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10年後の川越を見据えて
 
市政施行90周年で「まちづくりシンポジウム」   2012年09月29日
コーディネーターの岸井隆幸・日大理工学部教授(左)
コーディネーターの岸井隆幸・日大理工学部教授(左)
パネリストの(左から)露木茂氏、立原雅夫氏、西本千尋氏、原崇之氏
パネリストの(左から)露木茂氏、立原雅夫氏、西本千尋氏、原崇之氏

10分を超える大曲「つばさ」を演奏する「和太鼓・響」
10分を超える大曲「つばさ」を演奏する「和太鼓・響」
10年後の川越のまちづくり考える
 10年後の川越の在り方を考える「まちづくりシンポジウム・市制施行100周年の川越を描く」(市制施行90周年記念事業実行委主催)が、29日午後6時半から郭町のやまぶき会館で開かれ、市民ら150人(主催者調べ)が参加しました。

会場に和太鼓の力強い演奏響く
 初めに、和太鼓の市民グループ「小江戸川越太鼓組『和太鼓・響』」(三木勝司代表・約30人)が「つばさ」を演奏。
 小さな子どもを含むメンバーの10分を超える大曲の力強い演奏が、会場の市民を活気付けていました。

挨拶する川合善明市長
挨拶する川合善明市長
「住みたいまち・住み続けたいまちに」
 続いて、主催者を代表して川合善明市長が挨拶。
 「市制施行90周年を記念し、約300の事業が行われている。このシンポジウムは、100周年に向けて『住んでみたいまち・住み続けたいまち』の姿を皆さんと一緒に考え、描いていこうという企画です。川越の良いところ・課題・未来の川越について、さまざまな視点から意見を頂きたい」などと話しました。

「高齢化対策や都市基盤整備も大切」
 シンポジウムに先立ち、川越駅西口の西部地域振興ふれあい拠点施設基本構想検討委員長も務めた岸井隆幸・日大理工学部教授が基調講演。
まちづくりシンポジウムを聞く市民ら
まちづくりシンポジウムを聞く市民ら
講演する岸井隆幸教授
講演する岸井隆幸教授
 岸井教授は、スクリーンに写真やグラフなどを映しながら「川越は、市になってからの90年間で人口が約5倍になった。10年後の社会を考えるとき、まちの年齢構成を考えると過半数を占める中高年をターゲットにした政策に力点が置かれると予想される」「一方、地下の配管などは約30年で老朽化し道路の陥没を招くなど、都市の老朽化・基盤整備にも手を打っておかないければならない」などと指摘。

「川越には可能性。夢なければ成功はない」
 「現在は夫婦と子どもの世帯が最も多いが、2030年には単独世帯が急増し社会の中心になると想定されている。高齢化社会のまちづくりはどうあるべきかを考えなければならない。10年後の施策は、150年後のまちづくりの布石でもある」とし、持続可能で計画的なまちづくりが50年後に実を結ぶ実例を示しながらビジョン策定の大切さを訴えました。
写真やグラフなどを使って今後のまちづくりについて話す岸井隆幸教授
写真やグラフなどを使って今後のまちづくりについて話す岸井隆幸教授

 また、岸井教授は「川越は交通の結束点で、鉄道や道路の要所として地域の拠点になる要素・可能性がある」とし、「夢なければ理想はない、理想なければ計画はない、計画なければ実行はない、実行なければ成功はない。つまり、夢がなければ成功はない。我がまちを次世代に引き継ぐのに夢を持たなければ、何も起きない」と吉田松陰の言葉を引用しながら、川越の可能性とまちづくりの心構えについて話しました。

さまざまな立場・幅広い年齢層の意見が
露木茂氏
露木茂氏
西本千尋氏
西本千尋氏
立原雅夫氏
立原雅夫氏
原崇之氏
原崇之氏
 パネルディスカッションでは岸井教授が進行役を務め、元フジテレビアナウンサーで東京国際大特命教授や小江戸川越大使を務める露木茂氏、川越商議所副会頭で市姉妹都市交流員会会頭の立原雅夫氏、川越生まれで(株)ジャパンエリアマネジメント代表の西本千尋氏、市内在住で市成人式実行委員を務めた大学生(早稲田大創造理工学部)の原崇之氏がパネリストとして登壇。
 それぞれの立場から10年後のまちづくりについて意見・提案を述べました。
(パネルディスカッションの主な発言・意見は別表の通り)

「一般市民の声が聞けず、残念」
 この日、友達3人と一緒に聞きに来たという仙波町の辻井さんらは「それぞれ立場や年齢の異なる人の意見が聞けて面白かった」「パンフレットには『皆さんと共に考えます』とあったのに質疑応答などがなく、一般市民の声が聞けなかったのが残念」などと話していました。
(写真は郭町のやまぶき会館で)
パネルディスカッションの主な発言・意見
岸井隆幸氏
岸井隆幸氏
川越の良いところ・悪いところは?
露木茂氏
露木茂氏
川越も他の地域同様、古くからの市民(ふるさとと認識)と新しい市民(ベッドタウンと認識)との間で、意思の疎通がうまくいっていないような気がする。観光政策に対する意識にも差があり、一つになって客をもてなす態勢になっておらず、なかなか実らないではないかと心配
立原雅夫氏
立原雅夫氏
川越にはJR・東武・西武の駅が11個あり、それぞれが特徴を出して活性化すれば面白いまちになるのではないか。道路のネットワークでも拠点として、ハブ的な要素も持っている。物流の拠点として発達した小江戸のメリットを生かせば、さらに発展する可能性を持っていると思う
西本千尋氏
西本千尋氏
仲町で生まれ、川越まつりで山車も曳(ひ)いた。仕事で全国各地を回って、古い伝統を今に残し維持していくことの難しさや、次々に新しい物を建てたために均一的なまちになってしまう現象を見てきた。川越はハード・ソフトの両面で伝統的なものを残した個性・特徴のあるまちづくりがされていると思う
原崇之氏
原崇之氏
川越は伝統あるまちなみが残ると同時に、若者が生活を楽しめる商業施設なども揃っている。都心とのつながりが良くて便利だが、市内の移動は不便。駅から観光スポットへのアクセスが悪いと、観光客が二の足を踏んでしまう。市民としても、観光地として自信を持って紹介しずらいのでは
岸井隆幸氏
岸井隆幸氏
これから何をすべきか、どういう方向に向かうのか?
立原雅夫氏
立原雅夫氏
川越駅西口の開発が、これからの未来のキーポイント。これがにぎわいの場所・若者たちの場所にならない限り、川越のまちの発展は苦しいのではないか。これが成功すれば、歴史の町並みもさらに価値あるものになると思う。また、研究所などができれば質の高い産業の裾野が広がるのでは
西本千尋氏
西本千尋氏
西口ふれあい拠点など、新しく創ったものの価値をいかに維持・発展させていくかは、歴史資産とどう連携できるかに懸かっていると思う
原崇之氏
原崇之氏
市内の誇れるところを、どう表現していくかが課題。市内の交通網を変えることで、見せたいスポットをもっと多くの人に見てもらえるようになると思う。古くからの市民だけでなく、もっと若者の視点を生かすことも大事なのでは。今後のまちづくりについて、地域の皆さんが意見する場があったほうがいいと思う
露木茂氏
露木茂氏
川越市ホームページの観光案内に動画がないのは寂しい。情報発信に対する市の姿勢が表れている。川越まつりなど何となく終わってしまうので、訪れた人が喜ぶようフィナーレをどう盛り上げるか工夫すべきでは。小江戸マラソンも、楽しんで走れるような魅力あるコース設定にすべき。自転車を活用した交通網整備やイベントも考えてはどうか
岸井隆幸氏
岸井隆幸氏
市・市民は何をすべきか、キーワードは?
原崇之氏
原崇之氏
市民が誇れるまちになること。自慢できる点をつくること
西本千尋氏
西本千尋氏
「不易流行」を大事にしていく文化・まちになること
立原雅夫氏
立原雅夫氏
11の駅を利用したまちおこし。西口開発と歴史のまちのコントラスト
露木茂氏
露木茂氏
人が動く、人が動かす。市民が動けば大きなイベントになり、大勢の人を動かす(客が増える)
岸井隆幸氏
岸井隆幸氏
川越の良いところを人に伝えるには、まだまだ工夫が要るのではないか。長所を伸ばしていく努力が必要。持っている文化の厚み・質が本物であるかの問いに答えなければいけない。長時間の滞在や宿泊、リピーターになって分かってもらえるような演出・工夫も大切
川合善明市長
川合善明市長
今後のまちづくりについて、50年くらいのスパンで考えていきたいと考えていたが、どういう夢・目標をつくるのかが悩み。皆さんの意見などを参考にしながら、市民の皆さんが住んで良かった・外部の人が住んでみたいと思うようなまちにしていきたいと、あらためて感じた
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つくば市などから7通
 
山田かかしまつり風船メッセージに返事
      2012年09月28
風船メッセージを拾った人から山田小に届いた封書
風船メッセージを拾った人から山田小に届いた封書=28日、山田小で

つくば市や鹿島港から返事届く
 第17回「山田かかしまつり」(ふれあいの里かかしまつり実行委主催)の風船メッセージを拾った人から、28日までに7通の返事が届きました。
 その多くは茨城県つくば市からで、遠いものは鹿島港から。風船は折からの風に乗って東へ飛び、遠くへ飛んだものは太平洋上に達したのではないかとみられます。

子どもたちの書いた手紙を付け、大空に飛んでいく色とりどりの風船メッセージ
子どもたちの書いた手紙を付け、大空に飛んでいく色とりどりの風船メッセージ=9月2日、山田で
風船メッセージは今年で5回目
 風船メッセージは今月2日、地元の山田小(神谷内守校長)と山田中(浅野貞雄校長)の子どもたちが、思いを書いた手紙を風船に託して飛ばしたもの。今年で5回目となります。

元・小中学校の教師からも手紙
 3年生111人・4〜6年生20人の手紙を飛ばした山田小学校には、5日ごろから返事が届き始め、28日までに4通の封書が。うち3通がつくば市からで、1通が上尾市からのものでした。
 「かつて小学校と中学校の教師をしていた」というつくば市手子生の男性から3年生女子に届いた手紙には「かかしまつりを見に行きたかったのですが、風船を拾ったときには終わっていて残念。小学3年の担任をしていたときのことが思い出されて懐かしかったです。運動会、頑張ってください」などと書かれていました。

「先祖が川越から筑波に来て農業」
 つくば市上広岡の小2の男の子からは「お父さんが風船を拾いました。ドラえもんのかかし、見たかったです」などと力強く大きな字で書かれた手紙が届きました。
 また、つくば市今鹿島に住む74歳の男性の手紙には「私の先祖は、川越から常陸に来て農業を始めました。風船が私の水田に届いたことで、昔の人の苦労が思い起こされました。○○君も元気で勉強してください」などと書かれていました。
 上尾市立原市小6年の女の子からは「私の学校では29日に運動会がありますが、小学生最後の運動会なので頑張りたいと思います。お互い、いろいろな行事で頑張りましょうね」などと、かわいいイラストが書かれた手紙が女の子あてに届きました。

山田中には鹿島港の船長から電話
 山田小では今年度から、神谷内校長が「今年から届いた手紙にはすべて返事を書こう」と提案。現在、風船メッセージに返事をもらった児童が手紙を書いています。
 また、山田中には28日までに電話が1本と手紙1通が届きました。電話は鹿島港の漁船「大幸丸」の船長からで、港で風船メッセージを拾ったとのこと。手紙は千葉県からのものでした。

「手書きで伝わる心の温もりは貴重」
 かかしまつり実行委の中島利一委員長は、本紙取材に「メールが普及した今、手書きの手紙のやりとりで互いの心の温もりが伝わる。それを子どもたちが実感することは、とても貴重だと思う。子どもたちも毎年楽しみにしており、これからも続けていきたい」などと話していました。
山田かかしまつりで風船メッセージを飛ばす子どもたち
一面に稲が実る田で風船メッセージを飛ばす子どもたち=9月2日、山田で
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写真展「枯葉剤とベトナム」
県内で初めて、11月に川越で

 
中村梧郎さんが市長を表敬訪問
         2012年09月27
川合市長(右)を表敬訪問し、枯れ葉剤被害の様子などについて話す(左から)東海林照一さん・中村梧郎さん・平松伴子さん
川合市長(右)を表敬訪問し、枯葉剤被害の様子などについて話す(左から)東海林照一さん・中村梧郎さん・平松伴子さん

川合市長と話す中村梧郎さん
川合市長と話す中村梧郎さん
県内初の「枯葉剤とベトナム」写真展
 11月に県内で初めての写真展「枯葉剤とベトナム」を開くフォトジャーナリストの中村梧朗さん(71)が27日、川越市役所を訪れて川合善明市長を表敬訪問しました。

枯葉剤の恐ろしさ、写真90点で訴え
 写真展は、民間の国際交流やベトナムの枯葉剤被害者らを支援する川越市民らで組織する「中村梧朗写真展実行委員会」(東海林照一会長・約30人)が主催。川越市や市教委、近隣市町村や同教育委員会、県や県教委、小江戸新聞社などが後援。
 川越市の市制施行90周年の記念事業として11月6日から18日まで、郭町の川越市立美術館で開催(入場無料)。約90点が展示される予定です。また、11月10日(土)午後2時からは市立博物館で、作者の中村さん自身が語るギャラリートーク(入場無料)も予定されています。

川合市長(左)に写真集を贈る中村梧郎さん(右から2人目)ら
川合市長(左)に写真集を贈る中村梧郎さん(右から2人目)ら
何世代も流産や死産・障害に影響
 中村さんは長野県岡谷市に生まれ、約40年前から浦和市(現・さいたま市南区)に在住。1970年からジャパンプレスの特派員としてベトナムを取材。写真を通じ、戦争に巻き込まれて苦しむ人々の様子などを世界中に報道。
 1979年からはフリーのフォトジャーナリストとして、米軍の枯葉剤攻撃で壊滅的な打撃を受けたベトナムの自然や、薬剤がもたらした流産や異常出産・障害を持つ赤子の多発など、何世代にもわたって村人たちを苦しめている現実を訴えて続けてきました。

東海林照一会長
東海林照一さん
平松伴子さん
平松伴子さん
「できる限りのこと、しなければ」
 中村さんは27日午前10時半から、東海林会長や同会の平松伴子さんと共に川合市長を訪問。
 中村さんらは「枯葉剤は日本のメーカーがつくり、兵器としてアメリカが使用した。枯葉剤が二度と使われないようにするために、何をしなければならないかが世界的に話題になっている。枯葉剤製造に関わった日本としては、できる限りのことをしなければいけないと思う」などと話し、市長に写真集「戦場の枯葉剤」(岩波書店)などを贈りました。

中村梧郎さんらと話す川合善明市長
中村梧郎さんらと話す川合善明市長
「5年前のベトナム訪問で惨状聞いた」
 川合市長は「5年ほど前にホーチミン市を訪れたが、枯葉剤で土の中の生き物も死んで腐葉化しなくなってしまったため、他所からミミズなどを移して植物が育つようにしたと聞いた」「米兵も、害について知らされずに使っていたようだ。ぜひ大勢の人に写真展を見てほしいと思います」などと話していました。

「枯葉剤取材のきっかけは産婆の訴え」
 中村さんは、本紙取材に「戦争終結の間際に南北ベトナムの境界線周辺を取材した際、枯葉剤で見渡す限り草木のない村に変わり果て、地上では生活できず地下に網の目状のトンネルをつくって生きている人々を見て驚いた。派手な戦争写真は世界中に配信されるが、戦禍に苦しむ村人の様子などは知られていなかった。現地の産婆から『なぜか分からないが、この地は流産・死産ばかりで生まれてくる子は皆ハンディを持っている』と聞いて、枯葉剤は生殖システムそのものを壊し、何代にもわたって影響が続く深刻な問題だと確信した」などと、枯葉剤被害の取材を始めたきっかけについて説明。

「同じ背景に立つ少年の成長、連続写真で」
 また、「その後の取材でベトちゃん・ドクちゃんの出産から成長まで見守り、今も取材を続けている。写真展では、同じ風景の中に立つ同じ少年が成長する様子を、数枚で連続写真のように見てもらえるような展示も考えています。自然の変化・少年の一生をぜひ見てほしい」などと話していました。
(写真は元町の川越市役所で)
中村梧郎さんの代表作の一つ「作戦で枯れたマングローブ林とフン少年」(部分)
中村梧郎さんの代表作の一つ「作戦で枯れたマングローブ林とフン少年」(部分)
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いじめ問題、4人が質疑
 
市議会9月定例会の一般質問で
     2012年09月14〜21
いじめに関し、4人の市議が一般質問した市議会9月定例会(イラスト)
いじめに関し、4人の市議が一般質問した市議会9月定例会(イラスト)
市議4人がいじめ問題ただす
 14日から開かれていた市議会9月定例会の一般質問で、4人の市議がいじめ問題について質問。市教委の対応や再発防止策などについてただしました。
 質問に先立ち、4氏は「被害者の生徒の意識が1日も早く回復し、元の生活に戻れることを願ってやみません」などとコメントしました。

「なぜいじめを報告しなかったのか?」
石川智明市議
石川智明市議
 14日は、石川智明市議(プロジェクト川越21)が登壇。石川氏は新井孝次教育長に「いじめ事件が起こったことについて、どの様に受け止めているか?」と質問。
 新井教育長は「意識不明という事態になり、被害者や家族がつらい思いをされていることに、本当に申し訳なくなく思っている。今回の事件はいじめを超えた傷害事件であり、命の大切さ・人権に関わる大きな問題と捉えている。事件前の対応には反省すべき点があり、今後はいじめの早期発見・早期対応と未然防止を徹底していきたい」と答弁。

「隠ぺい体質と言わざるを得ない」
 「1月5日の事件発生以来、いじめはなかったと報告されてきたが、昨日(13日)の報道ではいじめがあったとされている。いじめを認識したのはいつか?」「なぜ、いじめがあったことを他の学校や議会に報告しなかったのか?」などの質問には猪鼻幸正・学校教育部長が答弁。
 「3月26日にはいじめと認識したが、傷害事件として捜査中で少年審判途中であることから議会に報告しなかった。認識が不十分だった」と陳謝しましたが、石川氏は「理由は理解できない」と反論。「市教委は隠ぺい体質であると言わざるを得ない」と断じました。

川合善明市長
川合善明市長
情報公開の市長答弁にも納得せず
 石川氏は、さらに川合善明市長に対し、「市長もいじめの事実を知っていたはずだが、情報公開の観点で、これらの対応に関する市長の見解は?」などと質問。
 川合市長は「傷害事件との認識が強く、いじめとの関連性が薄いと捉えたのではないか」などと答えましたが、石川氏はこの答弁にも納得せず、市長の情報公開に対する考えに疑問を呈しました。

中村文明市議
中村文明市議
「児童生徒・教員へのいじめ指導は?」
 18日には、中村文明市議(公明党)が質問。
いじめの認知件数
年 度
小学校
中学校
H.19年度
57
70
H.20年度
35
56
H.21年度
14
41
H.22年度
14
30
H.23年度
16
30
 中村氏は、市内で把握しているいじめ件数をただしたほか、いじめの相談窓口や児童・生徒・教職員へのいじめ指導などについて質問。
 猪鼻学校教育部長が、過去5年間のいじめ認知件数を報告(別表)。「担任や学年担当教師、さわやか相談員・養護教諭が主な相談窓口となっているほか、教育センター分室『リベーラ』やいじめ相談直通電話なども窓口となっている」「児童・生徒に向けては、いじめは決して許されないこと・いじめられている人は周りに相談すること・見て見ぬふりをしないことなどを指導。教員に対しては、どの学校にもどの子にも起こりうることがいじめ防止の基本であることを確認し、初期対応の重要性・組織的な対応などについて研修している」と答えました。

教育長にいじめ対策の考えただす
 また、中村氏が今後のいじめ対策について教育長の考えをただしたのに対し、新井教育長は「教員の指導力向上や、児童生徒が自らの力でいじめを許さない集団をつくることが大切。学校・家庭・地域・関係機関が連携して、いじめ問題の解決に向けて取り組むことも重要」などと答えました。
山根史子市議
山根史子市議
「いじめアンケートの内容に問題」
 20日には山根史子市議(民主党)が登壇し、いじめは早期発見・早期解決が重要との観点から質問。
 「インターネット上で個人を誹謗中傷するいじめが起こっているが、市教委ではネットパトロールによるチェックを行っているのか?」との質問に対し、猪鼻部長が「市独自のものは行っておらず、県の情報を待っているだけ」などと回答。
 「いじめアンケートで具体的な内容を書かせる質問項目があると、その子だけ記入に時間がかかっていることでいじめを告白していることが周りに分かってしまうため、安心して回答できないのでは?」と指摘。猪鼻部長が「○×式の採用など、全員が同じ時間で回答できるような方式を検討したい」などと答えました。

「アンケート結果、なぜ早々に破棄?」
 また山根氏は、事件が起こった中学校が昨年行ったいじめアンケートの用紙を、早々に破棄してしまった理由について追及。
 猪鼻部長が「いじめに関する記載がなかったので処分したと聞いている」と答えたのに対し、山根氏は「結果は一定期間残しておくべきもの。隠ぺい体質との疑いが拭いきれない」などと、学校や市教委の対応を批判しました。
 山根氏は「市長は、被害者の生徒が1日も早く回復するのを願っていると答弁しているが、事件後8カ月の間に見舞いに行ったのか?」と質問。川合市長は「今日まで、見舞いには行っていません」と答えました。

牛窪多喜男市議
牛窪多喜男市議
「児童生徒による委員会つくっては?」
 21日には牛窪多喜男市議(市民フォーラム)が登壇し、いじめの対処についてただしました。
 牛窪氏は「いじめについての委員会をつくり、教師のサポートの下で児童・生徒が委員となってスクラムを組んで対処し、解決策を探る取り組みがあるが、市の考えは?」などと質問。
 猪鼻部長が「児童・生徒が自ら参加して委員会をつくって取り組むことは、いじめの防止や早期発見による深刻化を防ぐ上で大きな力になり、児童生徒の健全な育成に資すると考える。また、いじめの対応について教師がそれぞれの役割を自覚し、初期対応の重要性や具体的な対応について職員全体の共通理解を図っていくことで、早期発見・早期解決につながるものと考える」と答えました。

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市議会また空転、7日間中5日も
 
理由、市民には伝えられず
      2012年09月18
これまでの7日間で、5日も空転が起こった市議会9月定例会(イラスト)
これまでの7日間で、5日も空転が起こった市議会9月定例会(イラスト)
議会空転7日間のうち5日も
 18日開かれた市議会9月定例会の一般質問2日目は、開会直後の午前11時に休憩。この日も質疑が空転し、再開されたのは午後3時から。
 9月定例会が始まって以来、7日間で予定通りに質疑が行われたのは2日間だけという異常な事態に。
 残る5日間は、傍聴に訪れた市民には何が理由で質疑がストップしたのか、どういう動きが行われているのか全く知らされず、ただ再開を待つだけという状態が続きました。
 傍聴は、市政決定のプロセスを見ようと貴重な時間を割いての行動。こうした事態が繰り返されることで、市民の市政への関心が遠退くことが懸念されます。

議事進行への異議申し立て無効に
 この日、午前10時から開かれたのは本会議ではなく議会運営委員会(吉田光雄委員長欠席のため若海保副委員長が代行)。
 議事進行に対し、14日に出された吉敷賢市議(自民無所属クラブ)の異議申し立ての有効性について、同日に続き審議。
 10時35分まで話し合われた結果、異議申し立てに明確な理由が同クラブから示されなかったため
午前11時からの本会議再開を決め、質疑を空転させた責任については後日あらためて話し合うことになりました。
(注:議会運営委員会は、市議会の在り方や本会議の進行について諮る会議。決議には全会一致が必要)

川合善明市長
川合善明市長
本会議開始わずか1分で休憩に
 再開された本会議では冒頭、14日の小林薫市議(プロジェクト川越21)の「都市計画道路の用地買収にあたり、代替地の斡旋について現職の市議会議員が仲介者として介入した者はいるか?」との質問に対し、川合善明市長があらためて答弁。
 「(14日は)通称・アカシヤ通りに関する質問と思い違いして答弁したもので、おわびします」とし、「市土地開発公社の理事会における私の発言は、都市計画道路「寺尾・大仙波線」事業(の用地買収)に関し、吉敷議員から情報提供いただいたことがある旨の発言です」と答えました。
 これに対し、小林市議が議長に休憩を要求。午前11時00分、わずか1分以内に質疑は中断してし
まいました。

吉敷賢市議
吉敷賢市議
また代表者会議や議運で議会空転
 議会では、11時10分から各会派の代表者会議を開催。仲介した議員本人が14日に議事進行に異議を申し立てたことが判明したことについて審議。
 ところが、話し合いが長引いているにもかかわらず、理事者(市長や副市長・部長ら)に次席待機の連絡がなされなかったため、市長らも何が問題で質疑が中断されたのか分からないまま、37分間も議場でただ待つだけの状態が続く始末。
 結局、代表者会議は昼の休憩をはさんで午後1時50分まで続けられ、2時20分からこの日2回目の議会運営委員会が開かれて、この件についても後日あらためて審議することが決まり、3時からの本会議再開となりました。
注:代表者会議は、議会の問題について2人以上の会派の代表が出席して各会派の考えを述べる会議)

小林薫市議
小林薫市議
 再開された本会議では小林市議が3回目の質問に立ちましたが、質疑空転の原因となった「議員の代替用地の仲介」に関しては言及せず。質疑再開を待って傍聴した市民らは「どうなっているのか」「あの話はどうしたのか」などと、訳が分からず首をかしげるばかり。
 小林市議は本紙取材に「市長の答弁で、現職の市議が用地買収に関わっていたことがはっきりした。そのことの是非は、議会運営委員会で諮るべき事柄として提起していきたい」などと話していました。

 一般質問は20日(木)までが予定されていましたが、今回の空転で予定通り終わるためには、議員の誰かが通告済みの質問を一部取り下げるなどしない限り困難な情勢に。今後順調に質疑が進んだとしても、21日(金)まで持ち越すものとみられます。
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「独りで苦しまないで」
 
第4回「リレー・フォー・ライフ」
     2012年09月15・16日
がん患者や家族らの願いが書かれたルミナリエ
 がん患者や家族・医療関係者らの願いを託し、芝生広場に灯されたルミナリエによる「HOPE」の文字
がん患者や家族・医療関係者らの願いを託し、芝生広場に灯されたルミナリエの「HOPE」文字

がん撲滅などの願いを託し、太陽熱で自然に溶けるエコ風船のハトを飛ばす参加者
がん撲滅などの願いを託し、太陽熱で自然に溶けるエコ風船のハトを飛ばす参加者
公園を歩きながら「命のリレー」
 がん患者や家族、大切な人をがんでなくした人たち──。
 独りで苦しみ、ともすれば孤独に陥りがちなこれらの人たちを励まし応援しようと、15・16の両日に池辺の川越水上公園で「リレー・フォー・ライフ」が開催。
 医療関係者やがん患者の家族らが芝生広場を歩きながら「命のリレー」をつなぎました。
 また昨年に続き、東日本大震災の復興支援の募金や献血活動も合わせて行われました。

がん撲滅願い、川越で4回目開催
 今年で4回目となるこの催しは、公益財団法人の「日本対がん協会」(垣添忠生会長)と「リレー・フォー・ライフ川越実行委員会」(儀賀理暁実行委員長)が主催。
 川越市・日高市や県・厚労省、社会福祉協議会、医師会・歯科医師会・薬剤師会・商議所・川越青年会議所・日赤・県立がんセンター・川越胃腸病院・三井病院・赤心堂病院などの医療機関、城西大・東邦音大などが後援し、ガン撲滅を願って毎年この時期に開かれています。

大会のTシャツを着て小宮山泰子・衆院議員(前列右)らと共に芝生広場を歩く名誉大会委員長の川合市長市長(同左)
大会のTシャツを着て小宮山泰子・衆院議員(前列右)らと行進する名誉大会委員長の川合市長(同左)
名誉大会委員長の川合善明市長
名誉大会委員長の川合善明市長
瓜生啓二・日本対がん協会マネジャー
日本対がん協会の瓜生啓二氏
儀賀理暁実行委員長
儀賀理暁・実行委員長
過去最多の3,000人が参加か
 大会では、がん患者の家族や友人・遺族・医療関係者や行政・各種企業・団体、地域社会が自由なスタイルで参加。
 初日は約1,500人が参加。実行委員会では2日間合わせ、これまでで最も多い約3,000人の参加を見込んでいます。

川合市長も大会Tシャツで参加
 今回は市制施行90周年記念事業としての開催とあって、名誉大会委員長の川合善明市長も大会のTシャツを着て出席。
 開会式で瓜生啓二・日本対がん協会マネジャーや儀賀理暁・実行委員長らとともに挨拶したほか、小宮山泰子・衆院議員(国民の生活が第一)らと共にリレー行進に参加しました。

メンバー交代しながら24時間行進
 チームでの参加は32組。各チームは時折メンバーを交代しながら会場内を行進。
 24時間にわたり、がん制圧や予防の広がりを訴えるメッセージを掲げながら「命のリレー」を繰り広げました。


ルミナリエが並ぶ芝生広場を歩きながら、がん撲滅や健康の回復などを祈る参加者
ルミナリエが並ぶ芝生広場を歩きながら、がん撲滅や健康の回復などを祈る参加者
ステージではフォーラムや演奏
 ステージでは「もう心と体の'つらい'を我慢しないで」と題したフォーラムが開かれたほか、東邦音大金管アンサンブルや川越シニアフォークギターによるコンサート、世界の民俗舞踊などが披露され、行進する参加者を元気付けていました。

願い託したルミナリエともす
 また、午後6時すぎには紙袋に思い思いのメッセージが書かれたルミナリエを点灯。広場中央にはがん患者や家族・医療関係者らの願いを託した「HOPE」の文字が。
 参加者は、コース両脇をほのかに彩るルミナリエのメッセージを読みながら行進、思いを一つにしていました。
(写真は池辺の川越水上公園で)

がん患者や家族らの願いが書かれたルミナリエ
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がん患者や家族らの願いが書かれたルミナリエ
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がん患者や家族らの願いが書かれたルミナリエ
がん患者や家族らの願いが書かれたルミナリエ
がん患者や家族らの願いが書かれたルミナリエ
がん患者や家族らの願いが書かれたルミナリエ
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9月議会の質疑また止まる
 
一般質問の議事進行に異議発動で
     2012年09月14
一般質問のやりとりをめぐって異議が出され、審議がストップした9月定例会(イラスト)
一般質問のやりとりをめぐって異議が出され、質疑がストップした9月定例会(イラスト)
8年ぶり、議事進行に
異議発動で質疑が中断
 14日に開かれた市議会9月定例会で、一般質問のやりとりをめぐって議事進行に異議が唱えられことで質疑がストップする事態が発生しました。
 議事進行に対する異議の発動で議会が止まるのは8年前、登壇のたびに理事者の答弁が異なることについて新井喜一市議(当時・啓政会)が異議を唱えて以来。

小林薫市議
小林薫市議
川合善明市長
川合善明市長
代替地の用地買収に現職議員が介入?
 事態は、この日5人目として登壇した小林薫市議(プロジェクト川越21)の質疑で発生。
 小林氏が川合善明市長に対し、「都市計画道路の用地買収にあたり、代替地の斡旋について現職の市議会議員が仲介者として介入した者はいるか?」と質問。川合市長が「聞いていません」と答えたのに対し、小林氏が再度質問。
 「昨年7月21日に開かれた土地開発公社の理事会で、理事長である市長は寺尾・大仙波線の問題で『土地の仲介者は誰か』という質疑に『現・市議会議員が仲介者として現れた』と答弁している。議員が名乗りを上げない限り、市長に答弁を求める」と追及しました。

吉敷賢市議
吉敷賢市議
空転続きの9月議会、またストップ
 この質疑に対し、吉敷賢市議(自民無所属クラブ)が「ただ今の小林議員の発言について、議事進行に意義あり」と発言。
 2時45分、この扱いをめぐって本会議は休憩に。3時15分から議会運営委員会を開いて意義の有効性について協議しましたが結論は出ず、この日は本会議が再開されませんでした。市議会では18日午前10時から再び議運を開き、この問題を協議することになりました。
 今議会は前議会に続き、初日から空転が度重なり、当初の日程に遅れが出ている中での質疑ストップ。出席する市幹部職員や理事者控え室に待機する課長級の職員をはじめ、傍聴に訪れた市民らのスケジュールにも影響が出ています。
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市長選出馬を正式に表明
 
9月議会一般質問に川合善明市長
    2012年09月14
川合善明市長
川合善明市長
江田肇市議
江田肇市議
市長選出馬を正式表明、2期目に意欲
 川越市の川合善明市長は14日、来年1月の市長選に出馬し2期目を目指す意向を、正式に表明しました。これは午前10時から開かれた市議会で、江田肇市議(やまぶき会)の一般質問に答えたもの。
 川合市長は「改革・公正・公開の基本姿勢の下、全力で市政に取り組んできたが、実現に時間がかかる事業もあり、引き続き市長として力を発揮していきたい」などと続投への意欲を話しました。
(主な江田氏の質問と市長の答弁は下表の通り)
江田肇氏の質問に対する川合善明市長の答弁(骨子)
江田氏の質問
川合市長の答弁
就任当時(H21年)の国際情勢が市政運営に及ぼした影響は?
景気の悪化や厳しい雇用環境により個人・法人市民税が減収し歳入の確保が大変厳しい状況で、雇用悪化による扶助費が増加する中での予算編成を強いられた。政権交代に伴い、各省庁の概算要求のやり直しで国の予算編成作業が遅れ、本市の予算編成もぎりぎりまで調整を図らなければならなかった
市長就任時に戸惑いはなかったか?
行政経験や議員経験もなかったことから、就任後初めて経験することが多く、戸惑うこともあった。一方、経験等がなかった分、逆に新鮮な気持ちでさまざまなことにあたることができたと思う
市政運営の基本姿勢は?
市民の信頼を得て市政運営を行っていくためには、公正・公平であることが大切だと考えている。不要な誤解を生じさせないためにも、行政に対する市民の信頼を高めるためにも、できるだけ情報公開を進め、分かりやすい市政にすることが必要だと考えてきた。財政改革では市民に負担をお願いすることもあったが、これからの川越市の発展のためには今どうしてもやらなければならないことという考えの下、取り組んできた。就任時に掲げたこの3つの基本姿勢は、今後も維持すべきものと考えている
5つの川越づくり」への取り組みについては?
厳しい財政状況のなか、徹底した行財政改革を実施して財源の確保に努めるとともに、限られた財源の選択と集中により重要な施策に重点的に予算を配分することで実現に取り組んできた。中には財源的な制約や政策的な判断により実施時期を先送りしなければならなかった事業や、実施にあたりさまざまな意見を頂いている事業もあり、全てが順調というわけではない。全体としては、市民や議員の皆さんの協力で概ね着実な事業の進捗が図られ、一定の成果は挙げられてきたのではないかと思う
2期目に向けての考えは?
就任以来3年半、3つの基本姿勢・5つの川越づくりを掲げて実現に向けて全力で取り組んできた。その結果、予定通りの成果を挙げられた事業・現在進捗中の事業・まだ実現に至っていない事業もある。実現に、もう暫く時間を要する事業も少なからずある。今後も引き続きその実現に取り組んでいきたいと考えている。市民の信任を得られるのであれば、今後も市長として市政を担当し、34万市民と共に市民一人ひとりが住むことに誇りを持ち、住んで良かったと思えるまち川越の実現に全力を傾注していきたいと考えている
2期目も基本姿勢は変わらないのか?
改革・公正・公開の3つの基本姿勢は、市長として市政を担う者として常に持つべき姿勢だと考えている。2期目にあたっても市政運営の基本としたい
2期目の重点政策は?
これからいろいろ詰めていかなければいけないが、就任時に掲げた5つの川越づくりの実現に引き続き取り組んでいきたい。中でも都市基盤整備などのハード事業については、現在進めている事業の着実な進捗を図っていきたい。また、川越市の将来を担う子どもたちのための施策や子育て支援策に引き続き積極的に取り組み、とりわけ通学時の安全を確保するため通学路の整備に、これまで以上に力を入れて取り組んでいきたいと考えている。また、ソフト面の政策として、今後のまちづくりや地域の課題等の解決に地域の力が発揮され生かされる仕組みづくりにも力を注いでいきたい
健全な財政構造の確立に向けての対策は?
財政健全化は市長就任時からの課題で、行財政改革を強力に推進してきたが、これからも引き続き力を入れていかなければならないと認識している。歳入面では、市税収入の増加につながるような企業立地の促進策や雇用支援等の施策に力を注いでいくことが必要と考える。歳出面では行財政改革をこれまで以上に推進し、現在実施している事業について常に見直しを行っていくこと、真に必要な事業を重点的に実施していくことが必要と考える
学力・体力の向上、いじめ問題など教育に関する課題は?
確かな学力・豊かな人間性・健康や体力といった智・徳・体のバランスの取れた生きる力を育むことが大切であると考えている。いじめの問題等を見ると、一層力を入れた取り組みが必要な状況にあるものと考えている。そのため、豊かな体験活動など心の教育・命を大切にする教育を今後も推進していくことが肝要で、そのためには学校だけでなく地域の連携をさらに進め、地域ぐるみで子どもたちの教育を進めていくことが大切と考えている
中央通りの整備に対する考えは?

住民にとって住み良い、来訪者にとって魅力的なまちとしていくために、中心市街地の活性化に取り組んでいかなければならないと認識している。蔵造りのある一番街に通じる中央通り沿線のまちづくりなども重要な課題で、地元の方々と協力しながら道路管理者である県にも働き掛けながら整備を進めていくことが大切と考えている

市制施行100周年に向けての決意や2期目に対する抱負は?
再び市民の信任を得られたならば、引き続き市民が待ち望む事業・懸案となっている事業の着実な推進を図り、住むことに誇りを持ち、住んで良かったと思えるまち川越のさらなる充実に向けて全力で取り組んでいきたいと考えている。特に計画実施が長期にわたって先送りされてきた初雁公園計画・伊佐沼公園計画・森林公園計画などについては、財政状況の厳しい中ではあるが、計画案の見直しなども含め実現可能な計画へ修正し一定程度の進展を図りたいと考えている。10年後には伝統ある川越の市制100年にふさわしい事業を実現できる力を持つ川越市にすることが、私に科せられた使命だと考えている
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隠ぺい体質、川越市も
 
いじめで中学生意識不明、公表せず
    2012年09月13
新聞社やテレビ局など17社が詰め掛けて開かれたいじめ事件の記者会見で答える新井孝次教育長(左端)ら
新聞社やテレビ局など17社が詰め掛けて開かれたいじめ事件の記者会見で答える新井孝次教育長(左端)ら

1月のいじめ傷害事件、市教委が公表せず
 川越市教育委員会(新井孝次教育長)が、今年1月にいじめによる暴行を受けた市内の男子中学生(15)が今も意識不明の重体に陥っている事実を、これまでいじめ事件として公表せずにいたことが発覚。
 13日午後2時から元町の市役所東庁舎で開かれた記者会見に、新聞社・テレビ局など17社が詰め掛け、事実関係や市教委の対応などについて新井教育長や猪鼻幸正・学校教育部長、新保正俊・教育指導課長にただしました。

日付
時刻
公表された事件の主な経過
1月5日
13:15
加害者3人と被害者が野球部の練習後に下校。小中居公園で被害者を暴行
13:55
被害者が胸などを強打されて心肺停止に。加害者の1人が学校に教諭を呼びに行く
14:10
教諭が心臓マッサージを続ける中、救急車が到着し警察に連絡
14:20
警察から市教委に事件の連絡が入る
14:30
警察が加害者3人を連れ現場検証、教諭や目撃者から事情聴取
21:00
被害者は蘇生するも、意識は不明。自力呼吸は20%で80%を生命維持装置に依存する極めて危険な状態に
1月6日
市教委が臨時校長会を招集。暴力事件として状況を説明し、再発防止を指示
1月9日
学校が臨時保護者会を開き、283人に説明
1月10日
始業式の全校集会で、校長が生徒に命の大切さなど話す
1月11日
被害者の保護者からの要請で2年生を対象にしたアンケート調査を実施
2月中旬
加害者3人に審判、少年院に送致
2月29日
アンケートを集計
3月26日
市教委でアンケート集計を確認し、いじめがあったと認識。川合善明市長にも報告。
4月14日
アンケートのまとめを被害者の母親に渡し、いじめがあったことを報告
9月13日
  一部報道でいじめ事件が発覚、報道各社の要請に応えて緊急の記者会見。
被害者は自力呼吸が可能だが意識不明の状態が続いている
胸強打で心肺停止に、蘇生後も意識不明続く
 市教委によると、事件は今年1月5日午後1時半ごろ小中居公園で発生。
 市立中2年(当時)の男子生徒が同級生3人から約40分間にわたり暴行を受け、胸などを強打されて心肺停止状態に。
1時55分に加害者の1人が学校に教諭を呼びに行き、教諭が心臓マッサージを試みました。
 2時10分に救急車が到着し、警察に連絡。同20分に警察から市教委に事件の一報が。同30分、警察が加害者3人を連れ現場検証、教諭や目撃者から事情聴取。
 被害者は病院で蘇生したものの、意識は不明。自力呼吸は20%で、残る80%を生命維持装置に依存する極めて危険な状態に。後日、自力呼吸は回復したものの、8カ月以上も意識不明の状態が続いています。

暴行の少年ら4人を少年院に送致
 病名は心停止による遷延性(せんえんせい)意識障害で、胸部打撲が原因。暴力を加えた少年3人は傷害容疑で立件され、審判を受けて2月中旬に少年院に送致。
 事件前日に暴行を加えた別の少年1人も少年院に送られました。

入学以来続いたいじめに学校気付かず?
 同校では事件後、被害者の母親の要請で同級生130人に対し、アンケート調査(6問・記名方式)を実施。
 この男子が、これまでに少なくとも8回の暴力を受けていたこと、入学直後から悪口を言われたり絡まれるなどの精神的ないじめや、授業中に消しゴムを投げられたり机やバッグを蹴られるなどし、池に投げられたボールを取りに行かされる様子を携帯電話で撮られたり、投げたボールでホームランを打たれたら500円を取られるゲームを強要されるなど、陰湿ないじめが繰り返されてきたことが分かりました。
 同校ではこれらのうち幾つかの事例を知っていましたが、いじめとは認識せずに口頭注意などで処理。市教委では「同校ではけんかだと捉えていた。いじめだと気付けば今回の事件は違った結果になった可能性はあり、残念」と話していました。

タウンミーティングでも市民欺く
 大津市の事件を発端に、全国的にいじめによる事件が社会問題となるなか、市教委では今回の事件についてこれまで、いじめ事件として公表せずに隠ぺい。
 市内各地域で開かれたタウンミーティングでも、いじめに関する市民の関心は高く、「川越市にいじめ問題はないのか」といった質問に対し、猪鼻幸正・学校教育部長は「いじめはあるが、深刻な事例はない」などと答えてきました

会見でいじめ事件について話す新井孝次教育長(中央)と猪鼻幸正・学校教育部長(右)、新保正俊教育指導課長(左)=元町の市役所東庁舎で
会見でいじめ事件について話す新井孝次教育長(中央)と猪鼻幸正・学校教育部長(右)、新保正俊教育指導課長(左)
市議会の文教常任委員長にも報告なし
 また、教育問題などを審議する市議会の文化教育常任委員会(山木綾子委員長)にも、今回の事件の報告は全くなし。
 この日、記者会見が始まる前に午後1時から開かれた議会運営委員会で、事情説明のため呼ばれた新井教育長と猪鼻学校教育部長は、片野広隆市議(民主党)の「事件がいじめによるものであることを、なぜこれまで報告しなかったのか」の問いに「警察の捜査中で加害者について話せなかった」などと苦しい回答。
 会見でも「なぜもっと早く公表しなかったのか」の質問に、「今年度の事例ではなかったため」とか「相手の人権への配慮もあった」などと、およそ一般市民が納得できる答えは聞かれませんでした。

川合市長は本紙取材を拒否
 また、今回の事件を発生当日から知り、市教委と同時にいじめ問題だとの認識を得ている川合善明市長は、これまで公表しなかった理由を聞こうと申し入れた本紙取材を拒否。その答えを知ることはできませんでした。
(写真は元町の市役所東庁舎で
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市議会3日目も5時間遅れ
 
議運委員長辞任願いの扱いで混迷     2012年09月11日
3日目も5時間遅れの開会となった9月定例会(イラスト)
3日目も5時間遅れの開会となった9月定例会(イラスト)
3日目も5時間遅れの開会に
 11日午前10時に開かれる予定だった市議会9月定例会3日目は、予定開始時刻から5時間遅れて午後3時から開かれました。

議運委員長辞職願いの扱いで混迷
 開会が大幅に遅れたのは、吉田光雄・議会運営員会委員長から出された委員辞職願いの取り扱いをめぐり、調整に手間取ったため。
 この日も、9時55分から非公式の議運を開いて対応を協議しましたが調整が付かず、本会議場に着席して開始を待っていた市長や部長らには庁内の自席で待機するよう伝えられました。

11時20分にやっと正式な議運開催
 その後も水面下での調整が続けられましたが、本会議開始に欠かせない正式な議運が開かれたのは11時20分から。
 冒頭、小野澤康弘議長が8日に吉田市議より議運の辞任願いが提出されたことを報告。話し合いの結果、この扱いついては後日改めて協議することを決めました。
 続いて、吉田委員が病気療養のため約1カ月は欠席となる見込みの診断書が提出されたため、若海保副委員長が議運の進行を代わって務めることを承認。

石川智明市議
石川智明市議
委員長辞職願いは後日、文書で提出に
 議運は11時50分から休憩をはさみ、午後1時15分に再開。
 自民無所属クラブから議運の委員長辞職についても口頭で申し出があったことについて、石川智明委員(プロジェクト川越21)が、口頭での申し出が有効なのかただしました。
 これは、委員の辞職は議会が本会議場で諮って許可し、委員長の辞職は議運で諮る決まりになっているため。口頭での委員長辞職願いが正式な扱いとなれば、議運で結論が出るまでは本会議を開くことができなくなることから、あらためて確認したもの。
 最終的には、自民無所属クラブから「委員長辞職については後日、文書で正式に申し出たい」との意向が伝えられ、議会再開のための"障害"が無くなったことから議運を閉会。3時からの本会議再開が決まりました。

大泉一夫市議
大泉一夫市議
柿田有一市議
柿田有一市議
本山修一市議
本山修一市議
明日以降、残る17議案を質疑予定
 本会議では、平成23年度の水道事業利益処分についてや一般会計歳入歳出決算認定など3議案が質疑され、大泉一夫市議(公明党)・本山修一市議(共産党)・石川智明市議・柿田有一市議(共産党)が質問。
 あす以降は予定通り「午前10時開会」が守られるものとみられ、13人の市議が質問に立って残る17の議案を質疑。誰でも自由に傍聴することができます。
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市議会が丸1日空転
 
議運委員長の突然辞任で混乱
      2012年09月10
8日に続き、議会が空転した9月定例会(イラスト)
8日に続き、議会が空転した9月定例会(イラスト)
市議会が丸1日空転
 10日午前10時から開かれる予定だった市議会9月定例会(小野澤康弘議長)の2日目が空転、審議が丸1日ストップするという事態が起こりました。

議運委員長が突然辞任
 これは、5日に突然辞任した関口勇副議長(自民無所属クラブ)に続き、吉田光雄市議(同)が議会運営委員の辞任を突然に申し出たことで、議会がその対応に追われたことによるもの。

吉田光雄市議
吉田光雄市議
8日朝から対応を協議
 吉田氏は5日の市議会終了後、"一身上の都合"を理由に議運の委員辞任を小野澤康弘議長に申し出。これは、同時に議運の委員長辞任を意味することから、10日午前9時40分から非公式の議運に諮って対応を協議。
 議会開会予定刻の午前10時を過ぎても調整がつかないため、本会議は開かれないまま推移。

市民に説明ないまま議会開かず
 議運の委員らは、相次ぐ無責任な辞任に激怒。10時20分から10時45分まで代表者会議を開いて対応を協議しましたが各会派の合意を得る内容には至らず、その後は非公式の協議を繰り返して時間が大幅に経過。
 8日と同様、傍聴の市民には何の説明もないまま、議会が開かれない状態が午後4時半ごろまで続きました。この日「初めて傍聴に来たのに…」と話す男性も、本紙記者の状況説明を聞いて落胆して帰って行きました。

若海保副委員長
若海保副委員長
当面は副委員長が議運を運営か
 結局、この日は正式な議運を開く段階にも至らず、午後4時37分に議長職権で本会議を再開。あす11日午前10時に開会することだけを決めて、わずか1分で閉会しました。
 空席となった自民無所属クラブの議運委員の後任や、新たな議運委員長の選出にはまだ時間がかかることが予想され、当面は若海保副委員長(やまぶき会)の下で議運を運営していくものとみられます。
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本番まであと29日
 
「喜多院で第九を歌う会」が初の合同練習
        2012年09月09
全体の約3分の1が今年入った新しいメンバーとあって、宮寺さんの指導にも熱がこもる
全体の約3分の1が今年入った新しいメンバーとあって、宮寺さんの指導にも熱がこもる

本番1カ月前に初めての合同練習
 自分たちが暮らすまちに芸術文化を根付かせようと毎年行われている「第九の夕べ in 喜多院」(喜多院で第九を歌う会主催、川越市・市教委など後援)。10月8日の本番まであと29日と迫った9日午後6時半から約2時間、初めての合同練習が鯨井の川越西文化会館「メルト」で開かれました。

朝日明実行委員長
朝日明実行委員長
3分の1が新しいメンバー
 合唱団のメンバーは有志の市民で構成。毎回メンバーの一部が入れ替わるため、その都度初めから練習が行われています。
 今年も約3分の1が新しいメンバーで、中には夫婦で杉並から参加している人も。会では
4月からこれまで毎月2回、グループ毎に2時間ずつ10回の練習を重ねてきましたが、全員が集まっての合同練習はこの日が初めて。練習に先立ち、会の朝日明実行委員長がメンバーを励ましました。

時に厳しく、時に柔らかな口調で
 今年のメンバーは、高校3年の女の子から84歳の男性まで幅広い年齢層の265人で、職業も合唱経験もさまざま。この日は185人が練習に参加しましたが、技術や声量もまだまだ不揃い。
合唱を指導する指揮者の宮寺勇さん
合唱を指導する指揮者の宮寺勇さん
 そんなメンバーの指導にあたっているのは、川越市出身で埼玉中央フィルハーモニーの常任指揮者・宮寺勇さん。時に厳しく、時に柔らかな口調で、全身を使ったエネルギッシュな指揮でメンバーをぐいぐい引っ張っていきます。
「歌詞の意味考え、もっと気持ち込めて」
 この日の練習では「歌詞の意味を考えてもっと気持ちを込めて」「声を徐々に絞る記号のところで急に絞ってしまうと、最後の方では声が出なくなってしまう」「指揮棒をしっかり見て、勝手に歌わないように」など、何度も厳しい指導が。
 そんなメンバーも練習が進むうちに見る見る上達。会では本番5日前にも合同練習を行い、さらに磨きを掛けていくことにしています。

来月8日、喜多院境内に市民の歌声響く
 「第九の夕べ in 喜多院」は10月8日午後5時開場・6時開演で、喜多院境内の本堂前で地元小学生による合唱やソリストによる独唱のほか、第九を歌う会のメンバーがエレクトーン演奏を背景にベートーベンの交響曲第9番「合唱付き」を歌い上げます(会場は全席自由で、入場料は1,000円)。詳しくは同会事務局 Tel.049-231-4850へ。
(写真は鯨井の川越西文化会館「メルト」で)
宮寺さんの指導は時に厳しく、時に柔らかく
宮寺さんの指導は時に厳しく、時に柔らかく
女子高生から84歳の男性まで185人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から84歳の男性まで185人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から84歳の男性まで185人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から84歳の男性まで185人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から84歳の男性まで185人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から84歳の男性まで185人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から84歳の男性まで185人が合同練習に参加し、第九を熱唱 女子高生から84歳の男性まで185人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から84歳の男性まで185人が合同練習に参加し、第九を熱唱

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焼サンマ5,000食で復興支援
 
自治連など「がんばろう東日本復興応援団」
      2012年09月09
炭火で焼かれ香ばしい煙を上げながら次々と参加者に振る舞われていく大船渡のサンマ
炭火で焼かれ、香ばしい煙を上げながら次々と参加者に振る舞われていく大船渡のサンマ

焼サンマ5,000食で復興支援
 川越市自治会連合会(栗原博司会長)などは9日午前9時から午後2時まで、東日本大震災の復興を応援しようと大袋の川越総合卸売市場で「がんばろう東日本 復興応援団」を開催。
 岩手県の大船渡から取り寄せたサンマ5,000匹を炭火で焼いて市民に振る舞ったほか、福島・宮城・岩手の3県で穫れた野菜や果物を販売して被災地を元気付けました。
 会場には早朝から約2万人(主催者調べ)の親子連れらが訪れるなど大盛況、予想を上回る反響に主催者を驚かせました。

開会を宣言する櫻井実行委員長
開会を宣言する櫻井実行委員長
栗原博司・自治連会長会長
栗原博司・自治連会長会長
櫻井晶夫・実行委員長
櫻井晶夫・実行委員長
来賓として挨拶する川合善明市長
来賓として挨拶する川合善明市長
来賓として挨拶する小野澤康弘議長
来賓として挨拶する小野澤康弘議長
自治連・市・警察・消防など協力
 この催しは市制施行90周年の記念事業として自治連が主催し、川越市が共催。警察や消防・水道局や卸売市場が協力して開かれたもの。
 自治連の櫻井昌夫副会長が実行委員長となり、準備を進めてきました。

「被災地復興・躍進の契機になれば」
 開会式は櫻井実行委員長の開会宣言で開幕。
 栗原会長が「自治連・市・卸売市場などが一体となって東北の皆さんを応援する事業を共同で開催できた。これを契機に東日本の被災地の皆さんにとって復興・躍進の活力となればと思います」
回覧板で募っている起震車購入の募金
回覧板で募っている起震車購入の募金
「市内には地震を体験できる起震車が1台しかない。地震の怖さを風化させないために、3,000万円を目指して市民から寄付を募り、起震車を市に寄贈したい」と挨拶。

「進まない復興、自分にできる支援を」
 続いて、共催者として川合善明市長が「東日本大震災から1年半がたったが、現地の復興はなかなか進んでいない。市では現在、大槌町と石巻市に職員を派遣して支援を続けているが、皆さんもさまざまな形で復興支援に協力してほしい」と挨拶。
 来賓を代表して小野澤康弘議長が「被災地では、今なお避難生活を余儀なくされている方が大勢いる。道路網や住環境の整備・教育や医療整備・がれきの撤去や処理・原発問題など、さまざまな課題が残っている。1日も早い復興のため、私たちにできる支援をしっかりやっていきたい」と話しました。

自治連女性メンバー手作りの豚汁も2,000食が振る舞われ
自治連女性メンバー手作りの豚汁も2,000食が振る舞われ
岩手産の取れたてピーマン100円で詰め放題も大人気
岩手産の取れたてピーマン100円で詰め放題も大人気
福島名産のモモが1箱18個で1,300円!
福島名産の桃が1箱18個で1,300円!
川越工業高校機械科のミニSLは子どもたちに大人気
川越工業高校機械科のミニSLは子どもたちに大人気
JR東日本のミニ新幹線に乗って大喜びの親子連れら
JR東日本のミニ新幹線に乗って大喜びの親子連れら
焼きたてサンマに早朝から長蛇の列
 会場には開会前の早朝から大勢の親子連れらが詰め掛け、焼きたてのサンマを求めて長い列が。開会式が始まるまでには、卸売市場の建物を取り囲むほどの長さに。
 サンマを焼いたのは、自治連の男性メンバーら。市の職員らも応援で協力。最初は慣れない手つきでしたが、何匹か焼くうちにすっかり上達。参加者は、香ばしい煙が立ち上るサンマが焼き上がるのを待って旬の味覚を楽しんでいました。
 また、女性メンバーは豚汁を作ってサービス。2,000食が振る舞われました。

東北の取れたて野菜や果物、特価で販売
 このほか、会場では東北3県の取れたて農産物を特価で販売。
 カボチャ・トウモロコシ・ナス・キュウリ・トマト・レタス・キャベツ・シイタケなどの野菜や、桃・リンゴ・ブドウ・ナシなどの果物などが破格値で買えるとあって大好評。
 ピーマン詰め放題で100円や、福島名産の桃が1箱18個で1,300円など、大勢の人が買い求めていました。

ミニ新幹線やSLが子どもたちに人気
 子どもたちの人気を集めていたのは、ミニ列車の試乗会。
 JR東日本が用意した「はやぶさ」(E5系)の5分の1のミニ新幹線や川越工業高校機械科の生徒が製作したミニSLなど、お父さんやお母さんと一緒に乗って大喜び。
 卸売市場を訪れるのは今回が初めてという人も多く、おなじみのマグロの解体ショーにも黒山の人だかりが。大きなマグロが、見事な包丁さばきで見る見る間にさばかれていく様子に見入っていました。


川越卸売市場に初めて来た人も大満足
 6歳の男の子と2歳の女の子を連れて南台から来たという斉藤さん夫妻は「卸売市場に来るのは今回が初めて。活気があって良いですね。これからサンマを頂きます」と話していました。
 4歳と1歳の女の子を連れ、狭山市から来たという諸口さん夫妻は「主人が通りがかりに、のぼり旗を見て開催を知りました。卸売市場は初めて。いろいろ楽しそう、これから見て回ります」と話していました。
 また、22歳の娘と下広谷から来たという平井さん夫妻は「卸売市場は正月の準備で食品を買いに来たことはありますが、イベントは初めて。サンマが超おいしかった。大満足です」など
と話し、福島の桃を箱買いしていました。
(写真は大袋の川越総合卸売市場で)
今回初めて川越総合卸売市場を訪れた人も多く、マグロの解体ショーにも黒山の人だかりが
今回初めて川越総合卸売市場を訪れた人も多く、マグロの解体ショーにも黒山の人だかりが
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がれき受け入れ見合わせなど報告
 
9月市議会で風間・宍戸副市長
      2012年09月05
災害がれきを受け入れた場合、焼却処理が行われる予定の市資源化センター熱処理施設=鯨井で
災害がれきを受け入れた場合、焼却処理が行われる予定の市資源化センター熱処理施設=鯨井で
両副市長がそれぞれ市政報告
 5日に開かれた市議会9月定例会(小野澤康弘議長)で、風間・宍戸両副市長が「災害がれきの受け入れ」についてと「市内循環バス『川越シャトル』の運行見直し」について市政報告。
 がれきは新たな要請がない限り当面受け入れないことや、シャトルは来年の3月議会までに検討結果を報告し、来年度中に実施に移したい考えであることを伝えました。

宍戸信敏副市長
宍戸信敏副市長
4月に県からがれき受け入れ依頼
 東関東大震災の被災地のがれき受け入れについては、宍戸信敏副市長が報告。
 それによると、今年4月10日付で埼玉県から災害廃棄物の広域処理について正式な依頼があり、市では「市民理解が得られる安全性の説明や焼却残渣(さ)の最終処分場の確保を国などが解決すること、受け入れた廃棄物に混じった異物による施設損傷への補償の担保など、受け入れ基準に一定の条件が揃えば受け入れたい」などと回答

 市ではこれまでに、安全性確保のために国や県より厳しい受け入れ基準を設け、海水の塩分が施設に及ぼす影響や焼却後の残留放射能など、がれき受け入れを想定した検討を重ねてきました。

今回は受け入れず、今後は別途検討
 この後、6月29日付で環境相から県に対して「岩手県の可燃物・木くずに関しては広域処理の見通しが立ったこと」「実施中・調整中の自治体以外との調整は当面見合わせること」「宮城県の可燃物はある程度まとまった量の処理が可能な施設で処理するよう調整すること」などの通達があり、県としては被災地から新たな要請が無い限りセメント工場以外の受け入れは見合わせることになり、川越市は受け入れ対象から外れることになりました。
 これらのことから、市としては今回の木くず受け入れはせず、今後新たな要請があった場合は別途必要な検討を行うことになりました。
 市議会では3月16日に「がれき受け入れは市民の理解が得られる形で行うこと」などの決議が全会一致で出されており、この報告に対しての質問などは出されませんでした。

風間清司副市長
風間清司副市長
シャトル見直し案、来年度中に実施
 川越シャトルの運行見直しについては、風間清司副市長が報告。
運行の見直しが検討されている市内循環バス「川越シャトル」
運行の見直しが検討されている市内循環バス「川越シャトル」
 「見直し案については、平成20年から協議を重ねてきた検討委の提言内容を尊重する」「廃止検討路線のうち、特定の施設利用が顕著なものについては、その施設の送迎機能強化で代替策を講じる」「デマンド交通など、新たな交通手段の可能性についても検討する」「これまでのバス会社2社体制に新規参入も検討する」「市議と情報の共有化を図り、来年の3月議会で最終検討結果を報告する」などとし、「見直しによる新たな路線での運行は、来年度中に実施する計画」であることが示されました。

柿田有一市議
柿田有一市議
「新たな交通空白地域の発生が心配」
 この報告に対し、柿田有一市議(共産党)が質問。
 「見直しにより、新たな公共交通の空白地域をつくることに対する考えは?」「デマンド交通導入の可能性は?」「今後のスケジュールの中で空白地域が生じた場合の対応は?」「市議との情報共有化について具体的な手段は?」などについてただしました。
 これらの質問に、藤條聡・都市計画部長が「できる限り新たな空白地域が生じないようにしたい」「利用者の少ない路線についてデマンド交通導入を検討したい」「一時的な空白地域については送迎手段を確保していきたい」「具体的な路線について協議していきたい」などと答えました。
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新たな副議長に倉嶋美恵子氏
 
関口副議長、突然の辞任で市議会
     2012年09月05
副議長の再選挙が行われた市議会本会議場(イラスト)
副議長の再選挙が行われた市議会本会議場(イラスト)
前議会で選んだ副議長を再選挙
 5日開かれた市議会9月定例会(小野澤康弘議長)の初日で、先の6月定例会(※)最終日に選出されたばかりの副議長を選び直す事態が発生。
 選挙の結果、倉嶋美恵子市議(やまぶき会)が新たな副議長に決まりました。
(※)川越市では、正式には9月を「第3回定例会」・6月を「第2回定例会」と呼んでいます。

午前中、関口副議長が突然辞意
 これは、この日午前10時から開かれた議会運営委員会(吉田光雄委員長)の席上、関口勇市議(自民無所属クラブ)から"一身上の都合"を理由に副議長職を辞したい旨の申し出が、突然出されたことによるもの。
 関口勇氏が副議長として本会議に出席したのは、6月22日の選挙の日1日のみとなります。

対応協議で本会議は2時間遅れ
 これを受けて市議会では午後1時50分から代表者会議を開き、約1時間かけて対応を協議。辞意を受け入れて改めて副議長選挙を行うこととし、午後3時から開かれた議会運営委員会で本日の議題に選挙日程を組み入れることを決めました。
 これら一連の流れを受けて、午後2時から始まる予定だった市議会本会議は、2時間遅れの午後4時から開会。いつから始まるか全く知らされないまま待たされていた傍聴の市民は、そのほとんどが開会前に帰ってしまいました。

新たな副議長に選ばれた倉嶋美恵子氏
新たな副議長に選ばれた倉嶋美恵子氏
新たな副議長に倉嶋美恵子氏
 本会議では、閉会中の7月1日付で任命された風間清司副市長、福田司・政策財政部長、宇津木二郎・産業観光部長の紹介や監査結果報告などに続き、小野澤議長が関口副議長の辞職願い提出を報告。
 辞職願いは全会一致で許可され、関口市議と今野英子市議(共産党)が欠席する中、出席議員34人で選挙を実施。白票5票を除く有効票29票のうち25票を獲得した倉嶋氏が、新たな副議長に選ばれました。残りの得票は本山修一氏(共産党)3票、今野英子氏(同)が1票でした。
 倉嶋氏は57歳、川越市広谷新町に在住。1999(平成11)年に初当選以来、4期目。これまでに総務常任委員長や文教常任副委員長などを務めています。

時間延長で5時44分に散会
 この後、本会議は審議時間の延長が諮られ、風間・宍戸両副市長による市政報告(2件)や川合善明市長らによる上程案の提案理由説明、代表監査委員による監査結果報告などが行われ、午後5時44分にこの日の予定を消化して散会しました。
 次回は10日午前10時から開かれる予定で、誰でも傍聴することができます。
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子どもたちの夢、風船で大空に
 
「山田かかしまつり」に創作かかし83点
     2012年09月02
稲を守ってズラリと並ぶ創作かかしを見て回る参加者
稲を守ってズラリと並ぶ創作かかしを見て回る参加者

メッセージを託した風船手紙を空に放つ子どもたち
メッセージを託した風船手紙を空に放つ子どもたち
まつり会場は一面黄金の稲穂
 たわわに実った稲穂が一面を黄金色に染める山田地区で2日、第17回「山田かかしまつり」が開催。
 かかしコンテストや民俗芸能の披露・手づくり屋台・風船手紙飛ばしなどが行われ、大勢の家族連れらでにぎわいました。

人気キャラや五輪など83点
開会式で挨拶する中島利一実行委員長
挨拶する中島利一・実行委員長
 まつりは、地元の人らでつくる「ふれあいの里かかしまつり実行委員会」(中島利一委員長)が主催。
 毎年、同地区の幼・小・中学校・自治会・JAいるま野農協などが独創的なかかしを創作。
 今年は市政施行90周年にちなんで、マスコットキャラクターの「ときも」や時の鐘をモチーフにしたもの、オリンピック選手や人気キャラクターを模したものなど83点が出展されています。

1位に輝いたデイサービス・アイリスの「ときも」
1位に輝いたデイサービス・アイリスの「ときも」
3位は長沼猛さんが製作した「スギちゃん」
3位は長沼猛さんが製作した「スギちゃん」
2位に選ばれたウェーブ製作の「JAPAN オリンピック」
2位に選ばれたウェーブの「JAPAN オリンピック」
「ときも」などが入賞
 コンテストでは、まつりを訪れた親子連れらが投票用紙を片手に会場内を歩き、作品を一つずつ採点。
 集計の結果、川越のマスコットキャラクター「ときも」を製作したデイサービス・アイリスが1位に、「JAPAN オリンピック」を出展したウェーブが2位に、「スギちゃん」の長沼猛さんが3位に決定。10の個人・団体が「ふれあい賞」に輝きました。
 また、数々の独創的な作品がアイデア賞などに選ばれました。


風船手紙130通飛ばす
 また、地元の山田小や山田中の児童生徒が夢やメッセージをつづった手紙を風船に託して飛ばす「風船手紙」も、今年で5回目。
 昨年は台風の風に乗って新潟県や群馬県などにも到達、拾った人から子どもたちにうれしい返事が届きました。一昨年はつくば市や鴻巣市などから返事が届くなど、風向きや風速で風船の行き先はさまざま。
 今回は北東の風2.5m前後と風があまりなかったため、子どもたちが放った風船約130個は、ゆっくりと上昇。色とりどりの風船が曇り空に舞っていきました。

創作かかしが並ぶ田んぼで風船手紙を飛ばす子どもたち
創作かかしが並ぶ田んぼで風船手紙を飛ばす子どもたち
「こんなにたくさんの
かかし、初めて見た」
 2歳の男の子と3歳の女の子を連れ、寺山から来たという上川さんは「幼稚園の友達のお母さんに教えてもらい、初めて来ました。4年前に坂戸から越してきたんですが、こんなにたくさんのかかしを見るのは初めて。すごい、感動しちゃいました」などと話していました。
 かかしは、稲刈りが本格化する今月28日ごろまで展示される予定です。
(写真は山田の水田で)
大切なコメはオラが守る? 北部地域ふれあいセンターの「やまだのかかし」
大切なコメはオラが守る? 北部地域ふれあいセンターの「やまだのかかし」
1位の作品と同じく川越のマスキャラをかたどった北山田自治会の「未来(ゆめ)見るときも」
1位の作品と同じく川越のマスキャラをかたどった北山田自治会の「未来(ゆめ)見るときも」
オリンピックでも大活躍。JAいるま野山田支店の「日本の穂希」
五輪でも大活躍。JAいるま野山田支店の「日本の穂希」
市政施行90周年にちなんで象徴的な2つをモチーフに。民生児童委員協議会の「時の鐘&ときも」
市政施行90周年にちなみ象徴的な2つをモチーフに。民生児童委員協議会の「時の鐘&ときも」
道路を渡る前には必ず安全確認。怠るとお母さんからポカリ! 交通安全母の会の「きけん!! とびだすな!」
道路を渡る前には必ず安全確認。怠るとお母さんからポカリ! 交通安全母の会の「きけん!! とびだすな!」
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歴史資産、保存・活用の壁
 
川越蔵の会総会で風間副市長が講演
    2012年08月26
風間清司副市長(右)の講演に聞き入る川越蔵の会のメンバー
風間氏(右)の講演に聞き入る川越蔵の会のメンバー

地域資源の保存・活用で講演
 川越市の風間清司副市長は26日、六軒町の中央公民館分室で開かれた川越蔵の会(原知之代表・約200人)の第11回定時総会で講演。
 「地域資源の活用について」のテーマで、同会が活動を続けている歴史的建造物や文化資産の保存・活用について話しました。

川越蔵の会総会で講演する風間清司副市長
川越蔵の会総会で講演する風間清司副市長
財政面の観点から利活用考える
 風間氏は来年30周年を迎える同会の発足当時からのメンバーで、6月末までは市の政策財政部長を務めた財政のエキスパート。
 この日は「あくまで一会員としての発言」と前置きした上で、資金調達から施設の利活用の手法について財政面の観点から話しました。

4種類の事業形態について説明
 風間氏は歴史的建造物を取得・整備・活用するための手法として、旧・山崎家別邸(松江町)のように全てを市が担う方法、鏡山酒造跡地(新富町)のように市が改修工事までを行い運営を民間事業が行う方法、改修工事を含めて民間に委託する方法、改修工事費用を民間が立て替え市が割賦払いする方法などを説明。

民間資金の調達で施設を利活用
 「高齢化により扶助費が市の財政が圧迫されている財政状況で、街並みの整備にどれだけお金を割けるかが問題」とし、「今年度は旧・山崎家別邸の整備を行っているが、旧・鶴川座(連雀町)や旧・川越織物市場(松江町)の整備・活用は資金調達にめどが立っていないので引き取りもできない」などと現状について話しました。
 また、「これらを行政財産として取得すれば(市債による)借金ができるので資金は確保できるが、使い方の制限が出てきて『自由に使ってください』というわけにはいかなくなる」と説明。「取得資金を含めた民間資金の調達方法を考えながら、施設の利活用を考えなければいけない」と話しました。

歴史的資産の保存・活用について質問するメンバー
歴史的資産の保存・活用について質問するメンバー
「日清紡跡地、もったいなかった」
 質疑応答では「日清紡の工場跡地は民間が開発し住宅地に変わったが、市が介在する余地はなかったのか?」の声に、「もったいなかったという思いはあるが、当時は川越駅西口の再開発と時期が重なって、どちらに予算を割くかの判断が必要だったようだ。100億円近い費用が掛かったが、西口開発は土地が市の所有なので建物に予算が集中できた」と説明。

メンバーからは盛んに意見や質問が
メンバーからは盛んに意見や質問が
「まちづくり活動に市職員の力を」
 「まちづくり会社はこうあってほしいという所見は?」の質問には、「金融機関の融資を受けるのが難しい情勢の中、ファンドのように資金調達もできるような組織ができればと思う」などと答えました。
 「民間レベルでは、まちづくり活動に限界がある。市職員の力をもっと発揮できないか?」の声には、「まちづくり活動は人材が一番の資源。まちづくりに関心のある職員も100人ぐらいはいるので、うまく引っ張り込むよう市民からアプローチしてほしい」などと話していました。

(写真は六軒町の中央公民館分室で)
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本番向け、準備着々
 
子ども議会の議員らが勉強会
    2012年08月25
複数の会派が個別に市内の緑化を訴え
複数の会派が個別に市内の緑化を訴え
10年後の川越を見据えて文化施設の充実を主張
10年後の川越を見据えて文化施設の充実を主張
市の就職・雇用政策についてただす会派も
市の就職・雇用政策についてただす会派も

観光施策で市の歳入増を提案する会派も
観光施策で市の歳入増を提案する会派も
森林を増やし、自然豊かな川越市を目指す会派
森林を増やし、自然豊かな川越市を目指す会派
川越市を緑あふれるまちに
川越市を緑あふれるまちに
「ストップ無駄遣い!」と税金の使途をただす会派も
「ストップ無駄遣い!」と税金の使途をただす会派も
11月の子ども議会に向け勉強会
 市制施行90周年を記念し11月14日に開かれる「子ども議会」に出席する子ども市議が25日、勉強会を開いて自分たちの主張や質問をまとめるなど本番に向けて準備しました。

市長や部長が子ども議員に答弁
 子ども議会は、市内各校から選ばれた小学6年から中学2年までの児童・生徒76人が、4〜5人ずつのグループに分かれて会派を組み1会派ずつ登壇して一般質問。
 これに対し、川合善明市長ほか市の幹部がそろって出席し、答弁することになっています。


一般質問の内容などまとめる
 3回目の勉強会となるこの日は、午前9時から元町の市役所に65人が集合。まず、自分たちの決意・誓いなどをうたった決議案を議会当日に提出するため、内容を話し合って決めました。
 続いて、自分たちが質問・主張する一般質問の台本を各会派で話し合って作成。「質問テーマ」「質問内容」「目標」「提案」「それぞれ決めた理由」などを盛り込んで、原稿用紙3〜4枚にまとめました。

力合わせ、壇上で示す資料を作成
 また、子どもたちは当日に壇上で自分たちの質問や主張を視覚的に分かりやすくするための説明資料を作成。会派の仲間が協力し合いながら、模造紙に油性のカラーペンでテーマや内容をイラストやグラフなどを交えながら書いていきました。

市や市民の将来を考えた質問内容
 内容は、自然を守り緑化推進を訴えるもの、観光施策を推進して市のにぎわいや歳入増を目指すもの、税金の無駄遣いを無くして市民生活の充実を訴えるもの、就職・雇用政策の充実を訴えるもの、10年後の未来を見据えて文化施設の充実などを訴えるものなどさまざま。
 いずれも主張がはっきりしていて、市や市民の将来をしっかり考えた内容。現実的な制限や障害にあまりとらわれていない分、ストレートで分かりやすい主張にまとめられています。
(ここまでの写真は元町の川越市役所で)

市政や議会の仕組みなど勉強
 子どもたちはこれらの質問・主張をまとめるのに先立ち、6月22日の第1回勉強会で市政全般や議会の仕組みなどについて学習。
子どもの目線に姿勢を落とし、具体的な政策について説明する市の職員=7月21日、つばさ館で
子どもの目線に姿勢を落とし、具体的な政策について説明する市の職員=7月21日、つばさ館で
市職員の説明を一生懸命に聞く子ども議員ら=つばさ館で
市職員の説明を一生懸命に聞く子ども議員ら=つばさ館で
市職員の説明を一所懸命に聞く子ども議員ら=つばさ館で
市職員の説明を一所懸命に聞く子ども議員ら=つばさ館で
 政策企画課や行政改革推進課、議会事務局の職員らから説明を受けました。

市職員から具体的な政策の説明聞く
 また、7月21日に市資源化センターの「つばさ館」で開かれた第2回勉強会には、子どもたち70人が出席。政策企画課・教育指導課・環境政策課・都市交通政策課・子育て支援課・広聴課の職員10人から、自分たちの質問分野に関して具体的な政策について説明を受けて勉強。テーマや質問内容を絞り込み、整理しました。
 説明にあたった職員らは、本紙質問に「子どもたちは、何が知りたいか質問したい内容がはっきりしていて、納得するまで一生懸命聞いていた」「自分たちが何を実現したいか、川越の将来をどうしたいかが明確で、説明しやすかった」「川越の将来を担う子どもたちがしっかりしていて、頼もしく感じた」などと話していました。


本番4日前には本会議場でリハーサル
 3回の勉強会に出席した子どもたちからは、「政治は難しいけれど、勉強になった」「なかなか十分な予算が確保できないなど、やりたいことを実現するためには大変なことが分かった」「みんな、いろいろなテーマや考え方を持っているのが分かって面白かった」「会派の仲間で力を合わせて質問内容や資料がまとめることができて良かった」などと話していました。
 子ども議員らは今後、11月10日に本会議場を使ってリハーサルを行い、本番に備える予定になっています。

(後半の写真は7月21日、鯨井の市資源化センター「つばさ館」で)
勉強会の後、清掃センターの各施設を見学する子ども議員ら=7月21日、つばさ館で
勉強会の後、清掃センターの各施設を見学する子ども議員ら=7月21日、つばさ館で
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いじめや通学路・高齢者に関心
 
名細地区の住民から生の声     2012年08月21日
市内で2番目に整備された名細市民センターで開かれたタウンミーティングで挨拶する川合善明市長(右)
市内で2番目に整備された名細市民センターで開かれたタウンミーティングで挨拶する川合善明市長(右)

名細地区
名細地区
名細地区の住民37人から生の声聴く
 地区別に市民の声を聴いて市政に反映させようという「川合市長と語り合うタウンミーティング」が、21日午後7時から8時半まで小堤の名細(なぐわし)市民センターで開かれ、支会長や自治会長・民生児童委員ら37人が住民の声を代表して質問や意見を述べました

資源化センターやピコアなどの施設が
 今年度11回目となる今回は、市北西部に位置する名細地区の住民が出席
 同地区には2010(平成22)年3月に地元住民らの協力で市の清掃センター「資源化センター」が建設されたこともあり、2009年11月には市内で2番目となる名細市民センターが整備。今月5日には、資源化センター西隣りにごみ焼却の熱を利用した健康施設「PiKOA(ピコア)」が完成。鯨井の万作など伝統文化が残り、西を鶴ヶ島市と坂戸市に接する自然豊かな地域です。

市民の質問に答える川合善明市長
市民の質問に答える川合善明市長
地元の市議5人も傍聴で参加
 市からは、川合善明市長のほか風間清司副市長、福田司・政策財政部長、小川倫勝・総務部長、木島宣之・市民部長、栗原薫・福祉部長、野原英一・建設部長、猪鼻幸正・学校教育部長が出席し、専門的な質問に答えました。
 また、地元選出の小野澤康弘(やまぶき会)・石川智明(プロジェクト川越21)・若狭みどり(公明党)・柿田有一(共産党)・明ヶ戸亮太(みんなの党)の市議5人が傍聴しました。

「産廃処理場建設のうわさは本当?」
 住民からは「名細には新清掃センターやごみの埋め立て最終処分場が造られた。将来、産業廃棄物の処理場もできるといううわさがあるが本当か?」の質問が。これには、川合市長が「産業廃棄物の処理場を造るという申請は聞いていないが、確認して回答したい」と回答。
野原英一・建設部長
野原英一・建設部長
小川倫勝・総務部長
小川倫勝・総務部長
栗原薫・福祉部長
栗原薫・福祉部長
 また、「地元還元の一つとして、ピコアで地域の野菜を販売させてもらえないか?」などの要望も出され、市長が「これからの課題として考えたい」と回答。野原建設部長が「都市計画部の所管だが、今後整備される公園も還元の一つになるのでは」と補足しました。

災害時の市の対応に質問や意見が
 「災害があったとき各地域への連絡システムは? 要援護者への対応は?」には、小川総務部長が「19日に防災訓練を行って連絡体制をチェックしたが、いろいろ問題が出てきた。防災行政無線や緊急エリアメールなど、他の手段を二重三重に併用した連絡体制を築いていきたい。災害時要援護者のリスト作成は大変遅れたが、9月3日には公表したい」と回答。
住民の声を代表して質問や意見・要望を述べる支会長・自治会長ら
住民の声を代表して質問や意見・要望を述べる支会長・自治会長ら
 「独り暮らしのお年寄りを見守る仕組みの一つとして、電気・ガス・水道の見回りや新聞配達などの際に協力してもらえるよう、正式な要請はできないか?」には、栗原福祉部長が「孤立死防止のため、救急情報キットの配布を考えている。水道の検針員には、異変を感じたら連絡するようなシステムを検討しています」と答えました。

職員の無責任な対応、担当部長が謝罪
 「名細小の通学路が狭くて危険。子どもたちが安全に通れるよう改善を」には、野原建設部長が「道路幅を広げるのは簡単にはいかないが、子どもの安全を確保するのは急務。現在、市長の指示を受けて市内各通学路の現状を調査し、改善策を検討しているところです」と答えました。
木島宣之・市民部長
木島宣之・市民部長
それぞれの立場から発言する参加者
それぞれの立場から発言する参加者
 「『とまれ』など道路の交通標記や白線が消えかかっている所が何カ所もあるので市に確認してくれるよう頼んだら、『見回っているゆとりはない』と言われた。市民の安全にとって大事なことだと思うが?」には、木島市民部長が「職員が不適切な対応をして申し訳ない。各学校ごとに、夏休み中に通学路のチェックをしてもらうよう依頼しており、その結果を受けて改善することにしています」と回答。川合市長が「道路拡幅などに比べれば少ない予算と短期間で安全確保が図れることなので、市教委とも相談してしっかり対応していきたい」と補足しました。
 また、「雨が降ると通学路が川のようになって危ないので、何年か前に市に相談したが何の音沙汰もない」の声には、野原建設部長が職員の無責任な対応について謝罪。「現場を確認し、責任を持って対応したい」と約束しました。

子育ての環境整備に関する意見や要望も多く出され
子育ての環境整備に関する意見や要望も多く出され
いじめや教育に質問や意見・要望が
 「いじめの実態は? 市の対応は?」「給食費の滞納者への対応は?」には、猪鼻学校教育部長が「いじめ相談直通電話や、さわやか相談員などで児童や保護者の声に耳を傾けるよう努めているほか、学校ごとにアンケート調査をするなどきめ細かく対応している。いじめの域を超える犯罪行為については警察と協力して対処するが、現在は起きていない」「あまりにもひどい給食費滞納者には、法的な手段も講じていく」などと答えました。 
 義務教育児の医療費無料化を」には、川合市長が「中学生の無料化は、数年以内には実現したい」と回答。このほか、「自転車レーンの整備を」「放課後、子どもたちが安全に過ごせる児童館の設置を」「学童保育施設で具合が悪くなると押し入れのような所に寝かされる。改善を」などの意見・要望が出されました

「二学期にいじめの全校アンケートも」
 終了後、川合市長は本紙取材に「大津市の事件を受け、いじめの問題に対する関心が高かった。『いじめはどこでも起こりうるという認識の下、なるべく早い段階で解決していく姿勢が必要だ』と教育長とも話をしている。二学期に全校一斉のアンケート調査を計画するなど、この問題については全力を上げて対応していきたい」などと話していました。
(写真は小堤の名細市民センターで)
参加者からは独り暮らしのお年寄りや子どもたちの安全に関する意見や要望が
参加者からは独り暮らしのお年寄りや子どもたちの安全に関する意見や要望が
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失敗から学び、本番に生かす
 
川越市が初の実験型防災訓練
      2012年08月19
本部会議の指示に従い、担当する部門別に具体的な対応を練る災害対策本部の職員=元町の市役所で
本部会議の指示に従い、担当する部門別に具体的な対応を練る災害対策本部の職員=元町の市役所で

防災訓練が行われた本庁地区
防災訓練が行われた本庁地区
初の実験型訓練で課題浮き彫りに
 大震災を想定し集まった職員による災害対策本部を設置、住民が実際に避難した拠点と連絡を取り合うという"実験型"の防災訓練が19日、市中心部の本庁管内で行われました。
 これまで住民の避難誘導や救助活動の演習などの防災訓練は行われてきましたが、本番を想定した"台本のない訓練"は初めての試み。
 この日の訓練では防災無線の故障で避難指示が伝わらなかったり、一部の避難所で連絡が正規のルートを通じて行われず本部に情報が伝わらないなど
大きな問題も発生。こうした問題や不慮の事態にどう適切に対応すべきかなど多くの課題が浮き彫りになり、より現実的な防災対策を講じる機会になる有意義な訓練となりました。

東日本大震災の教訓生かし訓練見直し
 市ではこれまで、毎年交互に市職員の図上訓練と、住民参加の避難訓練・消防による救助訓練などの防災訓練を実施。
徒歩や自転車で駆け付けた職員をチェック、実働スタッフを確認する職員ら=午前6時半すぎ
徒歩や自転車で駆け付けた職員をチェック、実働スタッフを確認する職員ら=午前6時半すぎ
いつもどおり徒歩で市庁舎に向かう川合善明市長=午前6時25分ごろ
いつもどおり徒歩で市庁舎に向かう川合善明市長=午前6時25分ごろ
 昨年は東日本大震災の発生を受け、防災訓練の在り方を根本から見直すために訓練を休み、より実践的な訓練のスタイルを検討してきました。

職員242人が自転車や徒歩で集まる
 この日の訓練は、午前6時に川越地方を震度6弱の首都直下型地震が襲ったと想定。
 午前7時までは電話が不通になったため、幹部職員や防災関係の職員は自主的に自転車や徒歩で自宅から登庁。東松山の自宅から約1時間半かけて自転車で市役所に駆け付けた職員もいるなど、最終的に242人の職員が集まりました。
 
災害対策本部長を務める川合善明市長も、徒歩で登庁。川合市長は毎日、約20分かけて松郷の自宅から歩いて登庁しており、この日も6時25分には元町の市役所に到着しました。

集まった情報、本部会議で協議
 市役所7階では、防災危機管理課の職員らが6時すぎから次々に到着する職員をチェックし、実働可能なスタッフを確認。外気温28〜30℃の中、職員らは防災服に着替えて職務にあたりましたが、管内の空調も止まっているため全員が汗だく。
 6時50分すぎには、川合市長が災害対策本部の設置を宣言。ただちに、市長・両副市長・各部長・教育長・上下水道管理者や消防長・警察署長らが出席する本部会議が開かれました。
災害対策本部の設置を宣言する川合市長=午前6時50分
災害対策本部の設置を宣言する川合市長=午前6時50分
最新情報を報告する西島昭善・防災危機管理課長
最新情報を報告する西島昭善・防災危機管理課長
1時間ごとに開かれた災害対策本部会議で各部長らから状況報告を受け、対策を検討=午前8時半ごろ
1時間ごとに開かれた災害対策本部会議で各部長らから状況報告を受け、対策を検討=午前8時半ごろ
 本部会議では西島昭善・防災危機管理課長が、情報収集処理班がまとめた市内の被災状況や避難所の最新情報を報告。全員で対策を協議しました。
 別室に設けられた災害対策本部では、災害復旧や市民の安全を守る担当の各課から副部長・課長・次長らが本部会議で話し合われた決定事項に従い、具体的な対応を話し合って部下や現場に指示を出していました。


住民773人が初めて避難所生活を体験
 一方、今回の防災訓練では本庁地区にある81自治会の住民773人も参加。
 市の防災無線を通じて避難指示が出され、小中学校・市立川越高校など管内9カ所の避難所に集まり、訓練終了まで実際に避難所生活を初めて体験。それぞれが感じた避難所生活の問題点などを後にアンケート調査し、今後の改善に生かすことになっています。

刻々と変化する避難所の状況や病人・けが人などの情報を収集・整理する職員
刻々と変化する避難所の状況や病人・けが人などの情報を収集・整理する職員
時系列で状況をボードに書き出し、情報を整理・共有
時系列で状況をボードに書き出し、情報を整理・共有
各地から集まる情報を整理・分析する情報収集連絡班
各地から集まる情報を整理・分析する情報収集連絡班
情報伝達でトラブルが発生
 今回の訓練の大きな目標は、いかにスムーズに住民や避難所・地域防災拠点と連絡・情報伝達ができるかの検証。
 ところが、肝心の防災無線が故障。地域防災拠点となった北・南・中央の3つの公民館とつながらず、職員が出向いて情報を伝えるといったトラブルが発生。17日には正常に動くことが確認されており、同日夕の落雷による影響の可能性も。実際の災害ではさらに多くの障害発生要因も考えられ、こうしたトラブルにいかに臨機応変に対応できるかが課題として浮かび上がりました。
 また、災害の状況が収まり避難していた住民が引き上げたために避難所を閉所したことを伝える連絡が、一部で規定のルートを通じて行われなかったために災害対策本部に情報が伝わらないといったトラブルも。連絡・情報伝達の徹底の難しさも明らかになりました。

防災服で市中の被災状況を視察する川合善明市長=午前7時14分
防災服で市中の被災状況を視察する川合善明市長=午前7時14分
初雁中に設けられた非常用井戸の水を点検する川合市長ら=午前7時16分
初雁中に設けられた非常用井戸の水を点検する川合市長ら=午前7時16分
防災保管庫をチェックする川合市長ら=午前7時26分、初雁中校内で
防災保管庫をチェックする川合市長ら=午前7時26分、初雁中校内で
本部長が避難所を視察し
問題点を実感、改善指示
 今回、川合市長は定時開催の本部会議の合間を利用して避難所を視察。避難した住民らと言葉を交わしたほか、初雁中(元町)では非常用の井戸や災害備蓄庫の状況などをチェックしました。
 また、避難所の体育館が3階にある中央小(中原町)では、お年寄りや体が不自由な人の避難が難しいことや、風が通らない館内の猛暑を痛感。
 さっそく本部会議で議題に挙げ、対策を講じるよう指示を出していました。

アンケート結果や反省点
9月議会までにはまとめ
 災害対策本部は、市民の安全と市内の被災状況が安定したことを確認して午前10時38分に閉鎖されました
 今回の訓練は市議の多くが見学しており、市では「今回の訓練に参加した住民のアンケートや各部の反省点を、9月議会が始まるまでには取りまとめたい」と話しています。

「今回の反省点、分析し改善に生かす」
 今回の訓練では、病院で火災が発生した・月吉町の歩道橋が落下して県道が通行不能になった・国道16号の新宿町交差点でトラックが横転し通行不能になったなどのトラブルも想定して報告がありましたが、それぞれ具体的な解決策にまでは議論が及びませんでした。
 「大規模災害の訓練としては、被害やトラブルの想定の幅が狭いのでは?」の本紙質問に、川合市長は「今回は、実際に避難した人がどう感じるか、不自由なことや問題点などを把握することがメーンテーマだったが、一番重要な情報伝達がきちんとできなかったなど、多くの課題が出てきた。今後の分析に生かして改善していきたい」などと話していました。
中央小3階の体育館に避難した住民らと話す川合市長=午前9時半ごろ、中原町で
中央小3階の体育館に避難した住民らと話す川合市長=午前9時半ごろ、中原町で
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「川越きものの日」制定1周年
 
納涼盆踊り大会に合わせ、浴衣コンテスト
        2012年08月18
小さい子どもたちも浴衣姿で盆踊りの輪に参加
小さい子どもたちも浴衣姿で盆踊りの輪に参加 小さい子どもたちも浴衣姿で盆踊りの輪に参加
小さい子どもたちも浴衣姿で盆踊りの輪に参加

音楽や太鼓演奏に合わせ、浴衣姿で輪になって踊る参加者ら
音楽や太鼓演奏に合わせ、浴衣姿で輪になって踊る参加者ら
粂原恒久・小江戸川越観光協会長
粂原恒久・小江戸川越観光協会長
柿沼宏・故郷音楽普及会長
柿沼宏・故郷音楽普及会長
栗原裕子・川越きものの日実行委員長
栗原裕子・川越きものの日実行委員長
祝辞を述べる川合善明市長
祝辞を述べる川合善明市長
「川越きものの日」制定から1周年
 毎月18日を「川越きものの日」に制定してから1周年を迎える18日、午後3時から8時まで郭町の初雁球場で第19回納涼盆踊り大会と浴衣コンテストが開かれ、浴衣姿の親子連れら約1,500人(主催者調べ)が参加。
 初雁公園内には屋台も繰り出し、参加者はかき氷や焼そばなどを楽しんでいました。


着物の輪広げようと浴衣コンテスト
 この日のイベントは、小江戸の風情を残す川越に和服姿を増やすことで観光の起爆剤になればと制定した「きものの日」を定着させ、さらに多くの人に着物の輪が広がるよう、小江戸川越観光協会(粂原恒久会長)が市制施行90周年記念事業の一つとして企画。
 毎年恒例の納涼盆踊り大会に併せて一般市民に浴衣を着てもらい、コンテストを行いました。

小雨の打ち水効果で会場も涼しく
 この日の川越地方は、日中は晴天に恵まれましたが午後5時ごろには遠くで雷鳴が鳴り、東の空には大きな虹が。
午後5時半ごろには東の空に大きな虹が=大仙波で
午後5時半ごろには東の空に大きな虹が=大仙波で
 一時は小雨がぱらつくなど開催が心配されましたが、盆踊りが始まる午後6時ごろには雨も上がり、関係者や参加者もほっと一息。
 打ち水効果で気温も30.7℃から28℃程度に下がり、風が心地よい絶好のコンディションに。

「踊りや着物を通じ、人の輪広げて」
 開会式では、小江戸観光協会の粂原恒久会長、故郷音楽普及会の柿沼宏会長、川越きものの日実行委の栗原裕子委員長が「踊りや着物を通じ、人の輪がさらに広がりますように」などと挨拶。
 来賓を代表し、川合善明市長が「川越から元気を発信し、皆の結びつきを強めることで地域の力を強めていきたい」などと祝辞を述べました。

ステージで審査を受ける子ども部門の参加者
ステージで審査を受ける子ども部門の参加者
ステージで審査を受ける男性部門の参加者
ステージで審査を受ける男性部門の参加者
ステージで審査を受ける女性部門の参加者
ステージで審査を受ける女性部門の参加者
浴衣姿で川越音頭や新河岸川音頭
 盆踊り大会では、音楽や「楽鼓の会」(落合幸夫代表)の太鼓演奏に合わせ、舟橋舞踊教室(舟橋浩子代表)・市民踊レクリエーション連盟(山田すみ子代表)・市民踊連盟(大橋津美子代表)らのリードで、川越音頭や新河岸川音頭・炭坑節・ドラえもん音頭・八木節など8曲を、浴衣姿の親子連れらが輪になって踊りました。

ステージで3部門の浴衣コンテスト
 浴衣コンテストでは、子ども部門に18人・男性部門に10人・女性部門に38人がエントリー。家族らが見守る中、それぞれが浴衣姿でステージに上がって紹介されました。
ステージで表彰される子ども部門の入賞者
ステージで表彰される子ども部門の入賞者
ステージで表彰される男性部門の入賞者
ステージで表彰される男性部門の入賞者
ステージで表彰される女性部門の入賞者
ステージで表彰される女性部門の入賞者
 審査の結果、子ども部門では、さえきたくみ君・兼松真帆さん・井桁颯介君・関口のどかさん・よしだゆうあ君が、男性部門では小林晃さん・筋野誠さん・小林行男さん・関口善郎さん・滝本稚之さんが、女性部門では仲ちなみさん・佐伯久仁子さん・長谷川トヨ子さん・守屋裕子さん・石田智美さんが入賞。
 栗原・川越きものの日実行委員長から、表彰状や川越のマスコットキャラクター「ときも」のぬいぐるみなどを贈られました。

「和服着る機会、もっと増やしたい」
 1歳9カ月の女の子を連れ、両親と一緒に参加した小仙波町の小杉さん夫妻は「両親に誘われ、皆で浴衣を着て参加しました。着物を着るのは年に何回かですが、着るとピシッとした気分になるので和服を着る機会をもっと増やしたいですね」などと話していました。
(写真は郭町の川越初雁球場で)
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宇宙の夢、油井飛行士らと話す
 
JAXAが川越でタウンミーティング
      2012年08月11
子どもたちの質問に気さくに答える宇宙飛行士の油井亀美也さん(左)
子どもたちの質問に気さくに答える宇宙飛行士の油井亀美也さん(左)

宇宙ファンの親子ら250人が参加
 意見交換を通じ、日本の宇宙航空開発への理解と関心を高めようと全国各地で開かれているJAXA(宇宙航空研究開発機構)の「タウンミーティング」と「コズミックカレッジ」が、11日午後1時40分から4時40分まで鯨井の東洋大川越キャンパスで開かれ、事前に申し込んでいた宇宙ファンの親子ら約250人が参加しました。

今年度4回目(通算80回目)を川越で開催
 独立行政法人として、年間約1,720億円(今年度)の予算を基に活動を続けるJAXAにとって、国民の理解と応援を得ることは大切な課題。

風間清司副市長
 タウンミーティングは活動内容の紹介だけでなく、開発責任者や宇宙飛行士らが出席して一般市民と交流。参加者との質疑応答を中心に広く一般からの意見や声を聴くのが狙いで、今年度も既に3回開催。川越が4回目(通算80回目)の開催となります。

市制施行90周年の記念イベントに
 今回は川越市の市制施行90周年の記念イベントにもなっており、開催にあたって風間清司副市長が挨拶。
 「惑星探査衛星『はやぶさ』やの帰還が日本中に大きな感動を与えたほか、現在も星出彰彦さんが国際宇宙ステーションで活躍を続けるなど宇宙開発に貢献している。日本の技術力の高さや活動について自由に意見交換してください」などと話しました。

夢の実現に必要なことについて話す油井亀美也さん
夢の実現に必要なことについて話す油井亀美也さん
参加者からは活発な質問・意見が
参加者からは活発な質問・意見が
参加者からは活発な質問・意見が
宇宙飛行士の油井亀美也さんらが出席
 タウンミーティングにはJAXAから宇宙飛行士の油井亀美也(ゆいきみや)さんのほか、宇宙環境利用センター長の吉村善範さん・広報部長の寺田弘慈さん・エグゼクティブアドバイザーの西浦みどりさんが出席。
 油井さんは元・自衛隊のパイロットで42歳。その能力を買われて宇宙飛行士に抜擢されました。
 今回は「夢・宇宙へ!」のテーマで、吉村さんが「国際宇宙ステーション・利用活動」について活動内容や意義などを説明、油井さんが「宇宙開発における日本人宇宙飛行士の活動」について話しました。

「日本の有人宇宙船の可能性は?」
 質疑応答では、「宇宙飛行士に必要な資質は?」について油井さんが「メンバーが何をやってほしいと感じているか察知して助け合うチームワークの力が大切で、家庭でも一緒」「宇宙飛行士になるには、夢を現実にする努力のほかに家族の理解と協力が不可欠」などと回答。
 「こんな経済状態だが、日本の有人宇宙船の可能性は?」には、「技術力がある国として、有人宇宙船を飛ばせればと思う。予算の問題もあるが、決めてから10年や15年はかかるので、判断すべきぎりぎりの時期に来ていると思う。子どもの教育費などと同じように、将来への投資は必要だとと思う」などと答えました。

活動内容や宇宙開発の意義にも意見が
 このほか、「各プロジェクトの具体的な成果・メリットは?」「宇宙実験棟『きぼう』の実験内容はどのように決めるのか?」「体に不自由のあるものでも宇宙に出られる時代は来るのか?」「宇宙開発に協力した国のメリット・優位性は?」「漠然とした意見交換ではなく、予算や技術面の話など人・物・金・夢の分野に分けて話し合うべきではないのか?」など、参加者からは盛んに質問や意見が出されました。

子どもたちは風船ロケットづくり体験
かさ袋ロケットについて説明する安川礼子さん
かさ袋ロケットについて説明する安川礼子さん
のりやはさみを使い、ロケットをつくる子どもたち
のりやはさみを使い、ロケットをつくる子どもたち
子どもたちがそれぞれの夢を書いて油井さんにプレゼント
子どもたちがそれぞれの夢を書いて油井さんにプレゼント
 別会場では小学3〜6年生を対象とした「コズミックカレッジ」を開催。「宇宙とはどんなところか」のテーマで、安川礼子さんが指導。工作を通じて宇宙や科学について楽しみながら学ぶことで、子どもたちの夢や好奇心を育みました。
 子どもたちはは筒状の風船を使い、紙コップの重りや尾翼を張り付けることによって「飛びの安定」が生まれる仕組みなどについて学習。それぞれの部品を付けることによって風船が安定して飛ぶようになることを体験していました。

子どもたちに「夢をかなえるためには」
 工作に続き、宇宙飛行士の油井さんが子どもたちと質疑応答。油井さんは「夢をかなえるためには、自分の生きる目標を見つけること、現実をしっかり見つめてギャップを埋めるために頑張ること、友達を思いやり夢や目標を語り合ってサポートし合うこと」などと子どもたちを励ましました。
 子どもたちは、大きな布にそれぞれの夢について寄せ書き。油井さんを囲んで一緒に記念撮影し、寄せ書きを油井さんにプレゼントしました。

県外から参加の親子連れも
 7歳と12歳の男の子を連れ、「住んでいるシンガポールから、長野にある主人の実家に帰省する道中に立ち寄った」という井出さんは「油井さんのツイッターで知って、どうしても聞きたくて参加しました。とても楽しかった」と話していました。
 また、5歳の男の子と一緒に小ヶ谷から参加した水野さんは「宇宙飛行士と話すことができる滅多にない機会なので参加しました。有人宇宙船が実現したら素晴らしいと思う。応援したい」などと話していました。
 7歳の男の子と9歳の姉のきょうだいで工作にチャレンジした坂口さんは「羽根をまっすぐ付けるのが難しかったけど、付けると飛び方が変わるのが面白かった」と話し、お母さんに連れられ8歳の弟と11歳の姉のきょうだいで参加した月吉町の柳沼さんは「膨らますのも切るのもうまくできて、良く飛んで楽しかった」などと話していました。

(写真は鯨井の東洋大川越キャンパスで)
宇宙飛行士の油井亀美也さんを囲み、自分たちの夢を書いた寄せ書きと一緒に記念撮影する子どもたち
宇宙飛行士の油井亀美也さんを囲み、自分たちの夢を書いた寄せ書きと一緒に記念撮影する子どもたち
休憩時間には油井さん(左)と記念撮影する参加者で長い例が
休憩時間には油井さん(左)と記念撮影する参加者で長い例が
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なぐわし公園が開園
 
温水利用型施設PiKOAもオープン
    2012年08月05
市関係者・PFI業者や地元市民らと共に、テープカットで温水利用型健康運動施設「PiKOA」(左)の開園を祝う参加者。右は市資源化センター熱処理施設=鯨井のなぐわし公園で
市関係者・PFI業者や地元市民らと共に、テープカットで温水利用型健康運動施設「PiKOA」(左)の開園を祝う参加者。右は市資源化センター熱処理施設=鯨井のなぐわし公園で

オープンしたばかりの温水利用型プールで泳ぐ市民ら
オープンしたばかりの温水利用型プールで泳ぐ市民ら
開園初日、市民の利用始まる
 川越市が鯨井の市資源化センター西隣りに建設を進めていた、「なぐわし公園」の一部が5日に開園。
 隣接する熱処理施設から生まれる温水を利用した健康運動施設「PiKOA(ピコア)」が同時にオープンし、午前11時からは一般市民や会員らが訪れ、温水プールやトレーニングジム・温浴施設などを利用しました。

川越市が初めてPFI方式採用
 なぐわし公園(約8.3ha)は、市民が休息や観賞・遊び・運動など総合的に利用できる公園として、災害時には避難場所や物資の集積場所となる防災拠点として計画。今回オープンしたのは一期工事分のみで、今後の整備で野球やソフトボール・サッカーなどができる広いグラウンドなどが予定されています。
 温水利用型施設のPiKOAは、民間の資金や能力を活かしたPFI方式を川越市で初めて導入した事業で、2010(平成22)9月に実施事業者の「なぐわし公園PFI(株)」(石橋正孝社長)と契約。2027(同39)年まで同社が運営にあたります。

なぐわし公園 温水利用型健康運動施設「PiKOA」の地図
なぐわし公園 温水利用型健康運動施設「PiKOA」の地図
館内にはスタジオやトレーニング室、食堂・温浴施設なども
館内にはスタジオやトレーニング室、食堂・温浴施設なども
地元住民らも式典に参加し祝う
 午前10時から始まった開園式では地元の上戸芸能保存会による太鼓演奏に続き、川合善明市長ら関係者9人によりテープカットが行われ、なぐわし公園とPiKOAのオープンを祝いました。
 続いてPiKOA館内にある多目的ホール(体育館)に会場を移して行われた式典では、川合市長が「高齢化社会の到来で健康増進への取り組みや多様なニーズの増加、地域コミュニティや世代間交流の減少などから、誰もが安心して楽しく健康づくりや体力づくりに利用していただくことで、市の発展や地域経済の活性化につながることを願います」などと挨拶。
 藤條聡・都市計画部長がスクリーンを使い、PiKOAの概要や建設の経緯などについて説明。続いて、小野澤康弘・市議会議長や小宮山泰子・衆院議員、山根隆治・参院議員、福永信之県議らが来賓として挨拶。
 ステージでは、地元鯨井地区の伝統芸能「鯨井の万作」が同保存会により披露されました。


式典で挨拶する川合善明市長
式典で挨拶する川合善明市長
スクリーンを使って施設の概要を説明する藤條聡・都市計画部長
スクリーンを使って施設の概要を説明する藤條聡・都市計画部長
プール500円
お風呂200円
 PiKOAの営業時間は月曜〜金曜が9時〜23時、土・日曜・祝日が9時〜21時で、水曜は定休日。
 東武東上線の霞ヶ関駅北口と同施設を結ぶ無料バスのほか、川越駅や若葉駅と結ぶ東武バス(有料)も運行されます。
 施設利用料(1回)は、温水プールが大人(15歳以上)500円、トレーニング室やスタジオが同400円、温浴施設が同200円で、小中学生はすべて半額。障害者はさらにその半額となっています。
 また、月額の利用についてはフルタイムが5,500円、デイタイム(9時〜17時)が4,950円で、ともに中学生を除く15歳以上が対象。このほか、多目的ホールや会議室など時間貸しの料金設定もあります。詳しい問い合わせは、Tel.049-239-0315へ。

(写真は鯨井のなぐわし公園 温水利用型健康運動施設PiKOAで)
PiKOA開園式のステージで鯨井の万作踊りを披露する地元保存会の皆さん
PiKOA開園式のステージで鯨井の万作踊りを披露する地元保存会の皆さん
風間清司副市長
風間清司副市長
小野澤康弘議長小野澤康弘議長
小宮山泰子衆院議員
小宮山泰子衆院議員
山根隆治参院議員
山根隆治参院議員
石橋正孝社長石橋正孝社長
福永信之県議
福永信之県議
宍戸信敏副市長
宍戸信敏副市長
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市西部地域の住民から生の声
 
霞ヶ関・霞ヶ関北地区でタウンミーティング
     2012年07月31日・08月02日
霞ヶ関地区の住民らと話し合う川合善明市長ら市の幹部職員=7月31日、霞ヶ関公民館で
霞ヶ関地区の住民らと話し合う川合善明市長ら市の幹部職員=7月31日、霞ヶ関公民館で

川合善明市長
川合善明市長
市西部地域で相次ぎ開催
 支会長や自治会長、民生・児童委員やPTA会長ら地域住民の代表を通じ、市民から生の声を聴いて市政に反映させようと毎年開かれている「川合市長と語り合うタウンミーティング」。
 市の西部地区にあたる霞ヶ関地区と霞ヶ関北地区の住民を集め、7月31日(霞ヶ関公民館)と8月2日(伊勢原公民館)に相次いで開かれました。

霞ヶ関地区
霞ヶ関地区
霞ヶ関地区の住民31人が出席
 今年度第9回として開かれたのは、霞ヶ関地区。入間川から西に位置し、県道川越日高線(15号)やJR川越線が東西を貫く地域で、西側を鶴ヶ島市・日高市・狭山市と接しています。
 この日は午後7時から、住民ら31人が出席。半数が女性と、他地区に比べ最も多くの女性が参加しました。
 市側からは川合善明市長のほか風間清司副市長、福田司・政策財政部長、小川倫勝・総務部長、木島宣之・市民部長、栗原薫・福祉部長、野原英一・建設部長、猪鼻幸正・学校教育部長らが出席し、専門的な質問に答えました。


「他地区と比べ整備が遅れている」
 住民の代表らからは、「霞ヶ関地区は他の地区と比べ、さまざまな面で整備が遅れている。公平な対応を」の声が。
生活に密着した政策について意見や要望を述べる地域住民の代表ら
生活に密着した政策について意見や要望を述べる地域住民の代表ら
 川合市長が「的場駅の周辺整備や老朽化した公民館などをどうするかなど検討を進めており、生活に不自由が生じないよう整備していきたい」と回答。

「自分たちのまちは自分たちで守る」
 「的場工業団地の約30事業所と協力しての自主防災活動を進めているが、自治会が企業と協定を結ぶ例はあるのか?」の声には「市内で自治会が企業と防災協定を締結している例はないが、大きな災害になれば行政の支援が遅れる可能性もあり、地域や個々の活動が重要になってくる。個々の自治会で地元企業と約束を交わしておくことは、とても大切だと思う」と回答。
 木島市民部長が「個々の自治会活動が活発になればなるほど、川越市が活性化する。防災や防犯など『自分たちのまちは自分たちで守る』という意識が重要」などと補足しました。

住民の質問に答える川合善明市長や市幹部職員ら
住民の質問に答える川合善明市長や市幹部職員ら
「民生委員活動にベスト着用を」
 「民生委員が生活相談や災害時誘導にあたる際、消防団の半被のように、一見して民生委員と分かるベストなどを着用するようにしてはどうか?」の声には、市長が「もっともな申し出で、前向きに検討したい」と回答。
 「熱中症防止のため独り暮らしの高齢者宅を訪問する際、声掛けだけだと後に用件を忘れられてしまう恐れがある。訪問の意図が残るように、注意を呼び掛けるグッズや資料を用意してもらえないか?」には、「老齢者の熱中症予防キャンペーンは8月下旬に予定しているが、準備できるよう前向きに検討したい」と約束しました。

それぞれの立場から意見や質問を述べる地域住民の代表ら
それぞれの立場から意見や質問を述べる地域住民の代表ら
「全校一斉のいじめアンケート調査を」
 「いじめ対策・実態把握のため、全校一斉アンケート調査を実施すべきでは?」の声には、猪鼻学校教育部長が「個々の学校でいじめの実態調査を行い、個別に対応している」と現状を説明。
 川合市長が「全校一斉のアンケートをやったことはないと思う。市長が市教委にどこまで口を出せるかという問題もあるが、前向きに検討したい」と話しました。


生活に密着した多くの意見が
 このほか「子育てサークルの活動を支援する仕組みをつくってほしい」「避難場所にも指定されている公園に簡易トイレしかなく、有事の際に対応できない。改善を」「関越をくぐる道路が狭く、歩行者が危険。拡幅を」「公園でボール遊びができるように、ネットのような設備を」などの意見・要望が出されました。

「市の窓口、一か月以上も回答・対応なし」
 また、「市の窓口に苦情や相談をしても、1カ月以上も回答も対応もない」の苦言には、川合市長が職員の対応の遅さ・まずさについて詫び、改善指導を約束。災害時要援護者リストのまとめが遅れていることについても苦言が出され、市長や関係する部長らが「何年もかかり、申し訳ない。遅くとも9月には出せると思う」などと、あらためて陳謝しました。
 この日も活発に質問や意見・要望が出され、市が用意したテーマについては話し合われませんでした。
 会談後、川合市長は本紙取材に「民生委員が活動する際に、一般の市民と区別が付くようにベストを着用するアイデアなど貴重な提案があり、ぜひ検討したい」などと話していました。

(写真は笠幡の霞ヶ関公民館で)



女性の参加者からも活発な意見・質問が
女性の参加者からも活発な意見・質問が
霞ヶ関北の3市議が傍聴
 第10回のタウンミーティングは2日午後7時から伊勢原公民館で開かれ、霞ヶ関北地区の住民27人が出席。
 市側からは川合市長のほか宍戸信敏副市長、小川総務部長、木島市民部長、小谷野明・福祉部副部長、水野典子・保健医療部長、野原建設部長、猪鼻学校教育部長らが出席。
 地元選出の桐野忠(公明党)・片野広隆(民主党)・三浦邦彦(自民無所属クラブ)の3氏が傍聴しました。


霞ヶ関北地区
霞ヶ関北地区
進む高齢化で自治会運営に苦慮
 霞ヶ関北地区は市西部の霞ヶ関地区北側に位置。東武東上線の霞ヶ関駅から南西に延び、角栄団地や東京国際大学などを有する住宅地域で、市内でも高齢化が著しい地域となっています。
 住民の代表らからは「会社務めをしている住民が多く、平日の自治会活動は難しい。年を取った役員でも運営できるよう、経験ある市の退職者の力添えを得られないか?」の声が。川合市長が「良い提案だとは思うが、退職者に義務付けることは難しい。お勧めやお願いはできると思うので、検討したい」と回答。

それぞれの立場から質問や意見・要望が
それぞれの立場から質問や意見・要望が
「30℃超す教室、エアコン整備は?」
 「市営住宅の共益費を払えるのに払わない人がおり、対応に苦慮している。市から何らかの指導ができないか?」の声には、川合市長が「共益費も家賃に含めて徴収できるようにならないか検討したい」と答えました。
 「霞ヶ関北小は風の通りが悪い構造で、教室内は30℃を超える。屋内での熱中症が心配だが、エアコン設置の予定は?」の声には、川合市長が「全小中学校の各教室にエアコンを設置した場合、2年ほど前の試算では初期費用に20億円くらい掛かり、年間電気料が7,000〜8,000万円必要なことが分かった。初期費用はリースで減らすことはできるが、具体的な計画までには至っていない。東日本大震災以来、節電ムードも起こって検討もストップしている」などと答えました。

支会長や自治会長らが地域住民を代表して質問や要望
支会長や自治会長らが地域住民を代表して質問や要望
「南北の県道が危険、早く拡幅整備を」
 「県道川越越生線(霞ヶ関駅の西を通り、県道川越日高線に抜ける南北の道)が狭く、交通量が多いのに歩道がなくて危険。早く拡幅整備してほしい」の声には、野原建設部長が「現在、第一期事業としてサミットストアから角栄団地入口付近までの500m区間を幅14mに拡幅するよう、県が整備している。完成後には両側に3.5mずつの歩道ができる予定だが用地取得が難しく、現在2割程度までしか進んでいない状況」と答えました。
 このほか「なぐわし公園PiKOA(ピコア)の西隣りにテニスコートを造ってほしい」「スーパーのヤオコーができて交通量が増え、周辺道路が危険。安全対策を講じてほしい」「的場駅の利用者が急激に増えており、北口開設や周辺整備の進捗状況は?」
などの意見・要望が出されました。

「消火栓、住民が利用できないか?」
 また、この日は市が用意したテーマにも意見交換が及び、「市民が望む災害対策について」で「災害時には消防車の到着に時間がかかると思う。東京では消火栓を住民が扱えるようなシステムがあると聞くが、川越でも導入できないか?」の意見が。
それぞれの立場から質問や意見・要望が
それぞれの立場から質問や意見・要望が
 これには、川合市長が「私も、防災訓練で中学生くらいから消防のホースを扱う経験をさせた方が良いと考えている。地域の人たちが、自分たちで火を消す訓練もしていかなければならないだろうと考えている」などと回答。
 「地域における高齢者対策について」のテーマでは、「高齢者対策に関わる市の担当部署が幾つにも分かれており、対応がぼやける。高齢者の情報についても、防災危機管理課では『流します』と言い、福祉部では『簡単には出せない』と言う。情報を一元化して速やかに適切な対応ができるよう改善できないか?」の声が。小川総務部長が「防災危機管理課がまとめている災害時要援護者リストは、支援を前提として公開に同意した人の名簿なので出せるが、一般的には個人情報は簡単に出せないので理解してほしい」などと答えました。


「市営住宅の共益費徴収は改善したい」
 会談後、「最も印象に残った意見は?」の本紙取材に川合市長は「市営住宅の共益費を自治会に徴収させて管理させる仕組みはおかしいので、改善する必要があると思う」などと話していました。
(写真は伊勢原町の伊勢原公民館で)
霞ヶ関北地区の住民代表らを前に挨拶する川合善明市長=8月2日、伊勢原公民館で
霞ヶ関北地区の住民代表らを前に挨拶する川合善明市長=8月2日、伊勢原公民館で
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