【ニュース短信保存庫 2012年10〜12月】 
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独自の災害対策本部が発足
 
川越市議会が設置要綱決める
     2012年12月21
21日に独自の災害対策支援本部の設置要領を決めた川越市議会(イラストは本会議場)
21日に独自の災害対策支援本部の設置要領を決めた川越市議会(イラストは本会議場)
全国的な動きで県内4番目の発足
 川越市議会(小野澤康弘議長)は21日開かれた議会運営委員会(若海保委員長)で、市議会独自の災害対策支援本部について設置要領を決め、同日発足させました。
 昨年1月の東日本大震災発生後、自治体とは別に議会独自の災害対策組織を設置する動きが全国的に広がりを見せる中、県内でもこれまで鶴ヶ島市・越谷市・和光市で同様の組織が発足しており、川越市議会が4番目となります。


小野澤康弘議長
小野澤康弘議長
若海保・議運委員長
若海保議運委員長
3月の被災地視察で必要性を痛感
 同市議会では今年3月、当時の議会運営委員(小野澤康弘委員長)のメンバーら約10人が東北の被災地を視察。
 災害時にあって議員の迅速で適切な活動の指針を定めることで、被害の拡大防止や災害の復旧に欠かせない対策支援本部の設置の必要性を痛感。
 これまで若海委員長の下、議運での話し合いを繰り返し要領を練ってきました。

市の対策本部を協力・支援し活動
 要領は9ヶ条からなり川越市議会議員は全員、被害の拡大防止や災害の復旧に寄与すること、市の災害対策本部に協力・支援し災害対策にあたること、市対策本部の情報を本部員を通じ市民・地域に伝えること、議長を本部長・副議長を本部長代理とすること、各会派の代表を副本部長とすることなどが定められています。
 市議会では今後、同本部として訓練を行い、市の災害対策本部が設置された際には議会事務局長が会議に出席して情報収集にあたることにしています。
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中学生暴力事件受け、新井教育長
「一般生徒の安全守らなければ」

 文化教育常任委で市教委が事実報告
         2012年12月19
文教常任委など4つの常任委員会に審議を委託した市議会第4回定例会(本会議場のイラスト)
文教常任委など4つの常任委員会に審議を委託した市議会第4回定例会(本会議場のイラスト)
2校で暴力事件、中2男子2人逮捕
 市教育委員会(新井孝次教育長)は、19日に開かれた文化教育常任委員会(山木綾子委員長)で、今年9月と12月に市内の中学校2校で起こった暴力事件などについて報告。
 それぞれ、加害者の少年が今月13日に川越警察署に逮捕され、取り調べを受けていることなどを明らかにしました。


校庭で同級生の左腕を数回足蹴り
 1件目の事件は、9月18日午後4時25分に発生。2年生の男子生徒(14)が、同じクラスの男子生徒(14)の言葉に腹を立て暴行。校庭で左前腕部などを数回足蹴りするなどし、全治1週間程度のけがを負わせたもの。
 被害者の保護者が悩んだ末に、今月11日に川越署に被害届を提出。13日午前8時10分に同生徒が逮捕されました。
同生徒は、これまで不特定の生徒や教師にも暴言を度重ねるなど問題を起こし、校長や教職員の指導が続けられていたといい、いじめとの関係はないとみられています。

ベルトで同学年の男子の顔を殴打
 2件目は、今月13日午後1時ごろ発生。2年生の男子生徒(14)が、同じ学年の男子生徒(14)に対し、教室内でベルトで顔面をなぐりけがを負わせたもの。
 事態の悪化を危ぐした校長が川越署に通報、駆け付けた警察官により加害者の生徒が逮捕されました。2人の間にはこれまであまり交流はなく、いじめとは無関係ではないかとみられています。
 また、同生徒はこれまで暴力行為などを繰り返してきたことから、スクールサポーターも加わって対応にあたるなど市教委でも状況を把握していましたが、「学校の指導の限界を超える状態だった」(市教委)といいます。

いじめ被害者の保護者が市など訴え
 このほか、今年1月に起こったいじめによる暴行事件で意識不明の状態が続いている男子中学生(当時15)の保護者が、加害者の男子生徒3人や学校・市に対して1億1,633万2,430円の損害賠償を求めて、さいたま地裁川越支部に訴えを提出していることなどが報告されました。

防げなかった学校内の暴力逮捕事件
 これらの報告について、明ヶ戸亮太氏(みんなの党)・三浦邦彦氏(自民無所属クラブ)・牛窪多喜男氏(市民フォーラム)・中村文明氏(公明党)・若狭みどり氏(公明党)ら5人の委員や小野澤康弘議長が、市教委の対応や詳しい内容などをただしました。
新井孝次教育長
新井孝次教育長
 これらに対し、新井教育長や猪鼻幸正・学校教育部長、新保正俊・同副部長らが答弁。いずれのケースも当該生徒への指導が粘り強く続けられてきた末に起こったこと、学校現場での指導の域を超える状況だったことなどが語られました。

「警察と連携し、毅然とした対処を」
 1月に起こった悲惨な暴力事件を受け、再発防止に取り組む中で2件もの暴力事件・生徒の逮捕が起こったことについて新井教育長は、本紙取材に「これまで粘り強く指導を繰り返してきたのに、結果的に逮捕に至るような暴力が発生したことは、残念で悔しくて仕方がない。学校には生徒の安全を守る義務があり、何の罪もない子どもが被害に遭うことはあってはならないこと。一昨日に開いた校長会で、暴力行為に対しては英断を持って、警察との連携で毅然とした対処をしていくことを確認した」などと話していました。

川合善明市長
川合善明市長
「指導主事やOB教員派遣など対処」
 また、川合善明市長は「大変残念であるとしか言いようがない。こうした事件が再発しないよう、問題を抱えている学校に対して今月から指導主事1人を常駐させるようにしたほか、来年4月からは市の予算でOB教員を雇い、授業や生徒指導にあたるよう配置することを考えている」とコメント。
 意識不明の男子生徒の保護者から訴えられている件については、「弁護士と相談しながら、きちんと対応していきたい」と話しています。
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第46回 衆議院議員選挙
川越の小宮山氏(未来)議席守る

 小選挙区ではふじみ野市の神山佐市氏(自民)
     2012年12月17午前01時55分結了
母・乃理子さん(前列中央右)や支援者らと一緒に万歳三唱で当選を喜び合う小宮山泰子氏(前列中央左)=17日午前0時ごろ、新富町の選挙事務所で
母・乃理子さん(前列中央右)や支援者らと一緒に万歳三唱で当選を喜び合う小宮山泰子氏(前列中央左)=17日午前0時ごろ、新富町の選挙事務所で

午後9時を待って一斉に開票開始=下老袋の川越運動公園総合体育館で
午後9時を待って一斉に開票開始=下老袋の川越総合体育館で
川越の小宮山氏(未来)が議席守る
 解散による第46回衆議院議員選挙は16日に投・開票が行われ、川越市から出馬した小宮山泰子氏(日本未来の党・新富町・47)が比例区で当選(4回目)を果たし、議席を守りました。
 元参院議員の島田智哉子氏(民主党・新富町・50)は衆院に鞍替えしての挑戦でしたが、今回も及びませんでした。
 また、川越市を含む小選挙区(埼玉7区)では、ふじみ野市の神山佐市氏(自民党・58)が当選しました。

 (注:候補者名は本文では本名、表中では届出表記としています)

神山氏は開票前に万歳、川越離れる
 全国的に自民党の圧勝が伝えられる中、神山氏は開票作業が始まる30分前に当選を確信し、支援者らと万歳三唱。開票時には川越を後にし、他市に移動しました。

必勝だるまに目を入れ当選を実感=17日午前0時27分、新富町の選挙事務所で
だるまに目を入れ当選を実感=17日午前0時27分、新富町の選挙事務所で
比例区で当選の小宮山氏
午前零時直前に当選の報
 新富町にある小宮山氏の選挙事務所に、比例区での当選が伝えられたのは日付が変わる直前の午前零時直前。
 小宮山氏は、テレビの速報を見て次々と訪れる支援者らと握手を交わし、母・乃理子さんらと共に皆と喜びを分かち合いました。
 続いて全員で万歳三唱し、必勝だるまに両目を入れ、当選の実感をかみしめていました。

川越市の投票率(下段は前回の衆院選)
選挙区分
合計



今回の衆院選
(2012.12.16)
57.08%
(-8.54%)
54.97%
(-10.66%)
56.02%
(-9.58%)
前回の衆院選
(2009.08.30)
65.59%
65.61%
65.60%


今回の衆院選
(2012.12.16)
57.06%
(-8.51%)
54.95%
(-10.63%)
56.01%
(-9.56%)
前回の衆院選
(2009.08.30)
65.57%
65.58%
65.57%
今回の当日有権者数=28万580人
( 男14万539人・女14万41人)
「地元の声、国政にしっかり伝えたい」
 小宮山氏は、本紙取材に「本当に厳しい選挙だった。信念を貫き通してきたので、選挙で自分を訴え続けることができた。自民圧勝は、政権交代が起きやすい小選挙区制の特徴が顕著に出た例だと思うが、新たな議会が暴走しないよう歯止めの役割をしっかり果たしていきたい」「当選できたのは、川越の皆さんが小宮山を再び国政に送り込まなければと応援してくれたおかげ。地元の声をきちんと国政に伝え、繁栄させる役割をしっかり担っていきたい」などと話していました。
【小選挙区】川越市内の開票結果
(17日午前1時25分・結了)
 
候補者氏名
党派など
得票数
1
かみやま 佐市
自民党・新
48,803
2
こみやま 泰子
日本未来の党・現
32,694
3
矢口 健一
日本維新の党・新
30,536
4
島田 ちやこ
民主党・現
26,792
5
長沼 ちね
共産党・新
12,110
かみやま氏は小選挙区での当選。
こみやま氏は比例区での当選。
有効投票数=15万935票
無効投票数=6,255票
持ち帰り=1票

【比例区】川越市内の開票結果
(17日午前1時55分・結了)
投票政党
得票数
前回の結果
1
自由民主党
34,957
民主党
2
日本維新の会
29,284
自由民主党
3
民主党
23,617
公明党
4
公明党
21,978
日本共産党
5
みんなの党
16,090
みんなの党
6
日本未来の党
14,334
社会民主党
7
日本共産党
10,676
国民新党
8
社会民主党
2,869
新党日本
9
幸福実現党
420
幸福実現党
有効投票数=15万4,225票
無効投票数=2.920票
持ち帰り=3票
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市長選は三つどもえの闘い
 
選管が立候補予定者説明会
       2012年12月15
杉本智子・選管委員長(中央)らから立候補届け出の準備や手続きなどについて説明を聞く3つの陣営の6人(手前)
杉本智子・選管委員長(中央)らから立候補届け出の準備や手続きなどについて説明を聞く3つの陣営の6人(手前)

市長選は1月20日告示・27日投開票
 任期満了に伴い、来年1月20日告示・27日投開票される川越市長選の立候補予定者説明会が、15日午後1時半から元町の市役所で開かれました。

粕谷秋山正・選管事務局長副事務局長から届け出に必要な書類について細かな説明を聞く各陣営の代表ら
粕谷秋山正・選管事務局長副事務局長(中央)から届け出に必要な書類について細かな説明を聞く各陣営の代表ら
2期目目指す現役に
新人2人が挑戦か?
 説明会には再選を目指す現職の陣営から3人、再選を阻もうとする共産党の陣営から2人、現職の政策に異議を唱える市民の陣営から1人の計6人が代表として出席。
 杉本智子・選挙管理委員長や秋山正・選管事務局長、粕谷光宏・副事務局長から届け出の準備や書類の書き方などについて聞いたほか、川越郵便局から選挙葉書(上限8,000枚)についての説明や、川越警察署から選挙カーの仕様や運転手の登録・選挙活動時の注意点などについて説明を受けました。

共産党は候補未定、もう1人は決断中
 2期目を目指して新人の挑戦を受ける川合善明氏(62)の出馬は確定していますが、共産党陣営では現時点で候補者が確定しておらず、告示日までには特定したい考え。
 もう1人の新人はNPO法人の役員を務める小仙波町の男性(57)で、「最終的に出馬するか否かは周囲と相談して決めたい」
などと話しています。
 今回の選挙ではこれまで具体的な対抗馬が名乗りを上げておらず、選挙戦が行われるか否かも注目されてきました。今後、告示日までに更に新たな候補が現れる可能性も残されており、成り行きによっては流動的な様相です。

(写真は元町の川越市役所で)
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「宇宙飛行士のように心身を鍛えよう」
 
川越第一小がNASAの「ミッションX」に参加
    2012年12月13
宇宙について主任研究員らの想定を超える質問も
宇宙について主任研究員らの想定を超える質問も

子どもたちにミッションXについて説明する相羽開発員
子どもたちにミッションXについて説明する相羽開発員
宇宙飛行士の健康管理を体験
 「宇宙飛行士のように心身を鍛えよう」という、NASA(アメリカ航空宇宙局)の「ミッションX(エックス)」プロジェクト日本代表に、郭町の川越第一小学校(伊藤明校長・629人)が選ばれ、13日にJAXA(宇宙航空研究開発機構)の主任研究員らによる導入授業が行われました。
 JAXAの出前授業は、8月に宇宙飛行士の油井亀美也さんが東洋大川越キャンパスでタウンミーティングを行って以来、今年2回目。

食事や運動習慣の大切さ学ぶ
 このプロジェクトは世界中の8〜12歳の子どもたちを対象に、各国の宇宙関係機関が取り組む健康のための食事と運動の啓発活動。
 
宇宙飛行士の健康管理を題材に、食事や運動習慣の大切さを学ぶのが狙いです。

宇宙飛行士も行っているスクワット運動に挑戦
宇宙飛行士も行っているスクワット運動に挑戦
川越第一小など
全国6校が参加
 初年度の昨年は金沢市で実施、今年は川越第一小を含む杉並区・所沢市・呉市・横浜市など6校が日本代表に選ばれました。
 今回は、JAXAの宇宙教育指導者で「子ども大学かわごえ」の理事も務める野村和博さんが、風間清司副市長を通じて市内の小中学校の参加を打診。川越第一小が趣旨に賛同して参加が決まったもの。

30秒静止のスクワットに悲鳴
 この日行われたのはミッションの導入授業で、6年生122人が参加。JAXA開発員の相羽達弥さんと主任研究員の武岡元さんらが、日本の宇宙開発や宇宙飛行士の訓練・健康管理などについて説明。
運動の前後で子どもたちの脈拍をチェックする武岡主任研究員(左)
運動の前後で子どもたちの脈拍をチェックする武岡主任研究員(左)
 子どもたちは、宇宙飛行士も行っているスクワットという運動に挑戦。5回の屈伸運動と30秒間の静止姿勢に、皆が悲鳴を上げていました。
 子どもたちは、運動の前後で脈拍を測り、その変化を実感していました。
 質問コーナーでは「宇宙ステーションの中を絶えず掃除し続けなければいけないのはなぜですか?」「初めて月に行ったとき15分間しかいられなかったのはなぜですか?」など、たくさんの質問が。
 ミッションXの課題は18項目に及び、同校では年内にも子どもたちが取り組むテーマを選び出し、新学期から2カ月間、課題克服に挑戦。来年3月中には結果をまとめてNASAに送り、世界中の友達と情報を交換することになっています。

「学びに対する好奇心刺激できた」
 導入授業を行った武岡さんは「宇宙は子どもの関心が高いので、それをきっかけに自分の健康を考えてもらえればと思います」と話していました。
 また、伊藤校長は「6年生の総合学習キャリア教育の一環として行ったが、宇宙に興味を持つことで、学ぶことに対する好奇心を刺激できたのではないかと思う」などと話していました。

(写真は郭町の川越第一小体育館で)
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師走選挙、舌戦に火ぶた
 
衆院選埼玉7区に5人が立候補
    2012年12月04
第一声を上げる各候補
こみやま泰子候補
かみやま佐市候補 矢口健一候補 長沼ちね候補 島田ちやこ候補
氏名
こみやま泰子
(日本未来の党・現・47)
かみやま佐市
(自由民主党・新・58)
矢口健一
(日本維新の会・新・40)
長沼ちね
(日本共産党・新・62)
島田ちやこ
(民主党・新・50)
住所
川越市新富町
富士見市針ヶ谷
つくば市竹園
川越市的場
川越市新富町
生年
1965年4月25日
1954年8月17日
1972年2月5日
1950年1月29日
1962年9月27日
学歴
慶應義塾大商学部
高千穂商科大
中央大法学部政治学科
東京高等保育学校
明海大歯学部
職業
政党役員
会社役員
団体役員
団体役員
歯科医師
主な略歴
川越出身、NTT勤務、埼玉県議2期、H15年に衆院初当選、H21年に3期目当選、前衆院農水委員長 前埼玉県議3期、(株)埼玉スポーツセンター代表取締役、(社)川越法人会理事など (社)日本青年会議所顧問、(社)土浦青年会議所第52代理事長、(社)日本サッカー名蹴会顧問など 青森県生まれ、1970年に幼稚園助手、1972年に幼稚園教諭、2003年に新日本婦人の会埼玉本部副会長など 福岡県生まれ、1983年にNHK福岡放送局ニュース番組担当、1994年に明海大歯学部卒、2004年に参院選初当選など
Tel
049-225-2000
049-256-4700
049-265-6333
049-247-7150
049-293-2777

16日投票日まで12日間の舌戦
 解散による衆議院議員総選挙と最高裁判所裁判官国民審査が4日公示され、川越市・ふじみ野市・富士見市を含む埼玉7区からは現職1人・新人4人の計5人が立候補を届け出。
 午前10時すぎから市内各地で各候補が第一声を上げ、12日間にわたる舌戦に火ぶたが切られました。
 投票日は16日(日)で、川越市内では56カ所の投票所で午前7時から午後8時まで受け付けられ、即日開票されます。また、期日前投票は市役所本庁舎7階A会議室など4カ所で、9日(市役所は5日から)から15日まで受け付けています。

候補者の第一声を聞く市民や支援者ら=川越市内で
駅前の歩道で候補者の第一声を聞く市民や支援者ら=川越市内で
2人が"第三の政党"から出馬
 4日午後5時までに立候補の手続きを済ませたのは、届け出順にこみやま泰子氏(日本未来の党・現・47)、かみやま佐市氏(自由民主党・新・58)、矢口健一氏(日本維新の党・新・40)、長沼ちね氏(日本共産党・新・62)、島田ちやこ氏(民主党・新・50)の5人。
(氏名は選挙用の表記、年齢は12月16日現在)
 各候補は、川越駅東口やクレアモール商店街入口、本川越駅前などで支援者らと共に第一声。午前中はあいにくの雨模様で、駅前広場や歩道などでは市民や支援者らが傘を差しながら候補者の主張に耳を傾けていました。

現職1人に新人4人が挑む
 今回の選挙では消費増税の扱いなどをめぐって民主党を離党、小沢一郎氏らと共に日本未来の党に合流した現職のこみやま氏に対し、4人の新人が挑む構図。政権政党を離れ、第三の政党に移ったこみやま氏が民主党の組織票を失ってどう闘うのか注目されるところ。
 「昔からのこみやまファン、支持し続けます」という人がいる一方、「離党した以上、現在の民主党候補を応援するしかない」と割り切る声も聞かれます。

明暗握るのは知名度か組織票か
 こみやま候補に替わり、民主党から立つのが元参院議員の島田氏。組織票に加え、現職時代に培った人脈をどれだけ生かせるかが鍵となりそう。
 組織を挙げて挑むのが自民党候補の元県議・かみやま氏。民主党に対する逆風をいかに突いて票を固められるかが注目。
 日本共産党から立つ元幼稚園教諭の長沼氏は前回に続き再挑戦。国民の生活が疲弊する中、徹底して「弱者の味方」を貫く姿勢がどれだけ評価されるか。
 「誰も期待に応えてくれないから自ら立った」という日本維新の会の矢口氏は、最年少の40歳。政治の舞台は初挑戦で、その新鮮な訴えが有権者にどう響くか、第三の政党に吹く追い風をどう生かすかが注目されます。

 今回の選挙は知名度で防戦する現職に、組織票を武器に闘う新人がどう挑むか、第三の政党に期待する流れをどう取り込むかなどが明暗を握るものとみられており、有権者の動向が注目されるところとなりそうです。
(写真はいずれも川越市内で)
各候補の第一声、主な内容(敬称略・届け出順)
こみやま泰子
(日本未来の党)
卒・原発、脱・増税、反・TPP。消費増税に反対し、民主党を離党した。苦しい人の目線に立ち、日本人の命・自然・生活を守る。震災復興税を流用させてはならない。日本にメリットのないTPPで農産物の安全や皆保険制度が脅かされるのは問題。使い道も決めていない13兆円もの消費税増税は景気や家計を圧迫し、中小・零細企業の疲弊・倒産につながるのでやめるべき。予算配分もこれまで新造や目新しいものに配分されてきたが、老朽化したインフラの整備・長寿命化などに振り向けるべき
かみやま佐市
(自由民主党)
政権交代によって、働く若い人が生活保護を受けなければいけないような社会になってしまった。国民が安心して暮らせる社会に戻すために、政権を取り戻さなければならない。雇用を生み経済を活性化させる公共事業の予算は削減すればいいというものではない。道路や施設など、安心して暮らせる社会を守っていくために必要なものは多い。決める政治ができないことで事業が前に進まず社会や経済を停滞させるような政権は、早く元に戻さなければならない
矢口健一
(日本維新の会)
既存政党が期待に応えてくれないため、自らが出馬した。日本維新の会はそうした思いが結集した、今の日本に一番必要な政党。今の国難にあって問題を先送りしている余裕はない。実行力とスピード感を持って取り組まなければならない。しがらみや利益誘導のない、一切の妥協を排した覚悟を持った取り組みが必要。今回の選挙は日本の行く末を決める大きな選挙で、ここで選択を誤ったら大変なことになる。日本には優秀な人材も技術もある。世界に誇れる日本の地位をもう一度確立したい
長沼ちね
(日本共産党)
国民が民主党に託した願いは裏切られた。財務省主導による消費税の増税、財界の圧力に負けた原発の再開、アメリカの圧力によるTPP参加、どれも自民党政治と同じではないか。本物の改革が今、求められている。消費増税を中止し、260兆円にのぼる大企業の剰余金を労働者や中小企業に還元することで経済は回り、景気は回復に向かう。原発は今すぐ廃止し、再生可能なエネルギーに切り替えることで新たな雇用も生まれる。平和で安全な社会を守るため、憲法九条を守らなければならない
島田ちやこ
(民主党)
政権交代は始まったばかりで、道半ば。弱い立場の人の身になって声なき声に耳を傾け、国政に届けるのが私の務め。子どもを育てながら働くお母さんたちをさまざまな角度から支援し、子どもたちの居場所をつくっていきたい。高齢化社会に向けて在宅医療・在宅介護など福祉・介護を充実させ、安心して暮らせる国にしたい。共に支え合う共生の社会実現に向け、声なき声に耳を傾けて全力で取り組みたい
あいにくの雨模様の中、傘を差しながら候補者の訴えを聞く市民や支援者ら=川越市内で
あいにくの雨模様の中、傘を差しながら候補者の訴えを聞く市民や支援者ら=川越市内で
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立候補予定者4人が持論展開
 
JCが衆院選公開討論会     2012年12月03日
公開討論会で、4つのテーマで国政について話す衆院選の立候補予定者ら
公開討論会で、4つのテーマで国政について話す衆院選の立候補予定者ら

公示日前日の公開討論会に150人
 衆院選公示を明日に控えた3日午後7時から、立候補予定者をパネリストに招いた公開討論会が郭町のやまぶき会館で開会。
飯野知之理事長
飯野知之理事長
 詰め掛けた市民ら約150人(主催者調べ)を前に、立候補を予定している5人のうち4人がテーマ別の政策について独自の考えを述べました。

立候補予定者5人のうち4人が出席
 公開討論会は、この地域の人々の民意を国政に反映させようと、(社)川越青年会議所(飯野知之理事長)が主催。
 パネルディスカッションでは尚美学園大総合政策学部の真下英二准教授がコーディネーターを務め、神山佐市氏(自民・新・58)・小宮山泰子氏(日本未来・現・47)・長沼ちね氏(共産・新・62)・矢口健一氏(日本維新・新・40)の4人(50音順)がパネリストとして出席。島田智哉子氏(民主・新・49)は欠席しました。

真下英二准教授
真下英二准教授
雇用・経済対策について問う
 討論は「雇用・経済対策について」「税・財政について」「領土領海・外交について」「日本の政治を考える上で重要だと思う点」の4つのテーマに沿って進行。
 「雇用・経済対策について」では、「内需が中心で、経済システムを再構築するのが最も重要で、公共投資も含まれる」とする神山氏に対し、小宮山氏は「デフレの脱却が第一で、そのためには増税は取りやめるべき。公共投資は長寿命化に重点を置くべき」と主張。長沼氏は「消費増税をやめ、国民の所得を増大させることが第一。大企業の留保金を労働者や中小企業に還元させるべき」と話し、矢口氏は「減少する内需ではなく、海外に通用する競争力を付けて勝負するべき」と訴えました。

小宮山泰子氏
小宮山泰子氏
(日本未来の党・現・47)
生年月日
1965年4月25日
最終学歴
慶應義塾大商学部
職 業
政党役員
略 歴
川越出身、NTT勤務、埼玉県議2期、H15年に衆院初当選、H21年に3期目当選、前衆院農水委員長
神山佐市氏
神山佐市氏
(自民党・新・58)
生年月日
1954年8月17日
最終学歴
高千穂商科大
職 業
会社役員
略 歴
前埼玉県議3期、(株)埼玉スポーツセンター代表取締役、(社)川越法人会理事など
消費税増税は是か非か?
 「税・財政について」では、神山氏のみが「財政健全化のためには増税はやむを得ない」としたのに対し、他の3人は真っ向から反対。
 小宮山氏は「デフレ不況下での増税は景気を悪化させ、税収を下げて赤字を増やす」、長沼氏は「富裕層や大企業の優遇財政を改め、税の無駄遣いを無くせば財政は改まる」、矢口氏は「高齢化で毎年3兆円ずつ増える社会保障費を、消費増税で賄っていけるはずはない」などと反論しました。


領海の線引きクイズを出題
 「領土領海・外交について」では、スクリーンに千島列島・竹島・魚釣島周辺の海域を示した地図を映し出し、会場の参加者に両会の線引きを求めるクイズを出題。社会問題となっている日本の領土領海が意外と正確に知られていない事実を再確認していました。

矢口健一氏
矢口健一氏
(日本維新の会・新・40)
生年月日
1972年2月5日
最終学歴
中央大法学部政治学科
職 業
団体役員
略 歴
(社)日本青年会議所顧問、(社)土浦青年会議所第52代理事長、(社)日本サッカー名蹴会顧問など
長沼ちね氏
長沼ちね氏
(日本共産党・新・62)
生年月日
1950年1月29日
最終学歴
東京高等保育学校
職 業
団体役員
略 歴
青森県生まれ、1970年に幼稚園助手、1972年に幼稚園教諭、2003年に新日本婦人の会埼玉本部副会長など
領土領海・外交・TPPは?
 討論では、神山氏が「領土問題は日米関係の悪化に端を発している。外交は国益を第一に考えるべきで、TPPなど国益に反するものについては賛成できない」とし、小宮山氏は「日本の領土や歴史の問題・海外との考えの違いについてしっかり把握をすることが必要。TPPの要求の中には皆保険制度など日本の根幹を崩すような内容も含まれており、反対」と主張。長沼氏は「歴代の日本政府が、国際的道理に立った解決のための外交交渉の方針を持って対応してこなかったことが問題。冷静で理性的な外交交渉によって日本の領有の正当性を堂々と主張し、解決を図るべき」、矢口氏は「日本は領土領海に関する教育が非常に薄かったため、国民の意識が低い。実行支配力・海の防衛力を強化する必要がある。」などと主張しました。

日本の政治を考える上で重要な点は?
 最後に各パネリストが「日本の政治を考える上で重要だと思う点」について発言。
 神山氏は「地域の中小零細企業や商店、農家などの支援に予算を確保していきたい」、小宮山氏は「原発ゼロを世界に先駆けて実行し、省エネ技術や再生エネルギーの推進によって雇用や新しい産業を創出したい」、長沼氏は「憲法九条を守り抜く。医療や農業に壊滅的な打撃を与えるTPPの参加は絶対阻止したい」、矢口氏は「原発をどう無くしていくか具体的なプランを作る必要がある」などと話しました。
(発言の詳細は別表参照)
パネルディスカッションの主なやりとり(発言順)
真下英二氏
真下英二氏
雇用・経済対策について。
リーマンショック以後、深刻な状況は脱したものの、失業率や有効求人倍率が改善しきれていない。どのような考えで雇用・経済政策に臨むべきと考えるか?
神山佐市氏
神山佐市氏
国内の経済安定を図り、世界に展開可能な戦略を。手に職を持つ技術者や、世界トップレベルの先端技術の研究者を育てることが必要。中小企業の研究開発費に予算を倍増し、ものづくりを応援するべき。メタンハイドレートの開発など、石油に替わる再生エネルギーの早期実用化を目指しながらデフレ脱却・景気回復につなげていかなければならない。また、公共投資による国土の強じん化を図ることで内需を伸ばし、零細企業の活性化や雇用の維持につなげる
小宮山泰子氏
小宮山泰子氏
まずはデフレ脱却をしなければならない。多くの企業が正規社員を雇えない状況にあって、将来への不安が家計を圧迫し不安にさせ、消費につながらない状況。13兆円もの消費税の増税は景気や家計を圧迫し、中小・零細企業の疲弊・倒産にもつながるのでやめるべき。予算配分もこれまで新造や目新しいものに配分されてきたが、老朽化したインフラの整備・長寿命化などに振り向けるべき。再生エネルギーの開発も新たな産業・雇用の創出につながる。増税の前にやるべき事はたくさんある
長沼ちね氏
長沼ちね氏
不況から抜け出すには、国民の所得を増やして内需を活発にする政策に転換すべき。消費低迷は労働者の賃金減少が最大の原因。働いても貧しい貧困層が1千万人を超え、約4人に1人がワーキングプアとなっている。応援すべき政府が逆の政策をとってきたことが景気悪化の原因で、消費税を増税すれば経済の底が抜けてしまう。そうなれば税収も減り、財政もますます悪化する。消費税増の中止を強く求める。大企業が貯め込んだ内部留保金を賃金アップに振り向け、中小企業に還元することで内需が拡大し経済の好循環が生まれる
矢口健一氏
矢口健一氏
経済成長を促して雇用を促進するためには、日本の競争力を高める必要がある。切磋琢磨し競争するところから新しいアイデアや知識も生まれる。人口減少で国内の需要が減る中で、世界に目を向けて全体としての需要を増やさない限り日本の経済成長はない。日本の技術はまだ世界に通用する。さまざまな分野での成長産業化を促すことが必要
真下英二氏
真下英二氏
税・財政について。
昭和55年ごろと比べて地方債は約5倍に、国債残高は約10倍に増えている。一方、一般会計の税収は減り続け、歳出は増えている。社会保障費は105倍になっており、今後も増えていく予定。財政はますます厳しくなる中で、税と財政についての考えは?
小宮山泰子氏
小宮山泰子氏
デフレ不況下での消費税増税は景気を悪化させ、税収を下げて赤字を増やしてしまう。不況下での消費増税は世界的にも例がない。あらゆる人に打撃を与える。増税法案は廃止すべき。特別会計を徹底的に見直し、財政を立て直すべき
長沼ちね氏
長沼ちね氏
能力に応じた負担の原則に立った税・財政改革を行う。国民の所得を増やす経済の民主的改革を進める。この2つを同時に進め、社会保障の充実と財政危機の打開を図るべき。経済が潤っていく道をたどれば、借金も返していける。富裕層や大企業には優遇税制が作られ、大金持ちほど優遇されている。これが国の税収不足の大元になっている。富裕税の導入や、大型開発など無駄な税金の使い道を見直すことで改めていける
矢口健一氏
矢口健一氏

高齢化で毎年3兆円ずつ増える社会保障費を、消費増税で賄っていけるはずはない。消費税については、地方の裁量権を拡大する制度が必要。地域を自分たちで経営するという感覚・独自政策が、地域活性化には必要。中小企業が元気にならなければ、経済成長は成り立たない。こうしたところに重点施策を持っていかなければいけない

神山佐市氏
神山佐市氏
財政健全化と社会保障の機能強化のために、消費税の引き上げはやむを得ないと考える。少子高齢化による貯蓄率の低下・金利の上昇などのリスクもある。より弾力的な財政運用を行い、社会保障機能の強化など財政の健全化を目指していかなければならない
真下英二氏
真下英二氏
千島列島・竹島・魚釣島など領土問題が立て続けに起こっているが、貿易相手国としての関係も無視できない。領土領海・外交についての考えは?
長沼ちね氏
長沼ちね氏

いずれも日本の領有権には根拠があると考えている。歴代の日本政府が、国際的道理に立った解決のための外交交渉の方針を持って対応してこなかったことに問題がある。いずれも領土問題が存在するという立場に立って、冷静で理性的な外交交渉によって日本の領有の正当性を堂々と主張し、解決を図るべき

矢口健一氏
矢口健一氏
日本は領土領海に関する教育が非常に薄かったため、国民の意識が低い。実行支配力・海の防衛力を強化する必要がある。今は国交省の管轄である海上保安庁が中国と闘っている状況。解決のためには国際司法裁判所など第三者に間に入ってもらうことが必要。日本は国連で一番多くの金を払っているにもかかわらず、敵国条項の中に含まれている状況。常任理事国入りを果たすことで立場・発言力を変えていく必要がある
神山佐市氏
神山佐市氏
民主党政権下で日米・日中関係は危機的状況になってしまった。領土問題は日米関係の悪化に端を発している。外交は国益を第一に考えるべきで、TPPなど国益に反するものについては賛成できない。日米同盟を基軸とした外交を進めていくことが、日本の将来のために最善と考える
小宮山泰子氏
小宮山泰子氏
対米・対アジアの重要性に優劣を付けるものではないと考える。近代史について子どものころからきちんと学び、日本の領土や歴史の問題・海外との考えの違いについてしっかり把握をすることが必要。TPPの要求の中には皆保険制度など日本の根幹を崩すような内容も含まれており、反対。日本は自立と共生の理念の基で自らを主張し、信頼を築く外交を展開していかなければならない
真下英二氏
真下英二氏
日本の政治を考える上で重要だと思う点は?
矢口健一氏
矢口健一氏
今の日本は東日本大震災が発生して国難の状況にある。原発をどう無くしていくか具体的なプランを作る必要がある。既得権益ばかりが優先され、国益を優先する価値観が共有できない政治的状況がある。無駄に使われている税金を国民の手に取り戻さなければならない。成熟した社会においては、今の中央集権体制は成長の足かせになる。時代にそぐわない。実行力とスピード感を持って、地域が自立する社会に仕組みを変えなければならない
神山佐市氏
神山佐市氏
長く続いているデフレの中で、日本の地域経済を支えてきた中小・零細企業や商店街・小売業の地場産業が苦労を強いられている状況の中で、単独で頑張ることができなくなってきている。事業の改革を支援し、ものづくりや商店街の振興のために中小企業の予算倍増を行い、徹底して支援していきたい。また、現政権下で大幅に削減された農林水産予算を復活させ、戸別所得補償・農地維持などをしっかりと支援していきたい
小宮山泰子氏
小宮山泰子氏
 小宮山泰子「原発ゼロを世界に先駆けて実行し、省エネ技術や再生エネルギーの推進によって雇用や新しい産業を創出する。バリアフリーや交通基本法、日本の豊かな自然や安全な水源を守るための水循環基本法の制定に向け活動を続けたい。まだ不十分な障害者政策も充実させなければいけない。大震災に備えた老朽化インフラの整備もしていかなければならない。安心して地域に住み続けられる環境を法整備で後押ししていきたい
長沼ちね氏
長沼ちね氏
憲法九条を守り抜く。医療や農業に壊滅的な打撃を与えるTPPの参加は絶対阻止したい。アメリカの言いなりになっている日米関係を見直し、日米安保条約も見直すところまで発展させていきたい。原発は直ちにゼロへ、それぞれの地域に合った再生可能なエネルギーに切り替えていく政府を実現していきたい
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中高生の優秀作文など表彰
 
「税を考える週間」で納税表彰式
      2012年11月15
各賞を受賞し記念撮影に臨む受賞者ら 各賞を受賞し記念撮影に臨む受賞者ら
各賞を受賞し記念撮影に臨む受賞者ら
各賞を受賞し記念撮影に臨む受賞者ら

税に関する作文の中高生ら表彰
 川越税務署(後藤治郎署長)と川越税務署管内税務協力団体協議会(大久保敏三会長)は、15日午後3時から並木の川越税務署で「税を考える週間」の一環として納税表彰式を開催。
 税に関する作文で優秀な成績を収めた管内の中学・高校生や、納税・租税教育の貢献者らを表彰しました。

「税を考える週間」の一環として開かれた納税表彰式
「税を考える週間」の一環として開かれた納税表彰式
納税表彰式で式辞を述べる後藤治郎・川越税務署長
納税表彰式で式辞を述べる後藤治郎・川越税務署長
来賓を代表し祝辞を述べる高橋貞治・川越県税事務所長
来賓祝辞を述べる高橋貞治・川越県税事務所長
若者らに税の大切さ考える機会に
 納税表彰式は、次代を担う若者らに税の意味を考え大切さを理解してもらうとともに、広く一般に正しい納税についての意識を広めようと毎年開催。
 式典では後藤署長が式辞、高橋貞治・川越県税事務所長が来賓を代表して祝辞を述べました。

中学生の作文、52校から4669作品
 「中学生の税についての作文」には、管内64校のうち52校(前年比2校増)から4,669作品(同13作品減)が寄せられ、川越市立城南中2年の坂本真彩さんの「税で未来を明るく!」が関東信越国税局長賞に輝きました。
 また、ふじみ野市立福岡中3年の加藤大君が県納税貯蓄組合総連合会長賞に、川越市立福原中3年の板橋良太君が関東信越税理士会埼玉県支部連合会長賞に選ばれたほか、川越市立富士見中3年の中澤佑紀奈さんら17人がさまざまな賞を受賞。
 作文募集に協力したとして、ふじみ野市立葦原中・三芳町立三芳東中・坂戸市立浅羽野中に、全国納税貯蓄組合連合会長から感謝状が贈られました。

関東信越国税局長賞に輝いた作文「税で未来を明るく!」を朗読する川越市立城南中2年の坂本真彩さん
関東信越国税局長賞に輝いた作文「税で未来を明るく!」を朗読する川越市立城南中2年の坂本真彩さん
高校生の作文、4校から1300作品
 「税に関する高校生の作文」には、管内27校中4校(前年比同)から昨年より1,300作品(同372作品減)が寄せられ、星野高1年の吉田健一郎君の「税に息吹を吹き込もう」が関東信越国税局長賞に、武藏越生高2年の加藤彩也さんの「共生のシステム」が県租税教育推進協議会長賞に選ばれました。
 また、租税教育推進に協力したとして関東信越国税局長から川越市立武蔵野小に、川越税務署長から毛呂山町立川角小に感謝状が贈られました。

「税の力、最大限に発揮しなければ」
 授賞式では、税に関する作文の受賞者代表2人が登壇し、それぞれの作品を朗読。
関東信越国税局長賞に輝いた作文「税に息吹を吹き込もう」を朗読する星野高1年の吉田健一郎くん
関東信越国税局長賞に輝いた作文「税に息吹を吹き込もう」を朗読する星野高1年の吉田健一郎くん
 「税で未来を明るく!」で関東信越国税局長賞を受賞した城南中2年の坂本さんは、国民総幸福量97%といわれるブータンの人々は、貧しい中にあって平和な日常と精神的な豊かさに幸せを見出していると知って驚いたこと。それとは対照的に、経済成長を遂げた末に景気低迷や少子高齢化の岐路に立つ日本は「社会保障費の増大と向かい合い、税の持つ力を信じて最大限に発揮できるようにしていかなければ」などと訴えました。

「税に息吹き吹き込める自分磨きたい」
 「税に息吹を吹き込もう」で関東信越国税局長賞を受賞した星野高1年の吉田君は、就学支援金を受け取って改めて義務教育を終えた現実を再認識。それを支える税のありがたみを痛感するとともに、学校生活を充実させて社会に出るときに備えて自分を磨き、さまざまな力を蓄えることが自分にできる税への恩返し。「税を生かし、税に息吹を吹き込んでいけるよう今を大切に生きたい」などと話しました

受賞者を代表し挨拶する吉田弘・川越間税会副会長
受賞者を代表し挨拶する吉田弘・川越間税会副会長
「急激な社会変化で税の重要性高まる」
  授賞式ではこのほか、申告納税制度の普及・発展や税務行政の適正運営に貢献したなどとして、鈴木賢一・川越税務署管内青色申告会連合会理事ら9人が後藤税務署長らから表彰。
 受賞者を代表して吉田弘・川越間税会副会長が挨拶。「わが国の社会経済情勢は内外ともに急激な変化を見せ、さまざまな課題が生じている。私たちが安心して暮らせる豊かな社会を作る上で、税の重要性はますます高まっていくと思う」などと話しました。
 この後、受賞者らは記念撮影し、会場を移して祝賀会で受賞を喜び合いました。
(写真は並木の川越税務署で)
 各表彰を受けた皆さん (出席者のみ・表彰順)
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞や川越税務署管内納税貯蓄組合連合会長賞を受賞した中学生の皆さん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞や川越税務署管内納税貯蓄組合連合会長賞を受賞した中学生の皆さん
後藤治郎・川越税務署長から税務署長表彰を受ける鈴木賢一さん
後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける鈴木賢一さん

後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける堀口地利さん

後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける市川浩さん
後藤治郎・川越税務署長から税務署長表彰を受ける堀口洋一郎さん
後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける堀口洋一郎さん
後藤治郎・川越税務署長から税務署長表彰を受ける増村廣一さん
後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける増村廣一さん
後藤治郎・川越税務署長から税務署長表彰を受ける宮田勉さん
後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける宮田勉さん
後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける山崎嘉正さん
後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける山崎嘉正さん
後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける吉田弘さん
後藤治郎・川越税務署長(右)から税務署長表彰を受ける吉田弘さん
関東信越国税局長表彰を受けた市原進さん
関東信越国税局長表彰を受けた市原進さん
租税教育推進校として関東信越国税局長感謝状を受ける川越市立武蔵野小
租税教育推進校として関東信越国税局長感謝状を受ける川越市立武蔵野小

租税教育推進校として川越税務署長感謝状を受ける毛呂山町立川角小
租税教育推進校として川越税務署長感謝状を受ける毛呂山町立川角小
税に関する作文で関東信越国税局長賞を受ける星野高校1年・吉田健一郎くん
税に関する作文で関東信越国税局長賞を受ける星野高校1年・吉田健一郎くん
税に関する作文で県租税教育推進協議会長賞を受ける武藏越生高校2年・加藤彩也さん
税に関する作文で県租税教育推進協議会長賞を受ける武藏越生高校2年・加藤彩也さん
税に関する作文で関東信越国税局長賞を受ける川越市立城南中2年・坂本真彩さん
税に関する作文で関東信越国税局長賞を受ける川越市立城南中2年・坂本真彩さん
税に関する作文で川越税務署長賞を受ける川越市立東中3年・大河原綾乃さん
税に関する作文で川越税務署長賞を受ける川越市立東中3年・大河原綾乃さん
税に関する作文で川越税務署長賞を受けるふじみ野市立福岡中3年・有山結友さん
税に関する作文で川越税務署長賞を受けるふじみ野市立福岡中3年・有山結友さん
税に関する作文で県租税教育推進協議会長賞を受けるふじみ野市立福岡中3年・白岩あかりさん
税に関する作文で県租税教育推進協議会長賞を受けるふじみ野市立福岡中3年・白岩あかりさん
税に関する作文で県川越県税事務所長賞を受けるふじみ野市立福岡中3年・千田佳奈さん
税に関する作文で県川越県税事務所長賞を受けるふじみ野市立福岡中3年・千田佳奈さん
税に関する作文で県飯能県税事務所長賞を受ける越生町立越生中3年・赤川舞美さん
税に関する作文で県飯能県税事務所長賞を受ける越生町立越生中3年・赤川舞美さん
税に関する作文で川越税務署管内税務協力団体協議会長賞を受ける城西川越中1年・岡野颯太くん
税に関する作文で川越税務署管内税務協力団体協議会長賞を受ける城西川越中1年・岡野颯太くん
税に関する作文で関東信越税理士会川越支部長賞を受けるふじみ野市立大井東中3年・高橋瑞稀さん
税に関する作文で関東信越税理士会川越支部長賞を受けるふじみ野市立大井東中3年・高橋瑞稀さん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受けるふじみ野市立葦原中2年・益田雄真くん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受けるふじみ野市立葦原中2年・益田雄真くん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受ける川越市立富士見中3年・中澤佑紀奈さん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受ける川越市立富士見中3年・中澤佑紀奈さん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受ける坂戸市立浅羽野中3年・張替七海さん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受ける坂戸市立浅羽野中3年・張替七海さん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受ける城西川越中3年・伊勢勇斗くん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受ける城西川越中3年・伊勢勇斗くん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受けるふじみ野市立葦原中3年・橋本友笑さん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受けるふじみ野市立葦原中3年・橋本友笑さん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受ける日高市立高麗川中3年・野口亜美沙さん
税に関する作文で県納税貯蓄組合総連合会優秀賞を受ける日高市立高麗川中3年・野口亜美沙さん
税に関する作文で川越税務署管内納税貯蓄組合連合会長賞を受ける日高市立高麗川中3年・関口彩香さん
税に関する作文で川越税務署管内納税貯蓄組合連合会長賞を受ける日高市立高麗川中3年・関口彩香さん
税に関する作文で川越税務署管内納税貯蓄組合連合会長賞を受ける坂戸市立坂戸中3年・小峰楓さん
税に関する作文で川越税務署管内納税貯蓄組合連合会長賞を受ける坂戸市立坂戸中3年・小峰楓さん
作文募集協力で全国納税貯蓄組合連合会長賞を受けるふじみ野市立葦原中
作文募集協力で全国納税貯蓄組合連合会長賞を受けるふじみ野市立葦原中
作文募集協力で全国納税貯蓄組合連合会長賞を受ける三芳町市立三芳東中
作文募集協力で全国納税貯蓄組合連合会長賞を受ける三芳町市立三芳東中
作文募集協力で全国納税貯蓄組合連合会長賞を受ける坂戸市立浅羽野中
作文募集協力で全国納税貯蓄組合連合会長賞を受ける坂戸市立浅羽野中
       
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10年後の川越に願い込め質問
 
市制施行90周年で30年ぶり子ども議会   
        2012年11月14
本会議場を使い、市長や副市長・部長ら実際の市議会と同じメンバーが出席して30年ぶりに開かれた子ども議会
本会議場を使い、市長や副市長・部長ら実際の市議会と同じメンバーが出席して30年ぶりに開かれた子ども議会

「10年後の川越はこうなってほしい」
 自分たちが大人になる10年後には、こんな川越になっていてほしい──。
 そんな願いを込めて、市内の小中学生が市議会議員として市政に直接参加する「子ども議会」が14日、元町の市議会本会議場で開かれました。

子ども市議として本会議場に座り、市議会を体験する小中学生ら
子ども市議として本会議場に座り、市議会を体験する小中学生ら
市制施行90周年で30年ぶりに開催
 これは、川越市が市制施行90周年の記念事業として企画。
 次代を担う子どもたちが市議会を体験することで市政に関心を持ち、自分たちのまちへの関心や知識を深めることで思いを強くしてもらうのが狙い。
 子ども議会は、1982(昭和56)年に先々代の川合喜一市長(川合善明・現市長の父)が市制60周年で開催して以来30年ぶり。

小6〜中3が各校から1人ずつ参加
 市議として参加したのは、10年後に成人となる小学6年生から中学3年までの76人(小学生32人・中学生44人)。
 各校から1人ずつ選ばれた代表が、4〜5人ずつのグループに分かれて18の会派を結成。これまで3回の勉強会で話し合い、自分たちのテーマを決めて質問や提案を練ってきました。

子ども市議の家族や一般市民ら100人以上が傍聴に
子ども市議の家族や一般市民ら100人以上が傍聴に
市長や部長ら、市議会と同じ出席者
 市からは、川合善明市長のほか風間清司・宍戸信敏の両副市長、各部長や新井孝次教育長、久都間益美・上下水道管理者ら、実際の市議会と同じメンバーが出席。それぞれ担当する分野で子どもたちの質問に答えました。
 普段は空席が目立つ傍聴席も、この日はほぼ満席に。子ども市議の家族や一般市民ら、午前・午後合わせて100人以上が議会のやりとりを見守りました。

答弁する風間清司副市長。右後ろは議長を務める山元智太郎くん
答弁する風間清司副市長。右後ろは議長を務める山元智太郎くん
答弁する宍戸信敏副市長。右後ろは議長を務める吉澤亨朋くん
答弁する宍戸信敏副市長。右後ろは議長を務める吉澤亨朋くん
議長・副議長も子ども市議から選出
 子ども議会は一般質問のかたちで、午前と午後の2回に分けて9会派ずつが出席し個々の議会として開催。
 それぞれの会派ごとにチームで登壇し、自分たちが取り上げたテーマや質問事項・提案などをまとめた説明書きを掲げながら、市の考えや現状などについてただしました。
 議長や副議長も、事前の勉強会で子ども議員の中から選任。開会式に出席した小野澤康弘議長から引き継ぎ、午前は山元智太郎くん(南古谷中2)が議長・内田瑠菜さん(芳野中2)が副議長を、午後は吉澤亨朋くん(大東西中2)が議長を・野口穂乃花さん(富士見中2)が副議長を、それぞれ務めました。

市立川越高校OA部がワープロで議事の記録に参加
市立川越高校OA部がワープロで議事の記録に参加
尚美大芸術情報学部の学生が映像で子ども議会を記録
尚美大芸術情報学部の学生が映像で子ども議会を記録
高校・大学生も市政の舞台に参加
 また議事の記録係として、県ワープロ競技大会で団体優勝した市立川越高校のOA部員5人が、速記ならぬキーボードの早打ちで活躍。
 尚美大芸術情報学部の学生8人が、鈴木常恭教授と共に2組のカメラクルーに分かれて映像を記録するなど、小学生から大学生まで全ての課程の若者が市政の舞台に参加しました。

「税の無駄遣い無くして」「安定就労策を」
 午前9時から始まった第1回子ども議会では、「税金に無駄遣いを無くしてほしい」「誰もが安定した職業に就ける施策を」「蔵造りの通りを安全に観光できるようにしてほしい」「自転車レーンが少なく、整備してほしい」「ポイ捨てをなくし川や森林をきれいに」「お年寄りや車いすでも安全なまちに」など実際の市議会顔負けの意見や質問が。
 また、「理科の実験器具などが不足しているので充実を」など子どもらしい要望も聞かれました。
 一般質問の質疑応答に続き、「規則やルールを守り、礼儀正しい生活を心掛ける」「バランス良く食事を取り、毎日運動して病気に負けない体をつくるよう頑張る」「思いやりの気持ちを持ち、豊かな人間関係を築くよう努力する」「昔からの伝統と、今ある自然環境を守るよう努力する」といった4項目からなる「ともに歩む未来に関する決議」を提案。全会一致で可決しました。

決議の提案説明する奥泉彩香さんと市岡星南さん(中央)。右後ろは議長を務める内田瑠菜さん
決議の提案説明する奥泉彩香さんと市岡星南さん(中央)。右後ろは議長を務める内田瑠菜さん
決議の提案説明する小川愛香里さんと横井舞菜さん(中央)。右後ろは議長を務める野口穂乃花さん
決議の提案説明する小川愛香里さんと横井舞菜さん(中央)。右後ろは議長を務める野口穂乃花さん
「少子化防止策を」「観光施策に工夫を」
 午後1時半からの第2回子ども議会では、「少子化を防ぐ施策を」「観光名所を増やし、外国人や子どもから大人まで泊まり掛けで楽しめるまちに」「観光客が何回も来たくなるまちに」「時の鐘まつりなどを企画し、にぎわいづくりを」「車体デザインや車内音楽を取り入れるなど、シャトルバスの利用者を増やす工夫を」「川越の名物サツマイモをもっと作ってほしい」などの貴重な意見が。
 このほか、「トイレや空調など学校施設の改善を」といった身近な要望も出されました。
 一般質問の質疑応答に続き、「毎日楽しく学校に行き、笑顔あふれる環境をつくる」「マナーを守り、いつまでも続くような人間関係を築く」「人のためになる活動を自主的に行動する」「川越の歴史や文化を受け継ぎ、これからも守っていく」「知識・礼儀・判断力を身に付け、どんな困難も自分の力で乗り越えられるよう一生懸命勉強する」といった5項目からなる「ともに歩む未来に関する決議」を提案。全会一致で可決しました。

子ども市議の質問を聞く市長・副市長や部長ら
子ども市議の質問を聞く市長・副市長や部長ら
質疑は1回のやりとりで終了
 これらに対し、市長や担当部長らが現状を説明しながら誠実に答弁。行政用語をなるべく使わず、子どもたちが理解しやすい言葉で説明していました。
 残念ながら時間の都合などで追加質問の機会はなく、1回のやりとりで終了。子どもたちが考えたテーマは、さらに掘り下げられずに、議会としてはやや消化不良のものとなりました。

「皆で質問まとめた経験生かして」
 閉会式では、新井教育長がこの日の議会を振り返り「本物の議事堂で発言し緊張したと思うが、どの会派の質問も立派だった。皆の意見をまとめ、一緒に取り組んだ経験や仲間との交流を一生の宝として大切にし、将来に生かしてほしい」などと講評。
 終了後、川合市長は報道陣の質問に「しっかり勉強して川越のことを考え、見ていると感じた。学校の備品が足りないなどについては、できる限り早く補充したい。トイレなどは時間はかかるが、来年度以降の大規模改修できちんと対応していきたい」などとコメント。
閉会式で講評する新井孝次教育長
閉会式で講評する新井孝次教育長
答弁する川合市長。右後方は小野澤康弘議長
答弁する川合市長。右後方は小野澤康弘議長
 小野澤市議会議長は「的を捉えた、しっかりした質問だった。部長らも答えやすかったのではないか」などと話していました。

「市広報や資料を読むようになった」
 午前中に議長を務めた山元くんは「とても緊張しました。全体として、まんべんなくいろいろなことが聞けたと思う。でも、『調べていないので分からない』という答弁があり、疑問が残った」といい、「子ども議員に選ばれて、市の広報や資料などをよく読むようになった。将来は学校の先生になりたい」などと話していました。
 
午後に議長を務めた吉澤くんは「自分たちが思っていた以上に、きちんと答えてもらえたと思う」といい、「生徒会長をやっており、今回経験したことが生徒会の運営にも役立つと思う」などと話していました。
(写真は元町の市役所・市議会本会議場で)
市長・副市長・部長ら市の幹部に対し、自分たちのテーマや提案などを書いた資料を掲げながら質問する子ども議員
市長・副市長・部長ら市の幹部に対し、自分たちのテーマや提案などを書いた資料を掲げながら質問する子ども議員
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今も残る枯葉剤の怖さ伝える
 
中村梧郎氏の写真展始まる
     2012年11月06〜18  【本紙後援】
枯葉剤の恐ろしさを訴える写真の数々にじっと見入る来場者ら
枯葉剤の恐ろしさを訴える写真の数々にじっと見入る来場者ら

障害の可能性を覚悟で出産を決断
 「村の女性たちは、障害を持つ子が産まれる可能性があることを覚悟の上で、出産を決断しなければならないんです。それは世代を超えて現在も続き、多くの人々を苦しめています。それは、ベトナムに限らず、戦地から帰った米兵の家族にも起こっているのです──」(写真展主催者)。

朝から会場を設営する実行委のメンバーら。「生後10カ月のベト・ドク」(手前)など大作の扱いは慎重に
朝から会場を設営する実行委のメンバーら。「生後10カ月のベト・ドク」(手前)など大作の扱いは慎重に
今も残る枯葉剤の恐ろしさ訴える
 ベトナム戦争で、1961年から71年まで米軍が散布した枯葉剤による遺伝子の異常。
 その恐ろしさをカメラを通じて追い続け、日本ジャーナリスト会議の特別賞などを受賞したフォトジャーナリストの中村梧郎氏(71)の写真展が、6日から郭町の川越市立美術館で始まりました(入場無料)。
 会期は18日までで、時間は午前9時〜午後5時(最終日は午後3時まで)。10日(土)午後2時からは、市立博物館で中村氏によるギャラリートーク(参加無料)も予定されています。

県・各市・教育委員会、本紙など後援
 写真展は、民間の国際交流やベトナムの枯葉剤被害者らを支援する川越市民らで組織する「中村梧朗写真展実行委員会」(東海林照一会長・約30人)が主催。
 川越市や市教委、近隣市町村や同教育委員会、県や県教委、小江戸新聞社などが後援。川越市の市制施行90周年記念事業にも位置付けられています。

国内外で写真展、県内では川越が初
 中村さんは長野県岡谷市出身で、さいたま市南区に在住。1970年からジャパンプレスの特派員としてベトナムを取材。写真を通じ、戦争に巻き込まれて苦しむ人々の様子などを世界中に報道してきました。
 1979年からはフリーのフォトジャーナリストとして、米軍の枯葉剤攻撃で壊滅的な打撃を受けたベトナムの自然や、薬剤がもたらした流産や異常出産・障害を持つ赤子の多発など、何世代にもわたって村人たちを苦しめている現実を訴えて続けてきました。
 これまで国内外で写真展を開いていますが、県内での開催は今回が初めて。


実行委のメンバーと一緒に会場を設営する中村梧郎さん(右)
実行委のメンバーと一緒に会場を設営する中村梧郎さん(右)
作者も実行委と一緒に会場を設営
 初日の6日は、午前9時から実行委員会のメンバーら約15人が会場を設営。
 作者の中村さんも加わり、運び込んだ作品を次々に展示していきました。中には2m近い作品も多くあり、慎重に作業が進められました。

胸を打つ作品に足を止め見入る
 午後1時すぎには、開場を待ちわびた人らが次々と入場。
 腰から下が完全につながって産まれたベトちゃん・ドクちゃんの生涯を通じて記録した作品や、枯葉剤で死滅したマングローブの林の変遷、米兵の家族にも及んだ薬剤の戦禍など、胸を打つ作品の数々に訪れた人らは足を止め、じっと見入っていました。

「決して忘れてはいけない過ち」
 東京豊島区から来た鴻巣さん(男性)は「写真を見ているだけで悲惨さが伝わってきて、言葉にならない。こんな生物兵器を、人間がよく作ったものだと思うとぞっとする。決して忘れてはいけない過ちだと思う」などと話していました。
「作戦で枯れたマングローブ林とフン少年」(右)などに見入る来場者
「作戦で枯れたマングローブ林とフン少年」(右)などに見入る来場者
 上尾市の柴田さん(女性)は「9日から友達とベトナムに旅行に行くので、その国のことを少しでも知っておこうと思って来ました。遺伝子の異常が代々続き、今もベトナムや米兵の家族を苦しめているいると知って驚きました。ベトナムちゃん・ドクちゃんのことはテレビでしか見たことがなかったので、写真を見てその生涯を知りました」などと話していました。
(写真は郭町の川越市立美術館で)
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「人が地域資源に付加価値付ける」
 
川越市で中心市街地活性化全国リレーシンポ
      2012年11月05

首都圏ブロックを代表して川越で開かれた中心市街地活性化全国リレーシンポジウム
全国21市がリレーでシンポジウム
 中心市街地の活性化に取り組む全国21の市と内閣府・国交省・経産省・総務省共催の「中心市街地活性化全国リレーシンポジウム」が、5日午後1時半から4時まで郭町のやまぶき会館で開催。
 市民ら約200人(主催者調べ)が、講演やシンポジウムに参加しました。

首都圏を代表して川越市が会場に
 リレーシンポジウムは10月9日から来年2月23日まで全国各地で開催。
 川越市は首都圏ブロックの会場として唯一選ばれ、同日に岐阜県大垣市とともに全国で10番目に開催。
 「地域資産を活用したにぎわいづくり」がテーマとして掲げられました。

「歴史資産に恵まれ年間600万人が」
 初めに、主催地の首長として川合善明市長が「川越は江戸城の北の守りとして老中などが代々藩主を務め、新河岸川の舟運により江戸への物資の集積地として発展し、小江戸と呼ばれるほどの繁栄を築いた」と紹介。
 「明治26年の川越大火でまちの3分の1を焼失したのを教訓に、蔵造りの町並みが誕生。時の鐘や菓子屋横丁など魅力ある歴史資産を有し、年間約600万人が訪問。平成15年に中核市に移行し、県南西部に於ける中心都市として発展してきた」などと挨拶しました。


日本商議所の栗原部長が基調講演
 続いて、日本商工会議所の栗原博流通・地域振興部長が基調講演。
まちづくりの課題と解決策について話す栗原博・日本商議所流通・地域振興部長
まちづくりの課題と解決策について話す栗原博・日本商議所流通・地域振興部長
 「全国を回って、人口減少や少子高齢化・生産年齢人口の減少などが地域経済を疲弊させているのを感じる」「まちづくり3法のうち、中心市街地活性化法はアクセル・都市計画法はブレーキ・大店立地法(大規模小売店舗立地法)はバランサーとして都市機能の集積と拡散防止に働くが、地域コミュニティーの存続にも関わってくる。大店立地法により幹線道路沿いの出店が増加して都市機能が分散化しており、規制を疑問視する声も出ている」と指摘。
 「持続可能なまちづくりには、中心市街地だけでなく周辺農村部や郊外大型店立地地域も含めた、調和ある新たな枠組みで考える必要があると思う」などと、各地の事例やデータなどを紹介しながら話しました。

横山典弘・内閣府地域活性化推進室次長
横山典弘・内閣府地域活性化推進室次長
内閣府の横山次長が国の施策を説明
 次に国の施策として、内閣府地域活性化推進室の横山典弘次長が「平成18年にまちづくり三法が見直され、第3ステージに入ってきている。中心市街地の現状や活性化の成果は依然として厳しい状況で、抜本的な取り組みや発想の転換が必要」と説明。
 「総務省・国交省・中小企業庁などがまちづくりを支援する施策を活用し、地域の実情を踏まえた取り組みを進めてほしい」などと話しました。

「川越は、時代とともに北から南に発達」
 続いて、川越市の川合市長・熊谷市の富岡清市長・栃木県大田原市の津久井富雄市長が自治体の取り組み事例を紹介。
川越市の中心市街地活性化の取り組みについて事例紹介する川合善明市長
川越市の中心市街地活性化の取り組みについて事例紹介する川合善明市長
 川合市長は「川越市の中心市街地は、川越城を中心に発展し歴史・文化資産が集まる北部の観光地域と、鉄道3駅がある南部の商業・業務集積地域で構成。北から南に向けて発展した時代を繁栄した町並みが残っていることも特徴になっている」などと紹介。
 「これら地域資源の活用例として、鏡山酒造跡地を利用した小江戸蔵里の創設で平日約50%・休日約15%の集客向上に寄与している。また、川越城中ノ門堀跡や三善跡地・旧笠間家住宅の活用などで集客・回遊性・観光客の利便性が向上。今後は川越駅西口の西部地域振興ふれあい拠点施設や、旧山崎家別邸・旧川越織物市場などの歴史文化史産の利活用を進めていく予定です」などと話しました。

富岡清・熊谷市長
富岡清・熊谷市長
「熊谷は、中心部の発展が東西に2極化」
 富岡熊谷市長は「熊谷市は中山道の宿場町として栄え、都心まで新幹線で約40分に位置する商都。広域交通網の要所で、暑さ日本一でも有名。中心市街地には5つの大型商業施設があるが、JR熊谷駅を中心とした東の商業核・イオンを中心とした西の商業核・市役所から延びる市中央の重要な交差点に約8,000平方mの空き地があり、中心部などに空き店舗が目立ってきている」などと紹介。
 「中心部の再開発で2極化したまちを3つの核でつなぎ、『つながりとおもてなしで築く広域拠点都市・熊谷』を目指して人・物・金の流動化を促し、新しいにぎわいと活力を再生していきたいと考えている」などと話しました。

津久井富雄・大田原市長
津久井富雄・大田原市長
「大田原は、田園工業都市として発展」
 津久井大田原市長は「大田原氏は城下町で奥州街道の宿場町として栄え、那須与一の故郷」と紹介。
 「まちの周りを国道400号が走る田園工業都市として発展しており、『訪れる人を増やす・住む人を増やす・商業活性化の戦略』を柱に、市街地回遊路整備・金燈籠ポケットパーク整備・多目的公園整備・中央通り地区第一種市街地開発などの事業や一店逸品運動グリーンツーリズムなどを通じてまちづくりに取り組んでいる」などと話しました。

まちづくりの問題点など意見交わす
 後半のパネルディスカッションでは、横山氏をコーディネーターに栗原氏や3市長がパネリストとして出席。中心市街地の活性化につながるまちづくりの問題点などについて意見を交わしました(主なやりとりは別表のとおり)。
(写真は郭町のやまぶき会館で)
パネルディスカッションの主な発言・意見(要旨)
横山典弘・内閣府地域活性化推進室次長
横山典弘氏
車社会の中で、なぜ中心市街地の活性化が必要なのか?
川合善明・川越市長
川合善明氏
かつては北部地域の商店街が栄えていたが、南部の郊外に駅がつくられたことでまちの中心が移って寂れてしまった。30年くらい前に、官民が一体となってまちづくりに取り組んだ成果が今の川越をつくっており、まちが一つにまとまって活況を呈するようになることが大切

富岡清氏
熊谷は終戦の前日に空襲に遭い、中心市街地の3分の2が焼失したところから再出発した。回遊性を達成することで東西2つの商業核を結びつけ、かつて宿場町としてにぎわったまちを再び創り上げていきたい
津久井富雄・大田原市長
津久井富雄氏
まちなかに駅がなく、外郭にできた大規模店舗に集客が奪われてきた。まちを活性化するためには市民が集まれる再開発ビルの建築など、中心市街地の活性化を起爆剤に新しい大田原市をつくっていく必要がある
栗原博・日本商議所流通・地域振興部長
栗原博氏
100のまちがあると100の取り組みがあり、一律の処方箋というのは難しい。各地を回って『このまちのヘソはどこか』と尋ねると、異なった答えが返ってくるところがある。まちづくりには、市民が共通認識を持つことが大切だと思う
横山典弘・内閣府地域活性化推進室次長
横山典弘氏
中心市街地の活性化にとって、高齢化や人口減少・人材不足に対する考えは?
川合善明・川越市長
川合善明氏
川越の人口は予想に反して増えている。市内にはまだ農地がたくさんあり、宅地化による人口流入の可能性もある。商業を中心に栄えた中心市街地に、周辺地域の市民が買い物に訪れるかたちに発展していけばと思う

富岡清氏
人口は減少傾向にあり、都市経営やコミュニティー・学校経営の面などで厳しくなっている。中心がにぎやかにならなければ周辺のにぎわいも生まれないのは自明の理で、中心市街地の活性化は不可欠。まちを魅力的にすることで若い世代や人材の流出を防いでいきたい
津久井富雄・大田原市長
津久井富雄氏
65歳以上は高齢者という捉え方を取り払い、ポジティブに考えていく必要がある。また大田原市は財政難の中で、給食費を無料化するなど収入が少ない若い世帯でも暮らしやすいまちにして若者の定着に努めている。リスク覚悟で少子高齢化に挑戦し、人材を確保するのが行政の務めと考える
栗原博・日本商議所流通・地域振興部長
栗原博氏
地域の活性化には、市内外の交流人口を増やすことが必要。まちづくりと一体となった観光振興が鍵で、地域資源を生かし付加価値を付けるのは人で、地域の人材を育成していくことが重要。企業誘致が難しい時代にあって、産・学・官・民が連携し地域内で経済を回していく仕組みを探っていく必要がある
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「一緒に運動できるのが良い」
 
第9回「川越市生涯スポーツフェスティバル」
     2012年11月03
思い思いのペースで陸上競技場をスタートするウオーキングの参加者
思い思いのペースで陸上競技場をスタートするウオーキングの参加者

開会式では代表の親子らが参加者の言葉
開会式では代表の親子らが参加者の言葉
2700人が自分に合った運動に参加
 文化の日の3日、子どもからお年寄りまで誰もが気軽に運動を楽しもうという「川越市生涯スポーツフェスティバル」が下老袋の川越総合運動公園で開かれ、市内外から訪れた親子連れら約2,700人(前年比約800人減・主催者調べ)が参加。
 ウオーキングや50m走・綱引き・グランドゴルフ・ミニテニス・柔道や剣道・ミニ弓道体験など27種目のうち、自分の体力や好みに合ったスポーツでで汗を流しました。

市民の健康維持・体力向上を目指す
 この催しは、市民の健康維持と体力向上を目的に川越市や市教委などが主催、毎年この日に開かれています。9回目となる今回は、市制施行90周年の記念事業として開催。
新井孝次教育長
新井孝次教育長
川合善明市長
川合善明市長
河野哲夫実行委員長
河野哲夫実行委員長
小野澤康弘議長
小野澤康弘議長
来賓として出席した岩澤幸嘉・自治連副会長(左橋)や市議ら
来賓として出席した岩澤幸嘉・自治連副会長(左橋)や市議ら
よさこいチーム「舞・葉月」と一緒に踊り、体をほぐす参加者ら
よさこいチーム「舞・葉月」と一緒に踊り、体をほぐす参加者ら
 午前8時半から開かれた開会式では、新井孝次教育長の開会宣言に続き、川合善明市長や河野哲夫実行委員長が挨拶。
 来賓を代表して小野澤康弘議長や岩澤幸嘉・自治連副会長が祝辞を述べました。

参加者全員が総踊りで体ほぐす
 開会式が行われた陸上競技場では、参加者全員で準備体操が。
 予算削減の関係で、今年は昨年のタオル体操に代わり、市内のよさこいチーム「舞・葉月」(多賀舞子代表・約30人)が中心となって総踊りが行われ、子どもからお年寄りまで輪になって体をほぐしていました。
 この日の川越地方は、開会直後は曇りで気温11℃と肌寒いスタートとなりましたがが、日差しとともに徐々に上昇。
 閉会式が行われた午後3時ごろには18℃前後と運動すると汗ばむくらいまで上がり、参加者は羽織っていたトレーナーなどを脱いで調節していました。


伊佐沼巡って歩き、秋の風情楽しむ
 ウオーキングには親子連れら約500人が参加。競技場をスタートし、伊佐沼を1周して戻る5kmのコースを思い思いのペースで歩き、木の葉色付く秋の風情を味わっていました。
伊佐沼を周回する5kmのウオーキングを楽しむ参加者=古谷上の伊佐沼湖畔で
伊佐沼(右)を周回する5kmのウオーキングを楽しむ参加者=古谷上で
 体育館で行われた綱引き競技では、小学4年生から大人まで約500人が参加。部門別に分かれ、互いに持てる力を合わせて3回戦で対戦。
 小学生の部は「霞北小ズ」が、中学生の部は「パルプンテ」が、一般の部は「I♡大塚」がそれぞれ優勝しました。

蕨から4年続けて参加の親子も
 5歳の男の子を連れ、蕨市から来たという先坊さん夫妻は「4年前に大阪から蕨に越して以来、毎年参加しています。最初の年は、この子もベビーカーでウオーキングに参加しました」と話していました。
 友達同士で来たという小川さん(新富町)・篠沢さん(今泉)・横田さん(久下戸)は、それぞれ6歳から7歳の女の子1人ずつ連れて参加。「ふだんはあまりスポーツはしないんですが、このイベントは子どもと一緒に運動できるので去年に続いて参加しました」などと話していました。

(写真は下老袋の川越運動公園と古谷上の伊佐沼湖畔で)
互いに持てる力を合わせ、綱引きの雌雄を決する参加者
互いに持てる力を合わせ、綱引きの雌雄を決する参加者
赤ちゃんを抱いてウオーキングの参加するパパも
赤ちゃんを抱いてウオーキングの参加するパパも
車いすを操ってジグザグコースを回る体験する子どもたち
車いすを操ってジグザグコースを回る体験する子どもたち
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「上を目指さないと意味がない」
 
第61回川越工業高校文化祭「工業祭」始まる
     2012年10月27・28
ローマ建築を模した巨大モニュメントに続く駅舎からは、本物の電車と同じ軌道幅の電車が入場者を乗せ校内に向かって出発!
ローマ建築を模した巨大モニュメントに続く駅舎からは、本物の電車と同じ軌道幅の電車が入場者を乗せ校内に向かって出発!
プロ顔負けの技誇る「工業祭」
 プロ顔負けの技術力を誇る県立川越工業高校(寺山弘校長)の第61回「工業祭」が27日から始まりました。
 会場には保護者やOB、企業関係者や一般市民らが大勢訪れ、電車に乗って校庭を巡ったり教室を回って展示を見ていました。
 「工業祭」はあす28日までで、時間は午前10時から午後3時まで


産業界で活躍のOBを輩出
 今年創立105年目を迎える同校は、ソニーの「ウオークマン」開発者の高篠静雄さん・ICカード「Suica」開発者の椎橋章夫さん・県のマスコットキャラクター「コバトン」をデザインした竹腰博晃さんらを輩出した、ものづくりの名門校。
 産業界からの注目も高く、昨年度の就職内定率・進学合格率はともに100%。県の実践的職業教育推進プロジェクトにも参加しています。

ローマ風建築の巨大モニュメント
 「工業祭」は、日ごろの学習の成果を一般に披露するため、毎年この時期に開催。「腕の見せどころ」となっています。
 校門を入ってすぐ目に入るのが、ローマ建築を模してつくったという巨大なモニュメント。江原聖直教諭の指導の下、建築科の課題研究班16人が6月から準備。夏休みを利用し、壁の下地材として使われる構造用合板を使って幅5m・奥行き16m・高さ7mの本格的な建築物に。
 木材を再利用しやすくするため、組み立てには釘を使わず全てビス留めにするなど、環境にも気を配っています。

シートも本格的。手作り電車に乗って校内を巡る入場者ら
シートも本格的。手作り電車に乗って校内を巡る入場者ら
手づくり電車は工業祭の名物に
 また「工業祭」の名物となっている手作りの電車は、在来線と同じレール幅(1.067m)の軌道を走る本格的なもの。
 電車は君島栄教諭の指導の下、電気科の課題研究班の3年生ら13人で製作。

軌道にカーブ付け、距離1.5倍に
 今年は1両増やして3両編成にしたほか、レールも昨年の約100mから1.5倍の約150mに延長。停車駅も3つに増やしました。
 また、今年から軌道にカーブの部分を設けたため、走りを安定させるためにこれまで以上の技術が要求されました。
 同校の井上茂雄教頭は「毎年同じではいけない。みんな頑張っています。上を目指さないと意味がありませんから」などと話していました。

足回りのパーツなどほとんど手作りの電動バスを整備する機械科のメンバーら
足回りのパーツなどほとんど手作りの電動バスを整備する機械科のメンバーら
足回りなど手づくりで電動バスも
 機械科の課題研究班7人は、電気で走るバスづくりなどに挑戦。
 中村勝浩教諭の指導の下、5月ごろから設計に入り、夏休みを利用して製作。
 前2輪・後ろ4輪の後輪駆動で、後輪に組み込んだホイール・イン・モーターをバッテリーで駆動。乗客6〜8人を乗せて走ることができます。
 サスペンションやハブなど足回りもほとんど手作りで、「円柱を削り出してハブを作ったので、窪みを付けるのに時間がかかりました」などと話していました。

電動一輪車(左)やコバトンカーにも人気が
電動一輪車(左)やコバトンカーにも人気が
思い思いの趣向で工業祭を演出
 校内の各教室ではこのほか、電動スケボーやコバトンの電気自動車(電気科)・CGやシルクスクリーンなどの作品展(デザイン科)・対戦型ロボットの競技会(機械科)・パソコンを使ったイラスト体験(定時制)や、七宝焼き体験(科学部)・軽音楽や吹奏楽などのクラブが思い思いの趣向を凝らして「工業祭」を演出。訪れた人らを楽しませていました。
 狭山市から来たというOBの伊藤さんは「工業祭は家内と孫を連れて毎年来ています。手づくりの電車や駅舎が毎年本格的になっていて驚かされます。OBとして鼻が高いです」などと話していました。
(写真は西小仙波町の県立川越工業高校で)
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「遠くの特産品も手に入るので…」
 
第25回「川越産業博覧会」始まる
    2012年10月27・28
蔵の町並みを縫って幾つのボールをこぼさず運べるか競い合うロボットコンテストも
蔵の町並みを縫って幾つのボールをこぼさず運べるか競い合うロボットコンテストも

所狭しと並んだブースをみて歩きながら特産品などを買い求める人たち
所狭しと並んだブースをみて歩きながら特産品などを買い求める人たち
初日は1万5,000人が入場
 地域の産業や物産が一堂に集う第25回「川越産業博覧会(さんぱく)」が27日から下老袋の川越運動公園で開幕。
 初日は昨年より約2,000人多い約1万5,000人(主催者調べ)親子連れらが訪れました。
 開催はあす28日までで、開催時間は午前9時から午後4時まで。会場周辺には駐車場が完備されるほか、川越駅・本川越駅からの無料バスも運行されます。

地域経済の発展と交流目指す
 さんぱくは、川越市・川越商工会議所(商議所)・いるま野農業協同組合・小江戸川越観光協会・(協)川越バンテアンの5団体からなる実行委員会(会長:大久保敏三・商議所会頭)が主催。
 地域経済の発展と互いの交流を図ろうと毎年この時期に開催されており、

姉妹友好都市・北海道中札内村のブース
姉妹友好都市・北海道中札内村のブース
東日本大震災の復興を支援するコーナーも
東日本大震災の復興を支援するコーナーも
テープカットで開催を祝う主催者や姉妹友好都市の代表ら
テープカットで開催を祝う主催者や姉妹友好都市の代表ら
姉妹友好都市など111団体が出店
 今年は市内に事業所を持つ企業や団体・商店、友好姉妹都市の福島県棚倉町・福井県小浜市・北海道中札内村など、111団体(前年比同)が参加。
 自社製品や特産物などを展示・販売するなどして互いに交流を深めました。
 また、昨年に続き東日本大震災の復興を支援するブースも出店されています。

テーマは「時が人を結ぶまち川越」
 午前10時から始まった開会式では、主催者のほか、姉妹都市の代表者、地元選出の国会議員や県議・市議・議長らも出席。
 大久保実行委員会長が「今回は『時が人を結ぶまち川越』をテーマに、参加・体験型のイベントを設けるなど盛りだくさんの内容になっています。川越市は農・工・商とバランスの取れた産業構造で発展しており、皆さんの更なる応援をお願いします」などと挨拶しました。

苗木プレゼントやロボコン、工作も
 会場内では豪華賞品が当たるスタンプラリーのほか、自治連や実行委らによるブルーベリーなどの苗木プレゼントも。訪れた家族連れらは買い求めた特産品などと一緒に、大事そうに抱えていました。
 特設ステージでは、小江戸川越観光グルメ大使を務める俳優の脇知弘さんのパフォーマンスや、姉妹友好都市の人らによる伝統芸能の歌や踊りなどの披露も。
姉妹友好都市・福井県小浜市のブース
姉妹友好都市・福井県小浜市のブース
 また、総合体育館内ではロボット展示や競技会、紙飛行機作り、手作り工作、手回し発電体験、救急救命指導などのコーナーもあり、子どもから大人まで楽しめる多彩なイベントに。

「遠くの特産品も手に入るので…」
 4歳の女の子と7歳の男の子を連れて上尾市から来たという桑原さんは「子供達も大好きで、毎年来ています。遠くの特産品が手に入るので、私も楽しみ。今年は小浜市の塗りばしや中札内村のジャムなどを買いました。これから棚倉町のブースや工作ーナーなどを見てきます」と話していました。
 また、坂戸市から来た大野さん夫妻は「これだけたくさんの出店があると、浮き浮きしてつい買い物しちゃう。お米や野菜・干物も安いのでついつい…」などと、両手に手提げ袋をいっぱい提げながら話していました。
(写真は下老袋の川越運動公園で)
三富地域のドングリのアクセサリーづくり体験コーナー
三富地域はドングリのアクセサリーづくり体験コーナー
姉妹友好都市・福島県棚倉町のブース
姉妹友好都市・福島県棚倉町のブース
特設ステージででは姉妹友好都市などの歌や踊りなども披露され
特設ステージででは姉妹友好都市などの歌や踊りなども披露され
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「本川越駅・市駅に西口を」
 
本庁地区中央でタウンミーティング
    2012年10月23
それぞれの立場からさまざまな質問や意見・要望を述べる住民の代表ら
それぞれの立場からさまざまな質問や意見・要望を述べる住民の代表ら

本庁地区中央(赤い部分)
本庁地区中央(赤い部分)
今年度最後の回は本庁地区中央
 今年度最後の「川合市長と語り合うタウンミーティング」が23日午後7時から8時半まで、元町の川越市役所で開かれました。
 14回目となる今回は、六軒町・中原町・松江町・西小仙波町・小仙波町・仙波町・通町・南通町・新富町・田町・脇田町・富士見町・大仙波などの住民代表ら28人が、市政について質問や意見・要望を話しました。

鉄道3社の3駅中心に商業地や住宅地
 市民と直接会って生の声を聴き、市政に反映させようと毎年開かれているタウンミーティング。今年度は初年度と同じく地区別に市内を巡って開かれており、今回は本庁地区の中部地域が対象。
川合善明市長
川合善明市長
 同地区は県道・川越日高線の南、JR・東武東上線・西武新宿線に囲まれた部分。国道16号や254号で市外に直結するほか、川越駅・本川越駅・川越市駅を中心に広がる商業地域や、それを取り囲む住宅地域が特徴。

副市長や部長9人が同席して回答
 この日は、市側から川合市長のほか宍戸信敏副市長、福田司・政策財政部長、小川倫勝・総務部長、木島宣之・市民部長、栗原薫・福祉部長、宇津木二郎・産業観光部長、藤條聡・都市計画部長、野原英一・建設部長、猪鼻幸正・学校教育部長らが出席。専門的な分野で市長を補足して質問などに答えました。
 住民側は支会長・自治会長ら役員のほか、中央公民館運営協力委員会や地区子どもサポート委員会の役員、PTAの役員らなど、地域を代表するメンバーらが出席。
 それぞれの立場から発言しました。また、地元選出の大泉一夫市議(公明党)が傍聴しました。

出席した住民からはさまざまな質問や意見・要望が
出席した住民からはさまざまな質問や意見・要望が
駅西口開設や道路整備望む声
 この日は、参加した住民の多くから本川越駅や川越市駅の西口開設を望む声や、都市計画道路の進捗についての質問や意見・要望が。
 「本川越駅の西口開発について、さまざまな情報や憶測が飛び交っている。きちんとした計画を示してほしい」の声には、藤條都市計画部長が「西口駅前広場の用地は鋭意確保しており、川越市駅に向かう分の用地交渉のめども立ってきている
藤條聡・都市計画部長
藤條聡・都市計画部長
。今はまだ駅前広場の設計ができていないため提示できないが、事業は着実に進んでいる。来年度にきちんと設計ができた段階で住民の人たちと相談したい」などと答えました。
 「中原町1・2丁目は駅に近くて買い物には便利だが、緑地や神社仏閣がなく憩える場所が欲しい」には、市長が「西口広場を設計する際に配慮したい」と答えました。

「"開かずの踏切"、何とかしなくては」
野原英一・建設部長
野原英一・建設部長
 「川越市駅の北にある踏切がなかなか開かず、駅西の住民は電車に乗り遅れそうになって困っている。ぜひ西口を開設してほしい」には、藤條都市計画部長が「現在の駅前広場の問題点や西口の必要性などについては充分認識しており、勉強会なども開いて検討していきたい」などと回答。
 市長が「私も大学1年からずっと市駅を利用してきたので、状況はよく知っている。駅北の踏切は1日のうち約9時間ふさがっており、連続で最長40分開かない時間帯があるという報告も受けている。早急に何とかしなくてはと考えている。西口開設は車両基地がある関係でなかなか難しいが、市駅周辺整備は重要な課題と認識しており、東武鉄道と話し合いを進めていきたい」と補足しました。

進まない都市計画道路にいら立ちの声
 「本川越駅から東に延びる道路の拡幅工事が途中で止まっており、喜多院周辺に行く観光客や住民らが急に狭くなって危険。ビニールシートが被せられているのも見栄えが悪い。早く進めてほしい」「現在手付かずの都市計画道路は、いつかは整備されるのか?」の声も。
それぞれの立場から質問や意見・要望を述べる住民の代表ら
それぞれの立場から質問や意見・要望を述べる住民の代表ら
 これらについては、野原建設部長が「本川越駅前通り線という都市計画道路で、埼玉病院前の通りまで拡幅するために用地取得を進めているところ。現在99.2%で、あと一息。その後、喜多院の角まで拡幅し、市内循環線に接続する計画になっています」「都市計画道路は整備が必要な路線として計画決定されたものなので事業化するのが基本だが、厳しい財政事情の下では選択と集中による見直しも必要かと思う。代案で解決するものや、社会状況の変化で必要性が変わったものなどについては中止も有り得ます」などと説明しました。

男性に交じって女性の参加者も
男性に交じって女性の参加者も
「国道16号につながる道路が大渋滞」
 また、「大仙波の新河岸川上流水循環センター(汚水処理場)に向かって新河岸川の土手沿いを走る道路が国道16号の抜け道に利用されており、天然寺のある交差点から南田島に抜ける道と交差して大渋滞が起こっている」の声には、市長が「近くには(砂中の脇を南北に走る)都市計画道路・寺尾大仙波線が南(新河岸駅方面)に向かって整備中だが、北側が(川越警察署方面)につながらないと役に立たないと危ぐしている。それと関連して問題の道路についても改善していきたい」などと答えました。
「いじめに対する市の対応は?」
猪鼻幸正・学校教育部長
猪鼻幸正・学校教育部長
 これら開発や道路建設のほかに、いじめや子どもの安全に対する声も。
 「いじめ問題が喫緊の課題となっているが、行政ではどのような対応を考えているのか?」には、猪鼻学校教育部長が「子どもとふれあう時間を増やしていくなど、学校だけでなく地域や家庭が一体となって、いじめ問題に取り組んでいくこと。校内研修や生徒指導研修などを充実させ、児童一人ひとりの見守りを大切にした教育を進めていくよう努めている」などと回答。
 川合市長が「来年度から、荒れた学校については生活指導の任期付き教員を市で雇い、増員の形で派遣することも考えている」などと補足しました。

通学路の安全や子どもの施設望む声も
 「通学路に暗い個所があり、子どもたちが心配」の声には、川合市長が「照明や交通標識・歩道・ガードレールなど、通学路の安全確保については市内各地で要望が上がっている。来年度は、抜本的な安全対策の予算を確保したいと考えています」などと答えました。
母親の立場から意見や要望する参加者も
母親の立場から意見や要望する参加者も
 このほか、「公園や子どものための施設が非常に少ない。郊外でもいいので、ゆっくりと車を駐車して子どもを遊ばせられる施設をつくってほしい」「少年少女スポーツ大会の参加対象は小学5〜6年生とされているが、サッカーや野球のクラブチームに所属している子が多く、参加者を集めるのが難しい。小学生全体を対象にできないか?」などの意見・要望が出されました。

「来年はテーマ別の討論会やりたい」
 終了後、川合市長は本紙取材に「きょうは交通・道路の問題が多かった。市街地での道路の問題は時間もお金も掛かるが、しっかりと計画を立ててやっていかないと何年たっても変わらないので、工夫していかなければと思う」とコメント。
 今年のタウンミーティング全体を振り返って「子どもたちの安全や交通の問題は、どの地域でも関心が高かった。通学路の整備や中3までの医療費の無料化など、子どもたちの施策をもっと力を入れていきたい。来年度のタウンミーティングは、市の課題を取り上げてテーマを設け、市民の皆さんと討論会のようなものをやってみたい」などと話していました。

(写真は元町の川越市役所で)
本庁地区中央の住民代表らを招いて開かれた今年度最後のタウンミーティング
本庁地区中央の住民代表らを招いて開かれた今年度最後のタウンミーティング
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シルクスイート・クイックスイート・紅赤
人気のサツマイモ3種を収穫

 
週末の産博出品に向け4Hクラブ   2012年10月22日
早朝から力を合わせてサツマイモを収穫する川越4Hクラブのメンバーら
早朝から力を合わせてサツマイモを収穫する川越4Hクラブのメンバーら
週末の産博に出品する芋を収穫
 あすの農業を担う若者らでつくる「川越4Hクラブ」(宮岡達也会長)が22日、約半年かけて作ってきたサツマイモを収穫。
 27・28の両日に川越運動公園で開かれる産業博覧会(産博)に出品・販売を予定しています。

サツマイモ作りは今年が最後
 同クラブは現在、24〜29歳の農業後継者15人で構成。2008(平成20)年から毎年、サツマイモづくりにチャレンジ。これまで、さまざまな品種を育てて課題などを研究してきました。
 しかし、メンバーの家で栽培しているのは葉物(小松菜・ホウレン草・水菜など)がほとんどで、残りは花木が2軒・稲作が1軒・下物(大根・里芋・人参など)が1軒だけ。サツマイモを作っている家は1軒もなく、今年が最後の取り組みに。

来年からは資材の違いを実証研究
 来年からは色や編み目の大小など、防虫ネットの種類の違いによる効果を、小松菜を使って実証研究する比較試験などに移行することにしています。

人気急上昇のシルクスイートなど栽培
 紅赤(1,200株)・紅高系(1,000株)・クイックスイート(600株)を作った昨年と変わり、今年はしっとりとした食感で人気が高まっているシルクスイート(1,400株)・紅赤(1,000株)・クイックスイート(240株)を栽培。
 クイックスイートが減ったのは、ウイルスフリー苗(※)の供給が需要に追いつかず手に入らなかったため。クイックスイートは種芋から芽が吹きにくく苗が増えにくいため、育苗業者が相次ぎ撤退したことによるものです。
(※:ウイルスフリー苗とは、ウイルスに侵されていない安全な苗のこと。サツマイモはいろいろなウイルスにかかりやすく、生育の遅れや品質・収量の低下を招くため、ウイルスが付いていない苗を植える必要がある。種芋から自然発生したままのウイルス付きの苗に比べ、値段は2〜3倍するという

紅赤は全て注文主へ出荷
紅赤は全て注文主へ出荷
スイート系2種は産博で販売
スイート系2種は産博で販売
休耕田利用で除草に追われる
 この日は、朝からメンバー約10人が収穫に参加。今年は休耕地(約1,000平方m)を利用したために除草が追いつかず、収穫量は予想を上回ったものの、中にはやや小ぶりの芋も。
 これらは収穫を先に延ばせばさらに生育が望めますが、産博に出品するためにこの日の収穫となりました。

今年は産博会場のみに出品・販売
 一昨年までは川越まつりの会場でも販売していましたが、昨年から店舗が人通りのほとんどない場所に移されたため、さっぱり売れず大赤字に。今年は、産博会場に絞って出展することになりました。
 出品されるのはシルクスイートとクイックスイートで、紅赤は小室の和食店「いも膳」(神山正久店主)と松江町の和菓子店「東洋堂」(戸田眞一代表)に納品されることになっています。

(左から)シルクスイート、クイックスイート、紅赤
(左から)シルクスイート、クイックスイート、紅赤
サツマイモだけでは生計は立たず
 4Hクラブの指導にあたっている県川越農業振興センターの鈴木智子課長によると、現在、市内でサツマイモを生産している農家は観光農園も含めて13軒のみ。
 その8割以上は、需要が高く、おいしくて作りやすい「紅あずま」(しっとり系だが煮崩れしにくいため汎用性が高い)が中心といいます。
 サツマイモは1年に1回しか収穫ができず、収穫後に他の作物を生産することもできないために収益が限られます。これは、収穫後の畑に肥料を施すと翌年のサツマイモ栽培の際、地上の茎や葉が必要以上に伸びて地中の芋が育たなくなるため。
 鈴木さんは「どの農家も、サツマイモだけでは生計は立たない。生計はほかの収入に依存しているのが実態」ときっぱり。
サツマイモで有名な川越で、実際にはあまり作られていないのはこのためです。

クッキングシートで包み、オーブンで170℃・約1時間加熱
クッキングシートで包み、オーブンで170℃・約1時間加熱
「収穫直後より1週間以上後がおいしい」
 小江戸新聞では、鈴木さんに聞いた人気の3種類の芋の特徴などを別表にまとめました。
 鈴木さんによると「サツマイモは掘った直後より、1週間以上たった方が甘みが増しておいしくなる。これは、適度な湿度と温度の下で保管することで、芋のデンプンが時間とともに糖に変わっていくため」といい、イモ掘りなどで収穫したものなどは、食べるタイミングも重要なポイントとなりそうです。

3 種 類 の 品 種 の 主 な 特 徴
 
シルクスイート
クイックスイート
紅赤(金時)
焼き上がりの断面

シルクスイート

クイックスイート 紅赤
味・食感
ねっとりとした食感・シルクのような舌触り
ねっとりとした食感・クリーミーな舌触り
ホクホクとねっとりが程よく交ざった食感
適性
繊維が少ないため煮崩れしやすく煮物などの料理には不向き。黄色くて甘みが強く、焼き芋向き
繊維が少ないため煮崩れしやすく、煮物などの料理には不向き。黄色くて甘みが強く、焼き芋向き
繊維があり、煮崩れしにくいため煮物などの料理にも使える。天ぷらや、きんとんなどがおいしい。
調理法
クッキングペーパーなどで包み、オーブンで170℃・1時間程度加熱(芋の大きさで差がある)すると、蜜が溶け出すほど甘くクリーミーに焼ける
約50℃でデンプンが糖に変わることからクイックスイート(素早く甘い)の名が付けられ、電子レンジで比較的短い時間で調理ができるが、オーブンなどで充分に時間と熱をかけた方がはるかにおいしい
幅広い料理に使える食材。天ぷらがサクッとしておいしい。熱の通りが早いので、さっと揚げるのがコツ(一例)
生い立ち・開発元
クイックスイートの兄弟分として、2010(平成22)年にカネコ種苗が開発・販売
独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所」が2005(平成17)年に開発。各種苗会社が販売
山田いちさん(さいたま市)が1898(明治31)年に偶然発見した突然変異種。甥の吉岡三喜蔵さんが苗を生産販売し広めた
外観・作りやすさ
皮は紫色で、丸味があり太め。
苗が増えやすく、ウイルスフリー苗が潤沢に供給される。
育てやすい
皮は紫色で、やや太めの芋が途中から急にすぼまるものが多い。
皮は明るいピンクで、やや細身。
育てるのが、やや難しい
その他
スイーツ感覚で味わえる人気急上昇の品種。柔らかく、つぶれやすいのでスプーンで食べるのがコツ。電子レンジよりオーブンで焼くのがおいしい
種芋から芽が吹きにくく苗が増えにくいため、育苗業者が相次ぎ撤退。ウイルスフリー苗の供給が需要に追い付かない状態となっている
黄色くて自身の甘みが強く、個別の味を付加して演出したい菓子の材料としては敬遠されがち。菓子には、身が白くて繊維が残らない「紅高系」が、適度な甘みで味や色が調整しやすいために人気が高い
収穫したシルクスイートを持つ宮岡達也・4Hクラブ会長(右)とクイックスイートを持つメンバー(左)=藤間で
収穫したシルクスイートを持つ宮岡達也・4Hクラブ会長(右)とクイックスイートを持つメンバー(左)=藤間で
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前年比1.35倍の103.6万人
 
市制施行90周年で山車総出の川越まつり
      2012年10月20・21
時の鐘(中央)前の辻で鉢合わせした山車同士が曳っかわせに突入!=幸町で
時の鐘(中央)前の辻で鉢合わせした山車同士が曳っかわせに突入!=幸町で

川越氷川神社の神幸祭の渡御を前に挨拶する川合善明市長(右)=元町の市役所玄関前で
川越氷川神社の神幸祭の渡御を前に挨拶する川合善明市長(右)=元町の市役所玄関前で
市制90周年で山車29台が勢揃い
 市制施行90周年を記念して山車29台全てが繰り出した国の無形民俗文化財「川越まつり」が、20・21日の両日開かれ、。初日は全国から約47万4,000人(主催者調べ・前年比20万4,000人増)が、2日目は約56万2,000人(同・6万2,000人増)が来訪。
 2日間で、前年比約1.35倍の約103万6,000人が訪れました。

姉妹友好都市のメンバーも祭りを見学
 20日午後1時すぎに川越氷川神社を出発した神幸祭の渡御は、午後2時半ごろ元町の川越市役所に到着し、川合善明市長の挨拶を受けて神社へ還御。市役所前には各町内の山車10台が代わるがわる姿を現し、詰め掛けた人らは盛んにカメラに収めていました。
式典が行われた市役所前で鉢合わせする2台の山車を見物する人たち=元町で
式典が行われた市役所前で鉢合わせする2台の山車を見物する人たち=元町で
19日に行われた姉妹友好都市サミットに参加した仏・オータン市のメンバーも市庁舎から川越まつりを見物=元町で
19日に行われた姉妹友好都市サミットに参加した仏・オータン市のメンバーも市庁舎から川越まつりを見物=元町で
 また、昨日行われた川越市の姉妹友好都市サミットに出席したメンバーも祭りを見物。
 庁舎7階の会議室に案内されたフランス・オータン市のメンバーも、窓から眺めて「美しい」「素晴らしい」などと感激していました。

曳っかわせの熱気に酔う
 29台の山車は、明るいうちは主に自分の庁内を中心に練り、日暮れとともに本川越駅から札の辻交差点に至る中心街に集結。
 交差点や三差路などの辻や、一本道で鉢合わせする度に進路を競って「曳(ひ)っかわせ」を展開。
 これは、各町内で異なるお囃子や舞いのリズムやテンポが相手に引きずられて乱れると潔く進路をを譲るしきたりで、山車巡行の醍醐味の一つ。
 沿道を埋め尽くした人らは、囃子の音や威勢の良い掛け声とともに提灯の明かりが舞う、江戸けんか祭りの熱気に酔っていました。

「川越は江戸の流れ引く山車が良い」
 「川越まつりが好きで、9年前から毎年通っている」という国分寺市の今玉利さん(75)は、「写真が趣味で、動きのある写真を狙っています。祭りの写真コンテストには毎年応募しているんですが、一度もかすらなくて…」などと話していました。
 また、3年前から訪れているという相模原市の井上さん(65)は「子どものころから祭りが大好きで、若ければ参加したいんですが今は各地の写真を撮って回っています。江戸の流れを引く川越まつりは山車が良い」などと話していました。

大正7(1918)年建築の埼玉りそな銀行川越支店(旧・八十五銀行本店)もライトアップされて=幸町で
大正7(1918)年建築の埼玉りそな銀行川越支店(旧・八十五銀行本店)もライトアップされて=幸町で
全国各地の祭り関係者300人が集結
 祭りは山車を引く人や操る人・お囃子や舞いの伝統を守る人・資金面で応援する人など多くの人の手で支えられていますが、自分たちの市・町の祭りをより良いものに発展させ全国に発進しようと、民間レベルで交流を続けている人たちもいます
 民間レベルで結成するボランティアグループ「山車・屋台祭礼交流会」もその一つで、全国各地の祭り関係者が交流し互いに訪問し合って祭りについて研究。協力し合うことで自分たちの祭りをより良いものにし、情報を発信し合う活動を続けています。

「民間交流が祭りや町おこしの底力に」
 発足9年でメンバーも120市町に広がりを見せ、今年は京都・滋賀・高山・静岡・群馬・千葉・横浜・鹿沼・都内・県内など、69市区町から約300人が川越まつりに集まりました。
 群馬県下仁田町の有賀修さんは、川越まつりについて「全国各地を回って見せてもらっているが、さすがに江戸に近いだけあって川越は山車もお囃子も素晴らしい。これだけの数の山車が残り、伝統をきちんと継承している」と評価。「この会には山車や御輿・囃子などに詳しい人も大勢いて、とても勉強になります」などと話していました。
 毎年、それぞれのまちの祭りをPRするポスターを川越まつり会館横に張り出しており、今では60枚以上に。訪れた祭りファンが足を止めて見入っていました。
 宇津木二郎・産業観光部長は「こうした市民の横の連携が、祭りや町おこしを活性化させる底力となっていると思います」などと話していました。
全国各地から川越に集まり、民間交流で互いのまちの祭りを応援し合う山車・屋台祭礼交流会の皆さん=元町で
全国各地から川越に集まり、民間交流で互いのまちの祭りを応援し合う山車・屋台祭礼交流会の皆さん=元町で
今年9年目を迎えた山車・屋台祭礼交流会の会場=元町で
今年9年目を迎えた山車・屋台祭礼交流会の会場=元町で
川越まつり会館横にズラリと張られた各地の祭りPRポスターも60枚以上に増え、ちょっとしたギャラリーに=元町で
川越まつり会館横にズラリと張られた各地の祭りPRポスターも60枚以上に増え、ちょっとしたギャラリーに=元町で
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相続・年金受給で税金は?
 
高齢者学級が税理士招き勉強会
         2012年10月17
相続税の仕組みについてボードを使って説明する下田克巳税理士
相続税の仕組みについてボードを使って説明する下田克巳税理士

60〜90歳代のお年寄りら約300人が税について勉強
60〜90歳代のお年寄りら約300人が税について勉強
高齢者が相続税や年金の税など学ぶ
 市中央公民館(大嶋美紀夫館長)の高齢者学級「中央かがやき学園」(阿部恒男運営委員長)が、17日午後1時半から約2時間、郭町のやまぶき会館で税金教室「税・年金と暮らし」を開催。
 同学園本科コースのメンバー約300人(主催者調べ)が、税理士から相続税や贈与税・年金所得の確定申告など、身近な税の仕組みなどについて学びました。

講座や社会見学で充実した毎日目指す
 今年で47年目を迎える「中央かがやき学園」は中央公民館事業の一つで、市内在住の60歳以上の高齢者約560人で構成。
 年11回の講座や社会見学・クラブ活動などに参加することで教養を高め、充実感を持って健康な毎日を過ごすことを目指しています。

租税教室推進協議会が講座を提供
 この日の「税金教室」もその講座の一つで、講演会は子どもたちの租税教室などで税の周知・啓発を行っている川越地区租税教室推進協議会(会長:新井孝次教育長)が提案。
 関東信越税理士会川越支部の下田克巳税理士を講師として派遣し、来月11日から始まる「税を考える週間」を前に、高齢者に身近な税について知って理解を深めてもらうのが狙い。

阿部恒男・運営委員長
阿部恒男・運営委員長
ひったくりや振り込め詐欺に注意呼び掛け
 講義を前に、阿部運営委員長が挨拶。
 「9月までに県内でひったくり被害が863件発生しており、60歳以上の高齢者の被害が317件で36.7%を占めている。うち93.7%が女性だそうです。市内でも昨年より2割以上多い48件が発生しています。また、振り込め詐欺も市内で11件発生、なんと9,500万円もの被害が出ています。被害者はほぼ100%が女性だそうです。不安の多い世の中ですが、自分のことは自分自身で守り切るという意識がさらに必要になるのかなと思います」などと注意を呼び掛けました。

ついて説明する川越税務署の市川篤・広報広聴官
マスコットの「イータ君」(右)と一緒にe-Taxについて説明する川越税務署の市川篤・広報広聴官
「イータ君」がe-TaxをPR
 続いて、市川広報広聴官と国税庁のマスコットキャラクター「イータ君」が登壇。
 自宅にいながらインターネットで確定申告ができるe-Tax(イー・タックス)について紹介。「初めて電子申告した人は最高3,000円の税額控除が受けられるなど、いくつかのメリットがあります。ぜひ試してみてください」などとPRしました。

暮らしの中の身近な税を分かりやすく説明
 講座では、下田税理士が所得税や固定資産税・住民税・自動車税・消費税など暮らしの中の身近な税金や、納税によって受けられる公共サービスなどについて説明。
テキストを見ながら下田さんの講義に聴き入る参加者
テキストを見ながら下田さんの講義に聴き入る参加者
 「年金受給者は所得税が源泉徴収され、確定申告により納付・還付が行われます」「相続税は法定相続人数に1,000万円を掛けた額に、5,000万円を加えた額を超えた分が課税対象になります」「借金など負債の相続を放棄する場合は、3カ月以内に相続の放棄を家庭裁判所に届け出なければいけません」「医療費控除などは計算式で概算が試算できるので、確定申告に掛かる交通費が還付額を上回らないか計算してみて下さい」などと、資料やホワイトボードなどを使って分かりやすく話しました。

「夫の相続、息子がやってくれた」
 小仙波から参加した清水さん(76)は「良い話を分かりやすく聞かせてもらいました。うちの場合は、主人が亡くなったときの相続手続きを、息子がやってくれたので助かりました」などと話していました。
(写真は郭町のやまぶき会館で)
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「タウンミーティングの趣旨は?」
 
本庁地区南部の住民から生の声聴く
     2012年10月16
脇田新町・新宿町・岸町・旭町など本庁地区南部の住民代表らと話し合う川合善明市長(右中央)
脇田新町・新宿町・岸町・旭町など本庁地区南部の住民代表らと話し合う川合善明市長(右中央)

本庁地区の南部(赤い部分)
本庁地区の南部(赤い部分)
脇田新町・新宿町・岸町・旭町の36人が出席
 今年度13回目となる「川合市長と語り合うタウンミーティング」が16日午後7時から旭町の市立川越高校で開かれ、脇田新町・新宿町・岸町・旭町などの住民代表ら36人が市政について質問や意見・要望を話しました。

本庁地区南部はR16・旧R254走る住宅地
 タウンミーティングは、川合善明市長が直接市民と会って生の声を聴き、市政に反映させようと開催。今年度は地区別に市内を巡って開かれており、今回は本庁地区の南部地域が対象。同地区は川越駅西口から南西に広がる商業地域や、国道16号や旧・国道254号(川越街道)が走る住宅地域。

川合善明市長
川合善明市長
地域の代表らが住民の声を代弁
 この日は、市側から川合市長のほか風間清司副市長、宍戸信敏副市長、福田司・政策財政部長、小川倫勝・総務部長、木島宣之・市民部長、栗原薫・福祉部長、藤條聡・都市計画部長、野原英一・建設部長、猪鼻幸正・学校教育部長らが出席。専門的な分野で市長を補足して質問などに答えました。
 住民側は支会長・自治会長ら役員のほか、南公民館登録グループ連絡会や地区子どもサポート委員会の役員、PTAの役員らなど、地域を代表するメンバーらが出席。それぞれの立場から発言しました。また、地元選出の中村文明市議(公明党)と荻窪利充(やまぶき会)が傍聴しました。

それぞれの立場から質問や意見・要望を述べる住民の代表ら
それぞれの立場から質問や意見・要望を述べる住民の代表ら
道路整備・安全確保に質問・意見
 住民代表らからは、「新河岸方面から所沢街道(県道・川越所沢線)につながる道路の計画内容は? また、いつ完成するのか?」「岸町2丁目は国道16号と川越街道につながる道路が混み合い、交通事故も多くて子どもたちの通学に危険」「大塚小の通学路は狭いのに交通量が多く、いつ事故が起こってもおかしくない状況。何とかしてほしい」「脇田新町は国道16号を挟んで両側に町内が分かれているが、交通事故が多発している。市の事故防止対策を」など、道路に関する質問や意見が。

野原英一・建設部長
野原英一・建設部長
「拡幅難しい道は一方通行化で歩道確保」
 都市計画道路については、野原建設部長が「不老川の手前で止まっている道路は、不老川を渡った後に県道・川越所沢線と交差し、市立川越高校方面に伸びる計画で、岸町周辺の渋滞緩和に役立つ重要な路線と考えています。具体的な事業スケジュールは立っていません」と回答。
 事故防止対策や通学路については、川合市長が「交差点改良など、警察と相談しながら対応していきたい」「通学路の安全確保は路面標示などで対応しているが、抜本的には道幅を広げるしかない。難しい場合は一方通行にして歩道スペースを確保するなどの整備が必要。通学路についての要望は多く、次年度からは予算を取って力を入れてやっていきたい」などと答えました。

木島宣之・市民部長
木島宣之・市民部長
「新斎場の進捗状況・現斎場の跡地利用は?」
 「新斎場建設の進捗状況は?」には、川合市長が「農振(農業振興地)除外の手続きが完了し、異議申し立てが出なければ都市計画決定の手続きも進むと思います」と回答。
 木島市民部長が「今年度に基本設計をし来年度に実施設計を行う予定で、今年度中に都市計画決定をして事業に着手したいと考えています」と補足しました。
 また「旭町にある斎場の跡地利用計画は?」には、川合市長が「全く未定で、まだ検討も始めていません。新斎場の工事に入れるくらいの時期には検討が必要になってくるかと思います」と答えました。

藤條聡・都市計画部長
藤條聡・都市計画部長
「川越駅西口の市有地、活用計画は?」
 「川越駅西口の市有地(現在の駐輪場と自由広場)の活用計画は?」には、川合市長が「市庁舎の建設計画は白紙に戻した。数年のうちには使い方を決めて活用していこうと、地域の人たちも交えて検討を始めたところです」と回答。
 藤條都市計画部長が「県地方庁舎の跡地利用とも併せ、皆が集えるオープンスペースや交通の結束点としての利用・駐輪場利用など、皆さんに喜ばれるような活用を具体化していかなければと考えています」などと補足しました。

宍戸信敏副市長
宍戸信敏副市長
猪鼻幸正・学校教育部長
猪鼻幸正・学校教育部長
いじめ防止や学校改装に質問や要望が
 「新宿小は築30年で老朽化しトイレも汚い。早く改修を」には、宍戸副市長が「47〜48年が耐用年数だが、立地条件によって傷み方に差もある。早急に修繕しなければいけない個所は、緊急性に応じた順に対応しています」などと回答。
 「学校でのいじめの対応はどうなっているのか?」には、猪鼻学校教育部長が「(生徒と教師の)信頼関係を築き、アンテナを高くしていじめの早期発見・対応に努めています」などと回答。川合市長が「教育長に、議会の提言などを取り入れてはどうかとの要請はしてあります」などと答えました。

「暇そうなのに対応してくれない市職員」
 「アパートやマンションが増えて自治会の加入率が落ちてきている。加入を呼び掛けるパンフレット作成など、川崎市のように行政で協力してもらえないか?」には、川合市長が「自治会加入を勧めるパンフレット作成については前向きに考えたい」と回答。
女性の出席者からもさまざまな質問や意見が
女性の出席者からもさまざまな質問や意見が
 「市役所の窓口では、暇そうにしているのに、なかなか対応してもらえない。職員数が多過ぎるのではないか?」の声には、川合市長が「職員数や残業は計画を立てて毎年減らしてきているが、部署によっては職員が足りずに負担が過重になっているところも出てきており、均衡点に近づきつつあるのではないかと感じている。対応の悪い職員については、指導が徹底せず申し訳ない」などと答えました。

小川倫勝・総務部長
小川倫勝・総務部長
「独り暮らしのお年寄りのリスト提供を」
 「独り暮らしのお年寄りが亡くなって1週間後に発見されたが、気付くことすらできなかった。独り暮らしや65歳以上のお年寄り夫婦のリストを自治会長にも提供してもらえないか?」には、小川総務部長が「個人情報保護委員会の判断で、特別職の公務員である民生委員には提供できるが、任意機関である自治会への提供については議論がある。そのかわりに、災害時要援護者リストを提供するので協力してほしい」などと答えました。

「ワクチン接種補助や子どもの医療費無料化を」
出席した住民からはさまざまな質問や意見・要望が
出席した住民からはさまざまな質問や意見・要望が
 このほか、「10月から始まった小学生の医療費無料化を、中学3年まで拡大してほしい」「子どもたちのインフルエンザ接種に補助を」「24年度の子宮頸がんワクチン無料化を25年度以降も実施してほしい」「学童保育に入りきれない子の行き場がない。学校の空き教室を使った放課後児童クラブの設置を」「新宿町6丁目は1,135世帯が暮らすまちだが、公園が1つもない。3年前に開かれた初めてのタウンミーティングでも要望したが、未だに実現していない。1つでもいいから、何とか設置してはもらえないか?」などの意見・要望も出されました。

「何らかの形で公園増やす努力したい」
 終了後、川合市長は本紙取材に「公園が不足している問題については気には懸かっているが、なかなか実現できず申し訳ないと思っている。借地なども含め何らかの形で公園を増やす努力をしていきたい」などと話していました。 

「タウンミーティングの意味・趣旨は?」
 川合市長が就任以来4年間続けてきたタウンミーティングですが、今回初めて市民の中から「開催の意味・趣旨」を問う発言が飛び出しました。
住民の声を代表して発言する出席者も
住民の声を代表して発言する出席者も
 これに対し、川合市長は「市民の利益になることを行うのが、自治体の使命・目的であるはず。そのためには、市民に直接会って生の声を聴くことが必要との考えから始めた」などと答えましたが、タウンミーティングの意味は、市長だけでなく副市長や部長ら幹部職員が同席することで、市民要望について市長と共通の認識を持つ機会となっている点も見逃せません。
 市政は市長1人が担うものではなく、幹部職員をはじめ全職員が心を一つにして取り組んで初めて機能するもの。市政に対する共通認識を訓示や会議だけで持つのは簡単ではありません。
 タウンミーティングで出された市民の声の中には、財政状況や優先順位などですぐに実現できないものも多いのが現実ですが、市政を担う者がどれだけ市民の声を真摯に受け止めるかで市民生活の質は大きく左右されます。
タウンミーティングで出された市民の生の声が市政にどう反映されるかは行政担当者の受け止め方次第
タウンミーティングで出された市民の生の声が市政にどう反映されるかは行政担当者の受け止め方次第
タウンミーティングで出された市民の生の声が市政にどう反映されるかは行政担当者の受け止め方次第
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秋の境内に250人の歌声響く
 
第7回「第九の夕べ in 喜多院」
      2012年10月08
喜多院の境内に響き渡る第九の合唱に聴き入る市民ら
喜多院の境内に響き渡る第九の合唱に聴き入る市民ら

合唱を指揮する宮寺勇さん
第九の合唱を指揮する宮寺勇さん
朝日明実行委員長
朝日明実行委員長
塩入秀智住職
塩入秀智住職
川合善明市長
川合善明市長
「地域に芸術・文化を根付かせたい」
 自分たちのまちが誇る歴史的な寺院の境内で、ベートーベンの交響曲第9番の第4楽章「歓喜の歌」を歌い続けることで、地域に芸術・文化を根付かせようという「第九の夕べ in 喜多院」が、8日午後6時から小仙波町の川越大師・喜多院(塩入秀智住職)で開催。市民ら約800人(主催者調べ)が、秋の夜の音楽会を楽しみました。

メンバーの年齢や職業もさまざま
 コンサートは、「喜多院で第九を歌う会」(朝日明実行委員長・約50人)が主催。川越市や市教委などが後援して毎年この時期に開催。
 今年は市制施行90周年の記念事業にもなっています。
 7回目を迎えたこの日の合唱には、市民約150人を含む250人(男57人・女193人)がステージに。高3の女の子から84歳の男性まで、年齢も職業もさまざま。
 川越市出身で埼玉中央フィルの常任指揮者・宮寺勇さんが音楽総監督と指揮を務め、オーケストラは内海源太さん・川島容子さんがエレクトーンで演奏しました。
 また、第九に先立ち川越第一小学校(伊藤明校長)の1〜6年生45人も元気な歌声を響かせました。

エレクトーンで第九を演奏する内海源太さん(左)と川島容子さん
エレクトーンを演奏する内海源太さん(左)と川島容子さん
ソプラノの高橋維さん
ソプラノの高橋維さん
バリトンの井上雅人さん
バリトンの井上雅人さん
アルトの遠藤亜紀子さん
アルトの遠藤亜紀子さん
テノールの山本耕平さん
テノールの山本耕平さん
「いつか皆で第九演奏会をやりたい」
 第九の合唱を鑑賞しようと集まった市民も回を追うごとに増え、用意した700席も満席に。この日は気温19℃前後と肌寒い夜となりましたが、椅子席を取り囲むように大勢の人たちが立ち見で鑑賞していました。
 コンサートのきっかけは、18年ほど前に同会の事務局長を務める小野澤康弘さんら有志15人がサークルとして活動していた「お父さんコーラス」が発端。当時サークルを指導していた宮寺勇さんらと「いつか皆で第九のコンサートがやりたい」と夢を語り合っていたといいます。

「せっかく実現した第九、続けよう」
 「第九の夕べ in 喜多院」が具体化したのは6年前、朝日明さんら川越青年会議所OB有志で組織する「未来クラブ」(田中和夫会長・約60人)の例会として開催。
 その後、喜多院の地元・小仙波町で生まれたメンバーらが中心となり、「地域の芸術文化の向上のため、せっかく実現した第九の夕べを続けよう」と地域の有志を中心とした「喜多院で第九を歌う会」が結成されました。

「地域の思いが結実した音楽会に」
 3回目以降は自治会や地元の人らの理解も年々深まり、今では会場の設営や受付・駐車場の整理や会場の警備など、ボランティアで協力。椅子などは川越第一小が提供するなど、まさに「地域の思いが結実した音楽会」に育ちました。
 朝日実行委員長は「喜多院は小仙波町の象徴。1丁目から5丁目までの自治会長が実行委員となり、まち全体で盛り上げてくれている。皆の力が合わさり、この森で歌えることが『喜びの歌』です」と話していました。

月2回ずつ12回の練習の積み重ね
 合唱のメンバーはこれまで、4月から毎月2回ずつ午後6時半から約2時間、計12回の練習を積み重ねてきました。
川越第一小の児童も本番1週間前に合同練習=9月30日、小仙波町のあそか幼稚園で
川越第一小の児童も本番1週間前に合同練習=9月30日、小仙波町のあそか幼稚園で
幅広い年齢層のメンバーが集まり、本番前に合同練習=9月9日、鯨井の西文化会館「メルト」で
幅広い年齢層のメンバーが集まり、本番前に合同練習=9月9日、鯨井の西文化会館「メルト」で
 「歌ってみたいけれど、楽譜やドイツ語も読めない」という人には、川越南高校の元音楽教師の北村節子さんとピアニストの福田奈穂美さんが、一から指導。
 練習会場は地元の「あそか幼稚園」(近藤久子園長)が提供、終盤2回の合同練習は西文化会館「メルト」で行われました。
 また、第一小の1〜6年生45人も先月30日に「あそか幼稚園」に集まり、川越少年少女合唱団の指導者・原田みさ子さんの"特訓"を受けて本番に臨みました。


練習通り元気よく「ドレミのうた」を合唱する川越第一小の子どもたち
市民や児童の歌声、境内に響く
 この日のコンサートはエレクトーン演奏に続き、ソリストの高橋維さん(ソプラノ)・井上雅人さん(バリトン)・遠藤亜紀子さん(アルト)・山本耕平さん(テノール)が1曲ずつ独唱。
 続いて、川越第一小の子どもたちが「ドレミの歌」や「歌えバンバン」など3曲を元気いっぱいに合唱。
 演奏会後半では、混声合唱団とソリストが第九の第4楽章「歓喜の歌」を見事なハーモニーで歌い上げました。最後には観客も一緒に「よろこびの歌」や「ふるさと」を歌い、境内に皆の歌声が響いていました。

「ホールとは違う味わいがすごかった」
 4歳と10歳の男の子を連れて東京・豊島区から来たという鈴木さんは「同級生が以前から合唱に参加しており、今回初めて聴きに来ました。自分もポップスでトロンボーンを吹くんですが、喜多院の境内で生の音楽会が鑑賞できるのは、ホールとはまた違った味わいがあってすごいですね」などと話していました。
(写真は練習風景を除き、小仙波町の喜多院本堂前で)
最後には観客も一緒になって「よろこびの歌」や「ふるさと」を合唱
最後には観客も一緒になって「よろこびの歌」や「ふるさと」を合唱
満席の椅子席を取り囲むように立って鑑賞する人たちも
満席の椅子席を取り囲むように立って鑑賞する人たちも
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「帽子は希望の光・信頼の証」
 
川越看護専門学校が第60回「戴帽式」
     2012年10月05
ナイチンゲールのろうそく(右)から看護の灯を受け継ぎ、誓いを新たにする学生たち
ナイチンゲールのろうそく(右)から看護の灯を受け継ぎ、誓いを新たにする学生たち

18歳から43歳までの91人がナースキャップを授かった戴帽式
18歳から43歳までの91人がナースキャップを授かった戴帽式
平均年齢25.4歳91人が戴帽式
 川越看護専門学校(井上誠一郎校長)の第60回「戴帽式」が5日午後2時から郭町のやまぶき会館で行われ、准看護師を目指して勉強を続けている91人(男10人・女81人)が、誓いを新たにあこがれのナースキャップをかぶりました。
 今年の学生は平均年齢が25.4歳(18〜43歳)と若く、華やかで活気あふれる戴帽式となりました。

86年の歴史、4,300人以上を輩出
 同校は川越市医師会(関本幹雄会長)が付設。1926(大正15)年に川越産婆看護婦学校として発足後、1953(昭和28)年に新制度の准看護婦学院として生まれ変り、1973(同48)年より現在の形に。
 これまでに、4,300人以上の准看護師を医療現場に送り出しています。今春までは埼玉病院そばにありましたが、今年5月1日からはオアシス南隣りに新築された医師会館内に併設されました。

8割が医療現場で働きながら勉強
 在校生は医師会員の協力の下、約8割が看護助手やヘルパーとして(残り約2割は出産・育児中など)、午前中は医療現場で働きながら午後に通学。
 2年間の修業で受験資格を得て准看護師試験に挑戦。3年間の修業で看護師の国家試験に挑戦することになります。

一人ひとり壇上で井上誠一郎校長(中央奥・右)からナースキャップを受け取り、担任に頭にかぶせてもらう戴帽生
一人ひとり壇上で井上誠一郎校長(中央奥・右)からナースキャップを受け取り、担任に頭にかぶせてもらう戴帽生
一人ひとり壇上でナースキャップ
 式典には戴帽生91人のほか、陰で支える家族ら126人など334人が出席。
 戴帽生は国歌・校歌斉唱に続き、一人ひとり壇上に呼ばれて井上誠一郎校長からナースキャップを受け取り、担任の手で頭にかぶらせてもらいました。

「帽子は患者の希望の光・信頼の証」
 続いて、井上校長や関本医師会長が「今かぶったナースキャップは、病と闘い打ち勝とうとする人たちにとって希望の光・信頼の証なのです。今の感激を忘れずに、看護の勉強や仕事に精いっぱい頑張ってください。そして今よりもっと高く深い看護を学び、大きな人間になってほしい」などと挨拶。
井上誠一郎校長
井上誠一郎校長
関本幹雄・川越市医師会長
関本幹雄・川越市医師会長
川合善明市長
川合善明市長
 来賓を代表して川合善明市長が「疾病の変化や医療技術の向上などにより患者が求めるニーズが多様化し、看護職の役割がますます重要となっている。また、高齢化社会の進展に伴い、介護や在宅医療の場で多くの看護職の人たちが市民の健康や医療を支える大きな力となっている。今の感激を忘れずに、輝かしい未来に向けて前進してください」などと祝辞を述べました。

待ち望んだ戴帽式を迎え、表情も明るい学生たち
待ち望んだ戴帽式を迎え、表情も明るい学生たち
ロビーでは、ナースキャップをかぶり家族に記念写真を撮ってもらう光景が
ロビーでは、ナースキャップをかぶり家族に記念写真を撮ってもらう光景が
ナイチンゲールの心、灯に受け継いで
 最後に、戴帽生は一人ひとりキャンドルを手に壇上へ。ナイチンゲール像がともす希望・やすらぎの灯を受け継いで整列。命の尊厳と人権を尊重し、看護に携わる者としての誓いを新たにしていました。
 戴帽生らの指導にあたっている島崎由美子先生は「今年の学生はまじめで、思ったことをはっきり言える子が多い。返事が良く、行動を起こすまでに少し時間がかかるのが特徴」などと話していました。

「もっと勉強して一人前になりたい」
「責任重大で緊張、気を引き締めて」
 「4月から看護助手として働きながら勉強してきた」という村里さん(18・女性)は、「患者さんにお礼を言われるとうれしいし、やりがいを感じる。もっと勉強して一人前の看護師になりたい」などと話していました。
 また、「市内の病院や介護施設などでヘルパーを8年以上続けてきた」という鈴木さん(34・男性)は「責任重大で緊張します。気を引き締めて患者さんにあたっていきたい」などと話していました。

(写真は郭町のやまぶき会館で)

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見守り事業モデル地区で貢献
 
川鶴地区でタウンミーティング
     2012年10月03
川鶴地区の住民代表らを前に挨拶する川合善明市長(右中央)
川鶴地区の住民代表らを前に挨拶する川合善明市長(右中央)

市民の質問に答える川合善明市長
市民の質問に答える川合善明市長
川鶴地区の住民33人から生の声聴く
 今年度12回目となる「川合市長と語り合うタウンミーティング」が3日、川鶴公民館で開かれ住民の代表ら33人が出席、意見や質問・要望などを話しました。
 タウンミーティングは、川合善明市長が直接市民と会って生の声を聴き、市政に反映させようと就任以来毎年行っており、今年度は地区別に市内を巡って開かれています。

地域を代表し、それぞれの立場から意見
 この日は、市側から川合市長のほか風間清司副市長、福田司・政策財政部長、小川倫勝・総務部長、木島宣之・市民部長、栗原薫・福祉部長、野原英一・建設部長、猪鼻幸正・学校教育部長らが出席。専門分野で市長を補足して質問などに答えました。
 住民側は支会長・自治会長ら役員のほか、民生児童委員、地区社協や青少年を育てる地区会議の役員、地域子どもサポート委員会やPTAの役員らなど、地域を代表するメンバーらが出席。それぞれの立場から発言しました。

川鶴地区
川鶴地区
高齢者見守り事業のモデル地区に
 川鶴地区は鶴ヶ島市と接する川越の西部に位置し、昭和50年代後半に開発が進んだ住宅地域です。
 同地区では昨年度、本庁地区の第7支会(小仙波など)と共に、「川越市高齢者見守りネットワーク事業(見守り事業)」で地域住民らによるお年寄りの見守り活動を行い、モデル地区として事業に貢献。今後は市内全域で展開していくことになり、モデル事業は先月24日に打ち切られました。

突然の事業打ち切りに疑問の声が
 冒頭、この打ち切りの連絡が十分な説明もなく見守り活動を続けていた人たちに伝えられたことに対し、疑問の声が相次ぎました。
住民の声を代表して意見や質問・要望を話す出席者
住民の声を代表して意見や質問・要望を話す出席者
 「地域の役に立てばと思い、お年寄り宅の訪問などボランティアとして見守りサポーターに志願して頑張っていた。当初『任期はない』と言われて気長に取り組もうと考えていたが、何の説明もなく、市から突然『名札を返すように』と言われて驚いた」「せっかくの試みを唐突に中止して、独り暮らしの高齢者に対するケアをどのように考えているのか?」「モデル事業として2回ほど会合はあったが、終わるときは何の説明もなし。どういうつもりか?」などの声が。
 これらについて、川合市長が「期限付きのモデル事業であることの説明や、きちんとした説明もなしに一片の通知で終わらせたことについて、おわびします。高齢者の見守り事業はさらに充実させていかなければならないと考えており、今後とも皆さんのご協力をぜひ頂戴したい」などと謝罪。

「各部署の連携、どうなっているのか?」
 「見守り事業は災害時要支援者の対策と、どう関わりがあるのか職員に聞いたら『知らない』と言われた。事業を進めるにあたり、各部署の連携はどうなっているのか?」の声には、栗原福祉部長が「職員が災害時要援護者の対策について十分な知識がなく、至らない対応をして申し訳ない」などと謝罪。
 川合市長も「市役所内部の連絡調整が十分できていない点は申し訳なく、お恥ずかしいこと。こうした批判のないよう、努力していきます」と話しました。

さまざまな立場から意見や質問・要望が
さまざまな立場から意見や質問・要望が
子どもの教育に関する意見や質問も
 このほか、「川越西小は児童の半数が学区外から通学しており、自治会の運動会やイベントに参加できない子が大勢いる。地域でのいじめの見守りにも支障が出る。学区の見直しはできないか?」「川越西小の学童保育室は狭い部屋で60数人が利用しており、環境が悪いので見直してほしい」「医療費の無料化を中3まで広げてほしい」など、子どもの教育に関する意見・要望も。
 猪鼻学校教育部長が「学区制については、市内の各地域でさまざまな条件があり、一括で決められない難しさがある。一つひとつ丁寧に対応していきたい」「いじめの防止は、学校だけでは限界もある。地域の皆さんにもご協力いただきたい」と回答。
 「川越市は子どもの施設が少ない。他市では、子どもたちが近隣市町村の施設を利用できる協定を結んでいるところがある。施設を造る予算がないのであれば、川越市もこうした仕組みに参加してほしい」の声には、川合市長が「川越市は7つの市町からなるレインボープランという協力体制に参加しており、図書館などは互いに利用できる。良い提案を頂いたので、子どもの施設についても相互利用できるようにしていきたい」などと答えました。

高齢者の移動手段や保険の適用は?
 また、「老人会のイベントに参加するにも、会場までの交通手段に困る。何とかしてほしい」「オアシスや保健センターなどに行く際、善意で皆を乗せてくれた人が事故を起こした場合など、保険が適用されるようにならないか?」の声には、川合市長が「シャトルバスの補完として、デマンドバス(要請に応じて送迎するバス)の導入実験を検討しています」と回答。
タウンミーティングには多くの女性の参加者も
タウンミーティングには多くの女性の参加者も
 木島市民部長が「文化スポーツ部がイベント毎に入っている保険を、自治会活動などに適用できないか見直しを進めています」、栗原福祉部長が「ボランティア団体として登録すれば、活動の際に社協のボランティア保険が適用されますが、送迎まで含まれるかは問い合わせてください」などと補足しました。

再来年3月に出張所は市民センターに
 「川鶴連絡所は霞ヶ関出張所の出先機関という扱いで、処理できない手続き(市民サービス)があり不便だが、格上げされる可能性は?」の質問も。
 これには、木島市民部長が「平成26年5月に市内で3番目に大東市民センターがオープンするが、同年4月には出張所は全て市民センターに名称が変わる。その際に川鶴連絡所の扱いも、霞ヶ関と同じレベルのものにしていきたいと考えている」と答えました。

幅広い年齢層の市民が参加
幅広い年齢層の市民が参加
支会長・自治会長・児童民生委員・PTA役員らから次々と発言が
支会長・自治会長・児童民生委員・PTA役員らから次々と発言が
事業の多いところに多く補助金支給
 「青少年を育てる市民会議の助成金の算出基準は、住んでいる子どもの数が基盤になっており、学区外の子どもたちがイベント参加者の約半分を占めるこの地区では実情に合わない。計算方法を見直してもらえないか?」の声にも木島部長が回答。
 「先週、市民会議の会長・副会長が集まって来年度の補助金について見直しを行い、これまでの均等割・人数割に加え、来年度から事業割を新設し、事業を多く実施するところに補助金を多く支給することで意見がまとまりました」と説明しました。

「縦割りの弊害感じさせない対応必要」
 この日も盛んに質問や要望が出され、話題提供のために市が用意したテーマについては話し合われませんでした。
 終了後、川合市長は本紙取材に「見守り事業についての市の対応は、反省すべき点がいっぱいある。指摘された縦割り行政の問題については難しい面もあるが、市民に縦割りの弊害を感じさせない対応が必要だと強く感じた」と話していました。
(写真は川鶴の川鶴公民館で)
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「いじめ再発防止、強く求める」
 
市議会提出の決議、全会一致で可決
    2012年10月02
最終日に、いじめの再発防止を求める決議が可決された市議会9月定例会(イラスト)
最終日に、いじめの再発防止を求める決議が可決された市議会9月定例会(イラスト)
いじめ再発防止、強く求める決議
 今年1月に市内の男子中学生がいじめによる暴行で今も意識不明の重体に陥っている問題で、山木綾子・文化教育常任委員長ら同委員会に所属する市議9人が「いじめの延長上の傷害事件を教訓にいじめ再発防止を強く求める決議」を、2日に開かれた市議会9月定例会最終日に川越市議会名で提出。
 これに対して質疑・討論はなく、採決の結果、全会一致で原案通り可決されました。

山木綾子・文化教育常任委委員長
山木綾子・文化教育常任委委員長
いじめ公表しなかった市教委を批判
 決議文(下表)では、教員が事件発生前に度々発生していたトラブルを知りながらいじめに気付けなかったこと、生徒が通報する環境が整っていなかったこと、貴重なアンケート結果を安易に処分したずさんさなど問題点を指摘。
 さらに「3月26日に事件がいじめによるものと認識した後も9月の新聞報道まで公表せず、教訓を生かせなかったことは極めて重大で遺憾である(骨子)」などと市教委の対応を批判。

「忙しくても生徒の命・人権が最優先」
 また「今後、市教委はいじめは人間として許されないことや、互いに尊重されるべき存在であるかを学校教育の柱にすべき。教職員・生徒・保護者・地域全体の共通認識とするよう努めなければならない(同)」と主張。
 「学校・教職員がいかに多忙でも生徒の人権・生命を守ることを最優先とすべきで、いじめを受けている生徒の苦悩や訴えを見逃さないことが重要(同)」などと訴えています。
 決議文では最後に、6項目の具体的な提案を添えて「このような事件を繰り返すことのないよう、大人全体の責任で子どもたちを救う決意を固め、市教委に対していじめの防止・早期発見・発生時の対応強化を図るよう強く要請する」としています。

文教常任委はいじめ問題で半日紛糾
 今回の事件については、教育問題を審議する場である文化常任委員会にも原因がいじめによるものであるとの報告が全くされておらず、一般質問直前の新聞報道や記者会見で事実を認識。
 先月25日に開かれた文化教育常任委員会では、いじめ事件に対する市教委の対応について質疑が集中し、答弁をめぐって午前中いっぱい紛糾。同委員会に付託された議案の審議に入れない状態が続きました。今回の決議提出は、こうした事態を受けてのもの。

「市・学校など連携し全力で取り組む決意」
新井孝次教育長
新井孝次教育長
 今回の決議について、新井孝次教育長は本紙取材に「今回の決議を本当に厳粛に受け止めています。これから、市役所・学校・各種団体などが十分連携を図り、全力で取り組んでいく決意です」とコメント。
川合善明市長
川合善明市長
 川合善明市長は「議会の決議として、重く受け止めて対応していきたいと思う。市教委に対しては、要請などの形で改善を図っていきたい。『一般質問の中で出された良い提案などを取り入れてはどうか』と市教委に提案してあります」などと話していました。
(提出・可決された決議文は次の通り)



いじめの延長上の傷害事件を教訓にいじめ再発防止を強く求める決議(原文まま)
 本年一月、市内中学生による、同級生に対するいじめによる傷害事件が発生した。
 事件発生前、学校では生徒間のトラブルが度々発生していたが、どの教員もその都度の指導に終始し、いじめに気づくことができなかった。また、一、二学期には、教育相談アンケートを実施していたが、このいじめを学校に通報する生徒はいなかった。このことは、学校でのいじめを把握する体制が機能しなかったこと、生徒がいじめを相談しやすい環境が整っていなかったことを浮き彫りにした。また、当該アンケートは通例により面談指導後に処分したとのことであるが、生徒指導に活用すべき貴重な資料を処分するようなずさんな文書管理は問題である。
 事件発生後、教育委員会は、一月中に本件いじめに関するアンケートを実施し、三月二十六日になって、傷害事件がいじめの延長上で発生したことを認識したとの報告であるが、事態の重大さに鑑み、あまりにも対応が緩慢であると言わざるを得ない。さらに、九月の新聞報道に至るまで、現場で生徒の指導に直接あたっている市内小中学校の教職員に、事態の概要と、くみ取るべき教訓を知らせていなかったことは、極めて重大なことである。また、本市議会、県教育委員会等関係機関に対しても、事件がいじめによるものであることを報告していなかった。以上、これら教育委員会の対応は誠に遺憾である。
 今後、教育委員会は、いじめが人間として許されないことであること、いかに人間は互いに尊重されるべき大切な存在であるかを、学校教育のなかの柱としてすえ、家庭でも話し合い、教職員、生徒、保護者、地域全体の共通の認識とするよう努めなければならない。
 学校や教職員のありかたとして、学校は、生徒たちの人権や生命に関わる問題が起きた場合は、たとえ学校や教職員が多忙であっても、生徒たちの人権、生命を守ることをすべてに優先しなければならない。また、教職員一人ひとりが、あらゆる教育活動、職務を、いじめの発見及び対応の機会であると認識し、いじめを受けている生徒の苦悩や訴えを見逃さない敏感さを持つことが重要である。
 このような事件を繰り返すことのないよう、本市議会は、子どもの健全育成こそが本市の将来を担うものであり、大人全体の責任で子どもたちを救う決意を固めるとともに、教育委員会に対し、左記事項に留意し、いじめの防止、早期発見、発生時の対応の強化を強く要請する。
一、
アンケート形式の見直しやインターネットを利用した相談等、相談しやすい窓口への改善を検討するとともに、教職員の自己研鑽や研修により、生徒の訴えを感じ取る力を磨くこと。
二、
生徒たち自身の手による、いじめをなくすための自浄努力の活動を支援すること。
三、
家庭に対し、学校のいじめ問題への考え方、家庭でのいじめへの対応方法、いじめの相談窓口を周知し、学校との共通理解を深めるとともに、家庭からの意見をくみ取るよう努めること。
四、
いじめへの対応を担任まかせにせず、組織的に対応する校内体制及び関係機関との連携体制を整備すること。学校現場と教育委員会との距離を縮め、緊密に連携すること。生徒指導専門教員の配置等人員体制の充実を検討すること。
五、
いじめの事実確認、初期対応、関係機関への報告に至る一連の対応について、一定の期間を定め、速やかに行う仕組みを構築すること。
六、
体系的ないじめ対応マニュアル(インターネット上のいじめを含む)を早急に整備、周知徹底し、市内全校で一定の対応を可能とすること。外部専門家の活用も視野に入れ、今後のいじめ問題への対応のありかたを継続的に研究すること。
 右、決議する。
 平成二十四年十月二日  川越市議会

  提出者 文化教育常任委員長  山木綾子
   〃  文化教育常任副委員長 若狭みどり
   〃  文化教育常任委員   明ヶ戸亮太
   〃  同          三浦邦彦
   〃  同          中村文明
   〃  同          中原秀文
   〃  同          牛窪多喜男
   〃  同          本山修一
   〃  同          江田肇

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市の窓口と職安が一つ家に
 
川越しごと支援センターがオープン
    2012年10月01
市の「無料しごと相談」と同時に、豊田町のハローワーク川越と同じサービスが受けられる川越しごと支援センター
市の「しごと相談」と同時に、豊田町のハローワーク川越と同じサービスが受けられる川越しごと支援センター
県内7番目の仕事支援センター開設
 川越市の「しごと相談」窓口とハローワーク川越(職業安定所)の業務を一つの建物に集めた「川越しごと支援センター」が1日、郭町の市中央図書館斜め右前にオープンしました。
 これは国の「アクションプラン」に基づき、市と埼玉労働局が協定を結んで進められた事業で、県内で7例目。
 この日は、市のしごと相談ブースに男性2人、ハローワークのブースに18人(男性17人・女性1人)、情報コーナーに2人(男性1人・女性1人)の計22人が訪れました。

国と市町村が一体となって雇用支援
 今春の完全失業率が4.4%、うち15〜24歳が8.3%、25〜34歳が5.4%と依然として厳しい状況にある一方、ミスマッチなどにより就職後3年以内に離職する若者の率は、H20年3月で中卒者64.7%・高卒者37.6%・大卒者30.0%と深刻な状態が続いています。
 こうした流れの中で、国(職業安定所)と地方(市町村)が一体となって雇用支援に取り組んでいこうというのがアクションプラン。

市中央図書館の斜め右前にオープンした「川越しごと支援センター」
市中央図書館の斜め右前にオープンした川越しごと支援センター
川越仕事支援センターの地図
しごと相談に続き10万件の求人検索も
 川越市ではこれまで、初めて離職した人や具体的にどうやって仕事を探していくか慣れていない人などを対象にした「しごと相談」窓口を市役所の雇用支援課で実施してきました。
 専門の相談員が約1時間をかけて相談にのってきましたが、市では具体的な求人情報の検索ができないため、求職者はハローワークまであらためて行かなければならず、「市役所に求人検索機を置いてほしい」などの要望が出されていました。
 今回一体化したことで「しごと相談」を受けた人は、約10万件が登録されている検索機を利用した仕事探しが、その場でできるようになりました。

豊田町のハローワークと同じサービスが
 川越しごと支援センターには、市雇用支援課(職員5人)がそっくり移転。しごと相談員1人と共に対応するほか、ハローワークは職員2人と巡回相談員1人の計3人が常駐。
 仕事の探し方・求人票の見方・職業適性診断・履歴書や職務経歴書の書き方指導などの「しごと相談」を受けられるほか、これまで豊田町のハローワーク川越でしか受けられなかった職業相談・職業紹介などのサービスが受けられます。また、求人情報やセミナー情報の掲示・パソコンを使った求人検索コーナー(4基)・個室相談(2部屋)・約25人がセミナーなどに利用できる会議室などを備えています。
 同センターは、以前にシルバー人材センターが使っていた敷地面積277.65平方m・床面積285.9平方mの建物(2階建て)を改装して利用。駐車スペースが3台分しかないため、同所では市役所駐車場または公共交通機関の利用を呼び掛けています。

宇津木二郎・産業観光部長
宇津木二郎・産業観光部長
栗田幸夫・ハローワーク川越所長
栗田幸夫・ハローワーク川越所長
小久保勉・埼玉労働局職業安定課課長補佐
小久保勉・埼玉労働局職業安定課長補佐
市川孝一・川越しごと支援センター所長
市川孝一・川越しごと支援センター所長
「互いに提案しながら雇用支援を充実」
 開所にあたり、午前9時から宇津木二郎・産業観光部長、栗田幸夫・ハローワーク川越所長、小久保勉・埼玉労働局職業安定課課長補佐、市川所長らが挨拶。「皆さんの協力でしごと相談と雇用情報の提供が一体となり、迅速できめ細かく提供できることで、川越の雇用支援がさらに充実するものと期待しています」などと話しました。
 また、ハローワーク川越の栗田所長は本紙取材に「これまでは市とワンクッション置いての連携だったが、これで求職者の現状についても目の当たりに見てもらえるし課題も見えてくるので、互いにいろいろ提案しながら迅速に事業を進めていけると思う」などと話していました。

セミナーなど若者の雇用支援にも活用
 若者の就職に対する市の支援については、市議会9月定例会の一般質問で中村文明市議(公明党)が「これまで市が行ってきた若者向けの就労支援と、川越しごと支援センターの活用は?」などと質問。
市役所にあった雇用支援課の「しごと相談窓口」がそっくり移転、ハローワークと同じ建屋に
市役所にあった雇用支援課の「しごと相談窓口」がそっくり移転、ハローワークと同じ建屋に
2階には25人が研修できる会議室も
2階には25人が研修できる会議室も
検索ブースや個別相談室(写真の左)も
検索ブースや個別相談室(写真の左)も
 宇津木部長が「これまで、近隣市とハローワーク川越・川越地域雇用対策協議会との共催で年2回、若者就職面接会を開催してきたほか、県ヤングキャリアセンターさいたまと共催で『キャリアセンターボランチ・ジョブナビゲーション事業」を開催。就職活動や仕事に対する悩みを個別に相談する「キャリアカウンセリング」を毎週木曜日に、就職活動に関するセミナーと臨床心理士による心理カウンセリングをそれぞれ月1回開いてきた」などと答弁。
 「今後は、これまで会場を借りて行ってきた『ジョブナビゲーション事業』の会場として同センターを活用するほか、就職活動の支援やビジネスマナーの習得などをテーマとした若者向けのセミナーなどを開いていきたい」などと答えています。

各部署と連携し一人親世帯や障害者らも支援
 同センターの市川所長は、本紙取材に「市とハローワークのサービスが一体的に行えることで利用者の利便性を図り、相乗効果によるきめ細かい支援ができる。これまで各部で対応していた生活保護受給者・一人親世帯・障害者などの就職支援についても、担当部署と連絡しながら同センターで一元化した支援をしていきたい」と話していました。
(写真は郭町の川越しごと支援センターで)
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