫・議運委員長
小林薫・議運委員長
 4時20分から議会運営委員会(小林薫委員長)が開かれ、委員からは「公選法に抵触していると認めていることについての責任は?」「法に違反していることを、そのままにはできない」「きちんとした説明を求めたい」などの意見が。
 最終的には、これらの意見を議運の正副委員長が市長に申し入れることを決め、4時37分から本会議を再開。あす質疑を再開することを決め、1分足らずで閉会となりました。
 一般質問は午前10時から予定されており誰でも傍聴できますが、成り行きによっては開会時間が大幅に遅れることも予想されます。


市が年10億円以上払う団体から寄付
 またこの日、片野氏は市長の後援会が市長選の際に受け取った「推薦料」についても質問。
一般質問3日目の質疑が行われた本会議場(イラスト)
一般質問3日目の質疑が行われた本会議場(イラスト)
 「市が業務委託料などで年間10億円以上も支払っている「(社)川越市医師会」(関本幹雄会長・小仙波町2丁目53-1)と同じ代表者・所在地である政治団体「川越市医師連盟」から、平成25年の市長選の際に川合よしあき後援会が100万円の推薦料を受け取っている」
 「川越市には『市長やその後援団体は、政治的・道義的な批判を受ける恐れのある寄付等を受けない』という政治倫理規定があるが、市長の考えは?」などとただしました。
 これに対し、川合市長は「政治的にも道義的にも問題ないものと考えるが、市民から疑惑や不信感を抱かれることのないよう、いっそう慎重に対応するよう後援会に依頼するとともに、私自身も倫理規定等を十分慎重に考慮した上で対応していきたい」などと答えました。
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「目で、耳で、手で、読む」
 18日から中央公民館で障害者サービス特別展
      2014年12月07
18日から3障害者サービス特別展
 中央図書館(澤田勝弘館長)は今月18日(木)から20日(土)まで、図書館の障害者サービスについて紹介する特別展「目で、耳で、手で、読む」を計画しており、現在その準備を進めています。

図書館の障害者サービス特別展の準備を進める森さん
図書館の障害者サービス特別展の準備を進める森さん
タウンミーティングでも質問が
 市の図書館や公共施設が行っている障害者サービスや、点字プリンターなどの所蔵機材については、11月13日に開かれた「川合市長と語り合うタウンミーティング」でも、市民ボランティアグループの参加者から質問が出るなど、ほとんど知られていないのが現実。

「サービス内容知って、活用して」
 この展示会は、より多くの市民に同サービスの概要や取り組みの内容を知ってもらおうと企画されたもので、解説や写真などをまとめたパネルや点字・録音資料なども展示。
 入場無料で、資料を手に取って見ることもできます。会場は同館3階の展示室で、午前9時半から午後5時まで。
 3日間とも、会場には担当の職員らが待機。入場者の質問への対応や説明にあたることになっています。
 同図書館では「今回の展示で、図書館が行っている障害者サービスの内容を知ってもらい、多くの人に活用してもらえれば」などと話しています。

視覚障害者には読み上げも
 同館では現在、担当職員の中村小夜子さんや森裕美さんさを中心に展示資料の作成や設営の準備を進めており、3日(水)から25日(木)までは同館1階のガラスケース内に一部資料を簡易展示。
 「展示当日、視覚障害をお持ちの方には展示資料の読み上げを行いますので、希望の方はなるべく3日前までにお申し込み下さい」などと話しています。
詳しい問い合わせや、読み上げの申し込みはTel.049-222-0559(中村さん)まで。
(写真は三久保町の中央図書館で)
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「15年間も独占契約、大丈夫?」
 新給食センターPFI業務委託で
        2014年12月04
新井喜一議長
新井喜一議長
給食センター長期業務委託に疑問の声
 4日開かれた市議会12月定例会(新井喜一議長)の議案質疑で、新たに計画されている学校給食センターのPFI業務委託について、特定の業者の独占契約が15年間も続くことに対して疑問視する声が上がりました。

柿田有一市議
柿田有一市議
「民間委託の財政的なメリットは?」
 これは、平成26年度一般会計補正予算で約130億円の追加補正が計上されたことに対し、柿田有一市議(共産党)がただしたもの。
 柿田氏は「新学校給食センターの建設・運営のために130億円を債務(借金)で賄おうという話だが、PFI業務委託による財政的なメリットは?」などと質問。
 矢部竹雄・政策財政部長が「市が直営する場合に比べて約5.6%、金額にして約7億7,000万円の事業費縮減が図れるものとみられる」などと答弁。

「15年も独占契約で問題ないのか?」
 柿田氏はさらに「これまでに例のない15年にも及ぶ業務委託を、地元の業者ではないかも知れない企業(来年7月に落札者決定の予定)と独占契約を結ぶことに問題はないのか?」などと追及。
川合善明市長
川合善明市長
 川合善明市長に対し、「今の市長や部長・市議も、今後15年間ここにいるとは限らない。もし問題が発生したら、誰が責任を取るのか?」「5.6%の予算縮減が、これらのリスクに値するのか?」「長期の独占契約で、癒着や腐敗などが起こる心配は?」などと見解を求めました。
 これらの質問に対し、川合市長は「政治責任は市長が負うもの」「リスクに見合うと考えている」「癒着や腐敗などの心配はないと考える」などと答えました。

議案質疑が繰り広げられた市議会本会議長(イラスト)
議案質疑が繰り広げられた市議会本会議長(イラスト)
来週8日から一般質問の予定
 3日(終日)・4日(午前中)で、これまでに上程された議案に対し本会議場に於ける質疑は終了。
 それぞれ、関係する常任委員会(12日午前10時から・傍聴可)に詳細な審議が付託されました

 8日(月)午前10時から11日(木)までは一般質問が予定されており、こちらも傍聴することができます。
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「川越の成功例を全国に」
 石破茂・地方創生相が川越を訪れ街頭演説
       2014年12月03
川越を訪れ、地方創生の大切さなどを訴える石破茂・地方創生相(左)。中央は中野英幸県議、右は川合善明市長
川越を訪れ、地方創生の大切さなどを訴える石破茂・地方創生相(左)。中央は中野英幸県議、右は川合善明市長

石破茂・地方創生相が川越に
 衆院選2日目となる3日夜、石破茂・地方創生相が川越を訪れて街頭演説。約30分にわたって地方創生の大切さなどを訴えました。
 この日、石破氏は秋田県内の遊説に続き大宮で演説した後、午後7時すぎに川越駅東口のクレアモール商店街入口に到着。

8℃前後と冷え込む中、石破氏の演説を聞く市民らでアトレ入口周辺は埋め尽くされ
8℃前後と冷え込む中、石破氏の演説を聞く市民らでアトレ入口周辺は埋め尽くされ
「もっと大勢の外国人が川越に」
 石破氏は、「『小京都』は全国あちこちにあるが、『小江戸』は川越しかない。大勢の人を引き付ける魅力を持ったまち。川越氷川神社には、外国語で書かれた絵馬がたくさんあるという。電車が直通になり、この川越には世界中からもっと大勢の人がやって来るようになる」などと称賛。

「川越の成功例を全国の地方に」
 「地方の人口がどんどん減っていく減少に歯止めを掛けなければ、日本全体が衰退する。今こそ、『ここにしかないもの』で成功した川越の例を全国に広げていかなければならない」などと地方創生について訴えました。

「医療・年金・介護の維持が最大課題」
 また石破氏は、5年前に自分たちが野党に転じたときの反省や、その後3年半の政権を批判した上で、「今、医療・年金・介護をどうやって維持していくのかが国政の最大課題。地方では収入増の実感がない中で、消費税10%の実施を1年半先送りした。この選挙は、政策転換の是非を問うためのもの。今後、さらなる努力を続けることでアベノミクスを地方に浸透させなければならない」などと話しました。

師走の寒中、会場は市民でびっしり
 師走を迎え、気温8℃前後と冷え込む中、道路を挟んだ向かいのアトレ入口周辺は、石破氏の話を聞こうと集まった一般市民や支援者らでびっしり。道行く買い物客も足を止めて聞き入っていました。 
(写真は川越駅東口のクレアモール入口周辺で)
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定数1に前職2・新人2人が立候補
 第47回衆院選公示で埼玉7区・第一声
        2014年12月02
根本 千裕(55)
根本 千裕(55)
次世代の党(新)・重複
富士見市ふじみ野西2丁目在住
かみやま 佐市(60)
かみやま 佐市(60)
自由民主党(前)・重複
富士見市針ヶ谷2丁目在住
長沼 ちね(64)
長沼 ちね(64)
日本共産党(新)・小選挙区
川越市的場在住
こみやま 泰子(49)
こみやま 泰子(49)
民主党(前)・重複
川越市新富町1丁目在住

前職2人・新人2人が立候補
 第47回衆議院議員選挙が2日公示され、小選挙区埼玉7区(川越市・富士見市・ふじみ野市)では1議席に対し現職2・新人2の4人が立候補。14日の投開票日に向け、12日間の舌戦に火ぶたが切られました。

朝9時までに届け出、七つ道具を
受付の順番を待って立候補を届け出、選管職員から"選挙の七つ道具"を受け取る候補者や選挙事務所関係者=元町の川越市役所で
受付の順番を待って立候補を届け出、選管職員から"選挙の七つ道具"を受け取る候補者や選挙事務所関係者=元町の川越市役所で
 この日、午前8時半から元町の川越市役所に設けられた立候補届け出の受付会場には、候補者や選挙事務所の関係者らが駆けつけ、順番を待って手続き。
 選挙事務所の標札・街頭演説用標旗・街頭演説用腕章・個人演説会用立札など”選挙の七つ道具”を受け取りました。

川越駅前や本川越駅前で第一声
 埼玉7区では午前9時までに、根本千裕候補(次世代の党・新・55・富士見市)、かみやま佐市候補(自由民主党・前・60・富士見市)、長沼ちね候補(日本共産党・新・64・川越市)、こみやま泰子候補(民主党・前・49・川越市)の4人が順番に立候補を届け出。
 届け出を済ませた各候補は、駅前など有権者が多く集まる場所に陣取って第一声。政策を訴えながら支持を呼び掛けました。

根本千裕候補
根本千裕候補
根本氏「日本を誇りの持てる国に」
 次世代の党から出馬した根元氏は、午後0時半から川越駅東口の商店街クレアモール入口で第一声。
 同党の県第7支部長を務めていますが、市政・県政・国政を含め選挙は初めての挑戦。
 主な政策は「国民の手による新しい憲法の制定」「強固な財政の確立と強い経済の復活」「道徳教育の強化」。
 これまで、商社勤務でドイツやフィリピン、ベトナムなど90カ国で海外生活を経験。
 第一声では「世界の中で日本の国力が徐々に落ちてきており、残念。日本人はモラルや勤勉さなど、世界でもトップレベル。かつてアジアの巨人と呼ばれた誇りを取り戻せるよう尽力したい」などと訴えました。


かみやま佐市候補
かみやま佐市候補
かみやま氏「アベノミクスの継続を」
 自民党のかみやま氏は、午前10時から川越駅東口の商店街クレアモール入口で第一声。
 自民党・公明党の市議や県議・元衆院議員ら大勢の応援に囲まれて支持を訴えました。
 同氏は、県議3期を経て2年前の衆院選に初出馬し当選。主な政策は「もっと元気に、日本を守る8つの政策」として「災害から守る・地域を守る・経済を守る・社会保障で安心を守る・農業を守り環境を守る。教育を守る・主権や領土を守る・絆を守る」を掲げています。
 第一声では「努力した人が報われる社会の実現に向け、経済を成長させるためにアベノミクスを続けていかなければならない」などと訴えました。

長沼ちね候補
長沼ちね候補
長沼氏「戦争・原発・増税をストップ」
 共産党の長沼氏は、午前11時から川越駅東口の商店街クレアモール入口で第一声。
 元幼稚園教諭で党県西部地区委員長を務めており、選挙のたびに党を代表して果敢に挑戦。
 主な政策は「消費税10%への増税中止」「アベノミクスをストップ」「海外で戦争する国を許さない」「再稼働ストップ・原発ゼロの日本へ」「沖縄の米軍新基地建設中止」など。
 第一声では「いまこそ政治を変える絶好のチャンス。集団的自衛権の行使容認で、若者や子どもたちを戦地に送るような国にしてはいけない」「消費増税をストップし、大企業や富裕層の資金で福祉の充実を」「いまだに高濃度の放射線が出たままになっているような原発は廃止し、自然エネルギーに切り替えるべき」などと訴えました。

こみやま泰子候補
こみやま泰子候補
こみやま氏「くらし守り、住みやすい国に」
 民主党のこみやま氏は、午前10時から本川越駅前で第一声。
 これまで県議を2期、国政(当選4回)では衆議院農林水産委員長や同外務委員長、生活の党の国対委員長や選挙対策委員長などを務めてきました。
 前回の衆院選では日本未来の党から出馬。小選挙区では3位で苦戦しましたが、比例区で当選を果たしました。今回は生活の党を離党し、古巣の民主党からの出馬となりました。 
 主な政策は「くらしを守り、住みやすい日本をつくる」で、「くらしを守る」「子どもの将来を守る」「格差是正」の3つの政策を提言しています。
 第一声では「安倍政権は自分と異なる意見は切り捨て、地方経済を窮地に追い込み、格差を拡大させている。多様な働き方と安定した収入のため、同一労働同一賃金法や議員定数削減、消費増税凍結を実現させ、税金の無駄遣いを許さない政治を目指して地元川越の発展にも力を尽くしたい」などと訴えました。

期日前投票、市役所では明日から
 公示日当日の市内有権者数は、28万3,701人(男14万1,687人・女14万2,014人)。
 期日前投票は、市役所本庁舎7階ではあす3日(水)から、アトレ6階コミュニティルームと西文化会館「メルト」と高階市民センターでは7日(日)から、いずれも13日(土)まで。
 14日(日)は市内56会場で投票が行われ(午前7時から午後8時まで)、午後9時から即日開票され当日夜半には大勢が決まるものとみられます。
商店街の入口で市民や買い物客・支援者らに支持を訴える衆院選の立候補者ら=川越駅東口のクレアモール入口で
商店街の入口で市民や買い物客・支援者らに支持を訴える衆院選の立候補者ら=川越駅東口のクレアモール入口で
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学校給食費、来年度から350円値上げ
 12月議会初日に副市長が報告
     2014年11月27
新井喜一議長
新井喜一議長
副市長が学校給食費の改定を報告
 市議会第6回定例会(12月議会・新井喜一議長)が27日から始まり、議案の上程に先立ち奥山秀副市長が市政報告。
 学校給食費を来年4月1日から月350円値上げする方針であることを明らかにしました。

奥山秀副市長
奥山秀副市長
消費増税で食材値上がりや授業日数増で
 それによると、学校給食は学習指導要領の改正による授業日数の増加による給食回数の増加、消費税の3%値上げに伴う食材の値上がりなどでこれまで通りの運営が限界に。市では献立の見直しや実施回数を2日削減するなどで対応してきました。
 10月27日に開かれた教育委員会第8回定例会で、来年度以降の学校給食費の改定について審議。児童(小学校など)では月額4,000円が4,350円に、生徒(中学校など)では同4,900円が5,250円に、それぞれ350円値上げされることが議決されました。
 奥山副市長は「今後も学校給食検討懇話会の提言を踏まえ、給食の質の向上とともに充実に努めていきたい」などと理解を求めました。

川合善明市長
川合善明市長
駐輪場や南公民館の利用料改定など36議案
 今議会の会期は、12月19日までの23日間。川合善明市長は、市自転車駐輪場の利用料金改定や南公民館の施設利用料改定、新斎場の工事計画や補正予算など36件の議案を上程。
 12月3日から2日間の質疑を経て、12日の各常任委員会で付託された議案が審議される予定です。また、8日(月)午前10時からは一般質問が予定されています。

27日から始まった12月定例会の本会議場(イラスト)
27日から始まった12月定例会の本会議場(イラスト)
衆院選の日程と市議会審議が重なる
 今議会は質疑の日程が、突然の解散により急きょ決まった衆院選(2日公示・14日投開票)の期間に集中しており、各市議とも衆院選の応援などスケジュールが厳しい中での開催。
 このことから、空転や時間延長などは可能な限り避けたいとの意向が全体的に働くのではないかとみられています。
 本会議2日目は12月3日午前10時から始まる予定で、誰でも傍聴できます。
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「もっと気さくに話せる場を」
 タウンミーティングで若者から市政に生の声
          2014年11月20
普段市政に感じていることを、それぞれの視点で話す若い参加者
普段市政に感じていることを、それぞれの視点で話す若い参加者

20歳前後の若者16人が生の声
 市民との意見交換を通じ、生の声を市政に活かそうという「川合市長と語り合うタウンミーティング」が20日午後6時から約1時間半、脇田町のアトレ6階にある生活情報センターで開かれました。
 今年度6回目となる今回は、次世代を担う若者の声を聞こうと20歳前後の男女16人(男性6人・女性10人)を招き、テーマを決めず自由な意見や質問・要望を話してもらいました。

若者の質問に答える川合善明市長
若者の質問に答える川合善明市長
市の回答に、再質問の場面も
 市側からは川合善明市長のほか、奥山秀副市長、木島宣之・市民部長らが出席。それぞれ分野別に答えました。
 これまでのタウンミーティングでは一問一答のやりとりが普通でしたが、今回参加した若者らは市の回答を聞き流すことなく、さらに踏み込んで質問する場面が見られました。

「それって、何年後のことですか?」
木島宣之・市民部長
木島宣之・市民部長
 「南古谷に住んでいるが、夜になると真っ暗で人通りも少なくなって恐い。街灯やパトロールなどを増やしてほしい」などの声には、市長が「防犯パトロールなども行われているが、夜遅くなると難しい」などと回答。
 木島市民部長が「市内に約2万2,000灯の防犯灯があり、今年度中に2万500灯を明るいLEDに交換する。新たな要望があれば自治会長に言ってほしい。新河岸駅周辺の整備が終われば南古谷駅周辺の整備に入るので、夜も明るくなると思う」などと補足。
 それに対し、「それは、いつ始まるんですか?」との質問が。市長は明言を避けましたが、木島部長が「10年先ぐらい」とめどを示しました。

女の子からも堂々と自分の意見や質問が
女の子からも堂々と自分の意見や質問が
「歩道整備など遅れている?」
 「歩道整備や道路の段差解消など、社会基盤整備が他市と比べて遅れているのでは?」などの声も。
 川合市長が「歩行者の安全を確保するための歩道など、道路については整備しなければいけないところがたくさんあることは知っている。交通量の多いところが優先になってしまうが、周辺部もしっかり整備していきたいと考えている」などと回答。
 「急を要する個所があれば、自治会長を通じて要望してもらえば、少しは早まると思います」との説明には、「えっ、そうなんですか?」と驚くリアクションも。
奥山秀副市長
奥山秀副市長
 また、奥山副市長が「道路整備は現在、通学路など子どもたちの安全確保を優先に考えて進めています。歩道のスペースが確保できないところでは、緑色に色分けしてしています」などと補足しました。
「市の宣伝力が弱いのでは?」
 「市内でいろいろ面白いイベントをやっているのに、知られていない。宣伝力が弱いのでは?」の声には、市長が「改善していきたい」と答えましたが、「市長個人としては、どんな宣伝が良いと思うか?」などと、すかさず質問が。
 市長が「SNSの活用やマスコミに取り上げてもらうよう働き掛けることも必要だと思う」と答えると、「文字ばかりの記事だと誰も見ないので、ぜひ見たいと思うような工夫を考えてほしい」との要望が出されました。

市長を前に緊張しながらもはっきり自分の意見や質問を話す参加者
市長を前に緊張しながらもはっきり自分の意見や質問を話す参加者
「やりたいけど難しい政策は?」
 「一番力を入れている政策・やりたいけど難しい政策は?」には、市長が「子どもの安全確保や医療費無料化など、子どもに対する施策については、優先順位を高くしてやっている」「市駅周辺の整備はぜひやりたいと思っているが、鉄道会社との折衝や整備費用の財源確保が難しい」などと答えました。
新鮮な意見や提案も
新鮮な意見や提案も
 「学校に関わる施策は?」には、市長が「授業や生活指導などを補助するオールマイティーチャーを市で派遣しており、教育現場から好評を得ている」などと回答。
 奥山副市長が「校舎の老朽改修や太陽光パネルの設置、トイレ改修などもやっています」などと補足しました。

「特養の入居待ちの人が大勢いるが?」
 「特別養護老人ホームの入居を待っている人がたくさんいるが、市長の考えは?」の質問には、市長が「1,000人ぐらいの人が入居を待っており、補助金を出して施設を増やしてもらっているが、いろんな制約があっていっぺんには増やせないのが現状。できるだけ在宅でケアを受けるようにしようというのが、国の方針になってきている」などと説明しました。

参加者からは若者らしい意見や質問が
参加者からは若者らしい意見や質問が
参加者からは若者らしい意見や質問が
「堅苦しい雰囲気だと意見言えない」
 このほか、「成人式を日曜日にしてほしい」「観光地としては案内板や地図が少なすぎる」「姉妹都市交流などに参加する機会の拡充を」「スポーツなどで活躍した人など、頑張っている人をもっとたたえる仕組みを」「一番街の歩行者天国は迷惑なので、減らしてほしい」などの意見や要望が。
 中には「意見交換の前、市長は黙って座っていてちょっと恐かった。堅苦しい雰囲気だと意見が言えないので、もっと気さくに話せる場を設けてほしい」などの声も出て、会場が爆笑に包まれる場面も。

「新しい視点での意見聞く場つくりたい」
 意見交換後、川合市長は本紙取材に「いろんな貴重な意見や、私に対するアドバイスも頂けてとても良かった。これからも若い人の新しい視点での意見を聞ける場を(タウンミーティング以外でも)つくっていきたい」などと話していました。
 参加者からは「市長はまじめで堅苦しいイメージだったけど、笑顔を見てほっとした」「普段思っていることを、なかなか市に伝えられないが、こういう機会があって有意義だった」などの声が聞かれました。
(写真は、脇田町のアトレ6階の生活情報センターで)

若者とのタウンミーティングで挨拶する川合善明市長(左)
若者とのタウンミーティングで挨拶する川合善明市長(左)
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「戦争をなくすには?」
 池上彰さんが子ども大学かわごえで授業
      2014年11月15
池上彰さんが投げ掛ける質問に会場の子どもたちが次々と手を挙げて回答
池上彰さんが投げ掛ける質問に会場の子どもたちが次々と手を挙げて回答

戦争が起こる理由や回避策などについて、子どもたちに質問を投げ掛ける池上彰さん
戦争が起こる理由や回避策などについて、子どもたちに質問を投げ掛ける池上彰さん
小学生ら267人が池上彰さんの授業聴く
 時事問題などの分かりやすい解説で知られる、ジャーナリストで東京工業大教授の池上彰さん(64)が、15日午後2時から的場の東京国際大第2キャンパスで授業。
 子ども大学かわごえ(遠藤克弥学長)の子どもたち(4〜6年生)145人が授業に参加したほか、保護者95人や来賓27人ら計267人が受講しました。

今回は新テーマ「なぜ戦争が起こるのか」
 池上さんは、「なぜ・どうして?といった疑問や好奇心から、学ぶ喜びを大切にする」子ども大学の趣旨に賛同。開校当初から毎年同校を訪れて講義しており、今回で6回目。
 前回までは「お金について」がテーマでしたが、今回は酒井一郎理事長のリクエストで「なぜ戦争が起こるのか?」について講義。
 まず池上さんは、子どもたちに「戦争はどうして起こるんだと思う?」と質問。会場の子どもたち(4年50人・5年36人・6年59人)からは次々と手が挙がり、それぞれが考えた理由を答えました。

池上さん(左)の質問に、思い思いの考えを話す子どもたち
池上さん(左)の質問に、思い思いの考えを話す子どもたち
「戦争を未然に防ぐには?」
 続いて池上さんは、子どもたちの素朴な答え一つずつに対してコメントしながら黒板に書き移し、「どうしたら、領土や資源・食料・思想・宗教などをめぐる争いを防げるのか」について質問。
 子どもたちからは「紛争地域を等分割する」「共有し、資源を分ける」「争いになっている領土部分は、どちらの物でもなくする」「地球を一つの国にする」「世界を複数のグループに分ける」「第三者が紛争の仲裁に入る」「紛争国を含む各国の代表が会議をする」「紛争対象地域は国連が管理する」などの答えが。

子どもたちの考えをまとめることを中心に授業を進める池上彰さん
子どもたちの考えをまとめることを中心に授業を進める池上彰さん
出された案を子どもたちが討論
 それぞれの案に対し、別の子から問題点の指摘や「難しいのでは?」などの声が。
 男の子の「2資源を分け合う」案には、女の子から「2つに分ける場合、欲しい部分が相手に渡ると合意しないのでは?」の声が。
 声に対し、発案者の男の子が「共有にすればいいのでは」などと反論。女の子は「共有では資源の取り合いで、もめるのでは?」と応戦。男の子の「資源を等分割する仕組みをつくればいい」の反論には、女の子が「それでも、もめると思う」などと意見のやりとりが交わされ、さながらディベート(討論の一形態)が繰り広げられました。

討論たたえ、ディベートの大切さ話す
 池上さんは「このように、相手の言い分を聞いた上できちんと反論し、皆を納得させる力を付けてほしい」と話し、2人のやりとりをたたえました。
 
池上さんの授業に聴き入り、熱心にメモを取る子どもたち
池上さんの授業に聴き入り、熱心にメモを取る子どもたち
「皆で問題について考え、出た意見について無理な点や解決策について話し合うことが大事なこと。これまでのいきさつを知らないからこそ新鮮なアイディアも出てくる可能性があり、これがとても大切なんだと思います」などと話しました。

大人たちの取り組み事例なども紹介
 池上さんは、子どもたちから出た案について、EU(欧州連合)の結成や国連の仲裁・関税をめぐる貿易協定など、実際にこれまで大人たちが行ってきた政策の例を紹介。
 うまくいった点や、うまくいっていない事例について説明し、国どうしが利害をめぐって和解することの難しさについて話しました。
 授業は10分間の休憩を挟んで約2時間に及びましたが、子どもたちは池上さんの分かりやすい話に目をキラキラと輝かせ、真剣に聞き入っていました。

授業の最後に花束を贈られる池上彰さん(左)
授業の最後に花束を贈られる池上彰さん(左)
「まずは個人の信頼関係築くことから」
 最後に池上さんは「システムをいくら作っても、互いの信頼関係がなければうまくいかない」「相手の国に友人がいると、互いに殺し合いはしたくないもの。国どうしの信頼関係は、個人どうしの信頼から生まれる。海外から訪れた人に、本当の日本を知って好きになってもらうことも大切。地道なことだが、戦争を減らすには日本が好きな外国の友人を1人ずつ増やしていくことから始めていくしかないのではと思う」などと話しました。

「子どもならではの素朴な発想が大切」
 授業を終え、池上さんは本紙取材に「皆がいろんなことを考えてくれて、新鮮でとても面白かった。子どもたちが日ごろ考えていることを引き出して整理する中で、ディベートも成立するなど見事だった。皆が力を持っているなと感心した」「大学の授業では見られないような、子どもならではの素朴な発想は、むしろそっちの方が大切なのかなと思う。それを、うまく活かしていくことが大事」などと話していました。
(写真は的場の東京国際大第二キャンパスで)
最後に講師の池上彰さん(中央)を囲んで記念撮影
最後に講師の池上彰さん(中央)を囲んで記念撮影
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「災害時の要支援者策が急務」
 ボランティア団体の代表らと意見交換
      2014年11月13
日ごろの活動を通じ感じたことを市長と意見交換するボランティアグループの代表ら
日ごろの活動を通じ感じたことを市長と意見交換するボランティアグループの代表ら

参加者からは具体的な意見や質問が
参加者からは具体的な意見や質問が
市民の生の声を市政運営に活かす
 市民との意見交換を通じ、生の声を市政に活かそうという「川合市長と語り合うタウンミーティング」が、13日午後6時半から元町の川越市役所で行われました。

ボランティアグループ代表ら出席
 これは川合善明市長が就任以来、毎年続けているもので、年度毎に職業別や分野別・地域別に中心となって活動する市民らを招いて開催。
市民の質問に答える川合善明市長
市民の質問に答える川合善明市長
 今年度5回目となるこの日は、日ごろボランテアで奉仕活動を続ける市民グループの代表ら20人(男性3人・女性17人)が参加。
 市側は川合市長のほか奥山秀副市長、木島宣之・市民部長、庭山芳樹・福祉部長らが出席し、分野別に市民の質問に答えました。

市長に質問や意見を述べる参加者
市長に質問や意見を述べる参加者
「活動に補助なく苦しい」
 市民ボランティアグループは市の補助も受けていないため、活動資金の悩みや若い後継者確保についての悩みや意見などが出たほか、日ごろの活動の中で困っている声などが多く聞かれました。
 「難聴者補助活動に必要なOHP(投射機)などは大変高価だが、貸し出しや購入補助もなく個人で購入するしかなかった。保管場所も貸してもらえず、使う度に重たい思いをしている」などの声には、川合市長が「何らかの補助ができるのか検討させてもらいたい」などと回答。
奥山秀副市長
奥山秀副市長
 市社会福祉協議会の代表も務める奥山副市長が「運営についての補助制度はあるが、備品購入についての補助は記憶にないので、よく調べさせていただきたい」などと補足しました。

「活動に自治会館使いたい」
木島宣之・市民部長
木島宣之・市民部長
 「ボランテア活動で公民館を使うにも利用料金が掛かるなど、活動場所を確保するのが大変。自治会館も、メンバーに地域外の人が含まれていると使わせてもらえない」などの声には、木島市民部長が「公民館使用は有料だが、自治会館は自治会によっては非営利のボランテア活動に対し、無料で貸し出すところもあるので相談してほしい」などと答えました。

庭山芳樹・福祉部長
庭山芳樹・福祉部長
「使いにくいガス栓や流し改善を」
 「精神障害者が集まって移動する際の交通費が大変」の声には、庭山福祉部長が「年2回使える市の福祉バスは精神障害の人が対象外になっているが、今後検討したい」などと答えました。
 「公民館や、できたばかりの市民センターのガスの元栓が足元の低い位置に付いているので使いにくい。洗い場も小さくて困っている。設計の段階で改善できないか」の声には、木島市民部長が「今後そのようなことがないよう、きちんと申し伝えたい」などと回答。
日ごろの活動を通じ感じたことを意見や質問で述べるボランティアグループの代表ら
日ごろの活動を通じ感じたことを意見や質問で述べるボランティアグループの代表ら
日ごろの活動を通じ感じたことを意見や質問で述べるボランティアグループの代表ら
日ごろの活動を通じ感じたことを意見や質問で述べるボランティアグループの代表ら 日ごろの活動を通じ感じたことを意見や質問で述べるボランティアグループの代表ら
日ごろの活動を通じ感じたことを意見や質問で述べるボランティアグループの代表ら
日ごろの活動を通じ感じたことを意見や質問で述べるボランティアグループの代表ら
 市長も「きめ細かな点に注意が行き届かない面があるので、今後十分気を付けたい」と約束しました。

「シャトルバス廃止で不便」
 「使っていたシャトルバスの路線が廃止になり、不便になった。何とかならないか」の声も。
 これに対し、市長が「空気を運んでいるような実態の路線もあり、廃止に踏み切った。利用者の少ないところでは、乗り合いタクシーのように使えるデマンドバスの利用実験をして導入を考えている」などと答えました。

「災害時、意思疎通できず不安」
 「障害者が災害時に避難する際、病気を持っていても本人がコミュニケーションできない場合など、情報カードの携帯など対応策はどうなっているのか」などの声には、木島市民部長が「人工透析が必要な腎臓病患者については、地域防災計画の見直しの中で準備を進めています」などと回答。
 
「知的障害の場合、自分の事が伝えられないので対応が不安。トリアージのような、本人の状況が示せるシステムは?」の声には、市長が「障害者や認知症の高齢者などコミュニケーションに不安のある人については、本人の情報を記載したカードなど、なるべく早く導入できるようにしていきたい」と答えました。

「要援護者の救助策が大きな課題
 意見交換後、川合市長は本紙取材に「災害時に、障害者や高齢者をどう助けるかが非常に大きな課題。少しずつでもしっかり検討を進めて制度を作っていかなければならないと強く感じた」などと回答。
 「病名や常用している薬などを書いた紙を入れた筒を冷蔵庫に入れておいてもらうシステムを始めたが、いまひとつ効果が出ていない。普及するよう、さらに努力していきたい」などと話していました。
(写真は元町の川越市役所で)

ボランティアグループの代表らとの意見交換で挨拶する川合善明市長(左)
ボランティアグループの代表らとの意見交換で挨拶する川合善明市長(左)
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