【ニュース短信保存庫 2011年9月〜10月】 
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「匠の技」校内狭しと展開
 
県立川越工業高校の第60回文化祭始まる
    2011年10月29〜30
自分たちで敷設した在来線と同じ幅の軌道の上を来校者を乗せて走る手作りの電車に皆の注目が
自分たちで敷設した在来線と同じ幅の軌道の上を来校者を乗せて走る手作りの電車に皆の注目が

第60回「工業祭」始まる
 県立川越工業高校(寺山弘校長・812人)の第60回文化祭「工業祭」が、29日から西小仙波町の同校で始まりました
 あす30日までで、開催時間は午前10時から午後3時まで。

「匠の技」の伝統を修練
 同校は開校104周年を迎え、ソニーの「ウオークマン」開発者の高篠静雄さんやICカードの「Suica」開発者の椎橋章夫さんらを輩出したものづくりの名門校。
 産業界からの注目も高く、川越市が全国に誇る「匠の技」を生徒らが日々修練しています。

電車を降り、アンモナイトを模した斬新なデザインの駅舎を出る乗客ら
電車を降り、アンモナイトを模した斬新なデザインの駅舎を出る乗客ら
校内に電車や駅舎も
 工業祭は日ごろの学習の成果を一般に披露するため、毎年この時期に開催。
 今回の目玉は「狭軌幅の電車(電気科)」と「乗客が乗り降りする駅舎(建築科)」で、在来線と同じ1,067mmのレールを生徒が敷設。一から作り上げた本格的な電車が乗客を乗せて走ります。
 寺山校長は「全国でも初めての取り組みではないか。工業高校は縦割りなんですが、今回は電気科と建築科が力を合わせ、生徒も教員も夏休み返上で、コラボしてこれだけのものを作り上げてくれてうれしい。校庭に凸凹や高低差があり、図面通りにいかない所を生徒が工夫・調整して乗り越えてくれた」と話していました。

乗客を乗せ、在来線と同じ軌道を走る電車。来月、交通博物館にも出展する予定
乗客を乗せ、在来線と同じ軌道を走る電車。来月、交通博物館にも出展する予定
電気科と建築科がコラボ
 電気科では溶接・裁断・旋盤・ギアボックス・制御装置など、生徒15人が4月から一から電車を製作。本物と同じ構造で、ブレーキも2系統を載せた本格的なもの。11月26・27日には県の鉄道博物館にも出展し走行することになっています。
 建築科では生徒19人が発着駅をデザイン・設計・施工の3班で分担、激論の末、いくつも模型をつくって最終的な案を練り込みました。完成した駅舎は長さ20m・幅8m・高さ4.5mの本格的なもので、形状はアンモナイトを模した近代的なデザイン。骨組みの材木に割いた竹を渡した造りで、洗練された洋風の外観と落ち着いた和の風情が調和した力作。校門前に建ち、モニュメントとして入場者を迎い入れています。

各科が独自の持ち味でブースを展開
 校内にはこのほか、電気自動車やミニSL、ソーラーバイクなど、電気科・機械科・建築科・デザイン科・化学科などが独自の持ち味でブースを展開。
 グラウンドで電気自動車を試乗した鶴ヶ島市の桜井君は「レーシングカートが好きでよく試乗するんですが、この車はステアリング(操舵感覚)が滑らかで、すごいリアルだった。楽しかった」と話していました。製作したのは機械科3年E組の7人で、チームリーダーの荒井雄斗君は「4月から設計し、本格的に製作に入ったのは夏休みから。受験勉強の合間を見つけながら造ったので、完成したのはきのう。苦労したのはステアリングで、滑らかに動くようジョイントの改良を工夫した」などと話していました。
(写真は西小仙波町の県立川越工業高校で)
化学科のアロマキャンドルは女の子に人気のブース
化学科のアロマキャンドルは女の子に人気のブース
グラウンドで試乗できる電気自動車は、滑らかに動くよう苦心したというステアリングが自慢
グラウンドで試乗できる電気自動車は、滑らかに動くよう苦心したというステアリングが自慢
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友好都市や被災地の出店も
 
2年ぶり「川越産業博覧会」が開幕
     2011年10月29〜30
友好都市の代表らも出席して開かれた第24回「川越産業博覧会」の開会式
友好都市の代表らも出席して開かれた第24回「川越産業博覧会」の開会式

友好都市・福島県棚倉町の多彩な物産を買い求める家族連れら
友好都市・福島県棚倉町の多彩な物産を買い求める家族連れら
友好都市・中札内村のブース
友好都市・中札内村のブース
南相馬市からは名物の焼そばが出店
南相馬市からは名物の焼そばが出店
信州・小諸からはリンゴや玉ネギ・クルミなどが出品され
信州・小諸からはリンゴや玉ネギ・クルミなどが出品され
地域の産業や物産一堂に
 地域の産業や物産が一堂に集う第24回「川越産業博覧会(さんぱく)」が29日から下老袋の川越運動公園で始まりました。あす30日までで、開催時間は午前9時から午後4時。
 駐車場が完備されるほか、川越駅・本川越駅からの無料バスも運行されています。

2年ぶり24回目の開催
 さんぱくは、川越市・川越商議所・JAいるま野農協・小江戸川越観光協会(協)川越バンテアンでつくる実行委員会(委員長:大久保敏三・商議所会頭)が主催。
 毎年1回この時期に開かれていますが、昨年は台風の接近で中止になったため、2年ぶりの開催となります。

姉妹都市や被災地も出店
 今回は、前回より6つ多い111の企業・団体・商店などが出店。県内の産業を紹介するブースをはじめ、友好都市の福井県小浜市・福島県棚倉町・北海道中札内村や青森・秋田・新潟・長野・千葉県などの産直・物産を紹介・販売するブースも。
 東日本大震災で被害を受けた南相馬市などからも出店があり、復興への意気込みをアピールしていました。

小さな子も手回し発電にチャレンジ
小さな子も手回し発電にチャレンジ
宅建協会はゼラニウムの苗をプレゼント
宅建協会はゼラニウムの苗をプレゼント
会場ではブルーベリーなど500株配布
会場ではブルーベリーなど500株配布
手作りコーナーでは親子が協力して木工にチャレンジ
手作りコーナーでは親子が協力して木工にチャレンジ
花木の苗木プレゼントも
 会場内ではDVDプレーヤーなどが当たるスタンプラリーがあるほか、自治連や実行委らによるブルーベリーやカシ・ヤマブキ・南天など5種類500株の苗が配られました。また、宅建業協会もゼラニウムの苗500株を無料配布、訪れた家族連れらが持ち帰っていました。

家族で楽しめる催しに
 総合体育館内ではロボット展示や競技会、紙飛行機作り、手作り工作、手回し発電体験、救急救命指導などのコーナーも。
 子どもから大人まで楽しめる多彩なイベントになっていました。

「ゆったりと楽しめる」
 8歳・6歳・3歳の女の子を連れて鶴ヶ島市から来たという小林さん一家は「初めて来たけど、いろいろなブースがゆったりと配置されていて楽しめる。小浜のサバや炊き込みご飯などを買いました。1日楽しめそうです」などと話していました。

委員長の大久保敏三・商議所会頭
委員長の大久保敏三・商議所会頭
実行委顧問の川合善明市長
実行委顧問の川合善明市長
来賓の三上喜久蔵・市議会議長
来賓の三上喜久蔵・市議会議長
テーマは「力集結!川越から発進」
 午前10時から始まった開会式には主催者のほか、姉妹都市の代表者、地元選出の国会議員や県議・市議・議長らも出席。
 大久保実行委員長が「今回のテーマは、力集結!川越から発進。震災の被災地からも多くの出店をいただいており、皆で応援したい」と挨拶。実行委顧問の川合善明市長が「配布した苗木で川越を緑あふれるまちにしてほしい」などと緑化に協力を求めました。

(写真は下老袋の川越総合運動公園で)
屋外の会場にはテントがズラリと並び、祭り囃子のステージも
屋外の会場にはテントがズラリと並び、祭り囃子のステージも
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遠く新潟や群馬から続々
 
山田かかしまつり風船メッセージに返事
     2011年09月23日
山田小に届いた返事。6通のうち5通は新潟県内から、1通は群馬県太田市から
山田小に届いた返事のうち5通は新潟県内から、1通は群馬県太田市から
山田中には新潟から2通、群馬1通、熊谷から3通
山田中には新潟から2通、群馬1通、熊谷から3通

新潟や群馬などから続々と返事
 山田のかかしまつりで子どもたちが飛ばしたメッセージ風船に対し、23日までに続々と返事が届いています
 中にはこれまでで最も遠い新潟県内からのものが多く含まれており、主催者らを驚かせています。

台風12号の接近による強風であっという間に遠くへ飛んだメッセージ風船=9月3日、山田のかかしまつりで(山田小学校提供)
台風12号の接近による強風であっという間に遠くへ飛んだメッセージ風船=9月3日、山田のかかしまつりで(山田小学校提供)
地元の小中学生らが風船メッセージ
 山田のかかしまつり(ふれあいの里かかしまつり実行委員会主催)は今年で16回目を迎えますが、子どもたちがメッセージを風船に託して飛ばしたのは4回目。
 今回は、山田小(高橋秀幸校長)の3年生119人全員と4〜6年生の有志20人、山田中(浅野貞雄校長)の1〜2年生ら84人が、風船に思い思いの手紙を付けて飛ばしました。

台風の風に乗り、瞬く間に北西の空へ
 風船を放った4日は台風12号が接近する中、午前11時からと11時半・正午からと3回に分けて実施。
 子どもたちの手を離れた色とりどりの風船は、折からの南東の強風に乗って次々と大空へ。あっという間に北西方向へと飛んでいきました。


東日本大震災の被災地を応援する作品も
東日本大震災の被災地を応援する作品も
東日本大震災の被災地を応援する作品も
夫婦で田の草刈りをしている様子が自然に表現された作品
夫婦で田の草刈りをしている様子が自然に表現された作品
ズラリと並んだかかし作品の見学者が絶えないまつり会場
まつり会場に並んだかかし作品の見学者が絶えないまつり会場
その日の昼過ぎに越後山脈越える
 多くの風船がその日のうちに越後山脈を越え、中には昼すぎに新潟市南区で風船を拾った女性も。
 山田中の生徒あてに「昼ごろ、自宅の庭で拾いました。去年、川越に遊びに行って川越まつり会館や菓子屋横丁を訪れたばかりなので、不思議な縁を感じました」などと書かれていました。
 また「4日の夕方、自宅の庭に落ちていた」という新潟市の岩室温泉に住む人からは、山田中男子に「こちらは稲穂が黄金色に輝いています。受験、頑張って下さい」などと書かれた絵はがきが届きました。

「新幹線並みの速さ」にびっくり
 かかしまつりの中島利一・実行委員長は「台風の風に乗り、これまでで一番遠くに飛んだ。中には日本海まで飛んだものもあるのでは」と話していました。
 また、山田小の高橋校長は「アルプスの山々を越え、昼過ぎには200km以上離れた新潟まで届いたことになる。新幹線並み」などと驚いていました。

12通のうち7通が新潟から届く
 21日までに、山田小には6通の返事が到着。そのうち5通が新潟県内からで残り1通が熊谷市からのものでした。
 山田中にも6通の返事が届き、うち2通が新潟県内からで1通が群馬県太田市から、3通が熊谷市からのものでした。

「私もコシヒカリつくってます」
 山田小男児に届いた手紙の中には「自分も新潟市江南区でコシヒカリをつくっている」という農家の女性もおり、「田んぼにかかしがあると助かります。皆さんもお米をたくさん食べてください」などと書かれていました。

浦和レッズ選手の父親から
励ましのメッセージ返事が
 また、「次男が浦和レッズのメンバー」という筑波大非常勤講師の男性からは「群馬県太田市のサイクリングロードで拾った。風船には『どうしたら頭が良くなりますか?』と書かれていましたが、今までいろいろな学生を教えてきて、頭の良い悪いなんて実際のところ差はないです。自分が頭が良いと思って受験勉強頑張りましょう」という励ましのメッセージが、山田中の男児あてに届きました。
(写真は山田で)
地元の人らが作ったかかしに守られ、まつり会場周辺の田では順調に育った稲を刈る光景が
地元の人らが作ったかかしに守られ、まつり会場周辺の田では順調に育った稲を刈る光景が
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「自治会報に当選御礼は違法」
 
市議会が三浦市議を問責決議
       2011年09月22日

市議会に上程された三浦邦彦市議に対する問責決議案と当選御礼を掲載した自治会報

三浦邦彦市議に対し問責決議
 川越市議会(三上喜久蔵議長)は22日開かれた9月定例会の本会議最終日で、自らが自治会長を務める霞ヶ関北自治会の会報(4月25日号)に当選御礼文を掲載した三浦邦彦市議(自民クラブ)に対する問責決議案議決しました。

石川智明市議
石川智明市議
議会運営委員の石川市議が提出
 問責決議案は、議会運営委員を務める石川智明市議(プロジェクト川越21)が提案。議会運営委員会(小野澤康弘委員長)を構成する他の市議10人が賛成者に名を連ねました。

「辞職も含め、反省を強く求める」
 石川氏は提案理由として「自治会報やホームページに当選御礼を掲載したことは公職選挙法違反に抵触する可能性がある」「市の補助金が支払われている自治会報に私的な記事を掲載したことも問題」などを挙げ、「三浦市議は選挙管理委員会の調べに対しては法に抵触(注)していることを認めているにもかかわらず、議会運営委員会の指摘を受け入れず反省・謝罪の意向を示していない」などと説明。「辞職も含め、反省を強く求める」と訴えました。(注:公職選挙法第178条では、新聞・雑誌などを通じ当選の御礼を文書で広く告知することなどが禁じられています)
自治会報の問題部分(クリックで拡大)
自治会報の問題部分(クリックで拡大)
問責決議案の全文(クリックで拡大)
問責決議案の全文(クリックで拡大)
 三浦市議・吉敷賢市議・加藤昇市議が退席する中で採決が行われ、全会一致で原案通り問責決議が可決しました。

三浦邦彦市議
三浦邦彦市議
議会に対しては一貫して非を認めず
 議会運営委員会ではこの問題に対し5月以降、傍聴人を退席させた中で、約5カ月間かけて度重ね話し合ってきましたが、三浦氏の「自分に非はない」との頑なな姿勢に調整は難航。最終的に今回の対応に至ったものとみられます。
 問責決議自体に法的な拘束力はありませんが、三浦氏は所属会派を通じ「決議を真摯に受け止め、今後は誠実に議員活動に務めたい」などと話しています。
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一時、新河岸川が氾濫寸前に
 
台風15号が川越地方を直撃
      2011年09月21
台風15号による増水で、堤防道路(写真右)の高さまで約50cmに迫った新河岸川(左)=21日午後5時38分ごろ、大仙波町で
台風15号による増水で、堤防道路(写真右)の高さまで約50cmに迫った新河岸川(左)=21日午後5時38分ごろ、大仙波町で
新河岸川水位、堤防道路まで約50cmに
 強い台風15号が21日午後、関東地方を直撃。川越地方も暴風圏内に入り、最大瞬間風速29.4m(毎秒)を記録。
 市内を流れる新河岸川では午後6時の累加雨量が147ミリ(川越県土整備事務所調べ)に達し、大仙波町の新河岸川上流水循環センター西の堤防道路まで高さ約50cmにまで増水。
 氾濫の一歩手前に迫りましたが、台風の通過とともに水位は急速に低下。氾濫や決壊は免れました。

午後4時すぎには市内が暴風圏内に
 台風15号は午後2時ごろ浜松市付近に上陸した後、ややスピードを上げながら北東に進み、午後4時すぎには埼玉県が最大風速25m以上の暴風圏内に。
 市内では正午すぎから午後6時ごろまで毎時10ミリ以上の雨が断続的に降り、午後4時ごろから午後7時ごろまで毎秒10m以上の暴風が吹き荒れました。

最大瞬間風速は毎秒29.4mを記録
 中心部が秩父地方を通過した午後6時ごろの勢力は、中心気圧960ヘクトパスカル・最大風速40m・瞬間風速55m・速度50km(毎時)で、川越地方でも午後6時10分に最大瞬間風速29.4m(毎秒)を記録。
 道行く人も、差した傘があっという間に壊れるなど大苦戦。不要な外出を避けた人も多く、市内の道路に混雑は見られませんでした。

小中学生ら切り上げ帰宅、市では警戒体制
 この日、川越地方には午前11時10分ごろ暴風・洪水・大雨警報が発令。市内の小学校では児童を午前中に、中学校では午後2時までに帰宅させる措置を取りました。
 市では午前10時から警戒体制第一配備を敷いて警戒。午後1時からは現地調査班として、職員100人以上が市内各地に出動。
現地調査班からの情報を分析する警戒体制本部の職員ら=21日午後3時52分ごろ、元町の川越市役所で
現地調査班からの情報を分析する警戒体制本部の職員ら=21日午後3時52分ごろ、元町の川越市役所で
 本庁舎7回には警戒体制本部を設置して情報処理や対応にあたったほか、緊急事態に対応するため部課長が午後5時以降も庁舎内で待機しました。

橋・アンダーパスなど5カ所が通行止め
 川越市内では、死傷者・河川の氾濫や崖崩れ・家屋の倒壊・床上床下浸水など大きな被害はありませんでしたが、入間川に架かる鎌取橋(平塚)や出丸橋(鹿飼の北)のほか、関越自動車道をくぐるアンダーパス道路が大塚1丁目1カ所と下松原2カ所で冠水のため通行止めとなりました。

JR・私鉄の全てが運休、帰宅に足止め
 また、台風の通過と帰宅時間が重なったため、川越市に通じるJRや私鉄が一時全て運休。県内が暴風圏から抜けた午後8時以降まで続き、大勢の市民が足止めとなりました。
(注:熊谷地方気象台は川越市内で観測していないため、観測データは隣接するさいたま市のものです)
秒速10mを超す暴風雨で、傘も一瞬にして壊れて=21日午後4時すぎ、元町で
秒速10mを超す暴風雨で、傘も一瞬にして壊れて=21日午後4時すぎ、元町で
秒速10mを超す暴風雨で、傘も一瞬にして壊れて=21日午後4時すぎ、元町で
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子・孫・ひ孫・玄孫らに囲まれて
 
敬老の日に市長が市内最高齢者を訪問
        2011年09月19
市内最高齢の川崎イチノさん(107)
市内最高齢の川崎イチノさん(107)
男性で市内最高齢の齋藤忠治さん(102)
男性で市内最高齢の齋藤忠治さん(102)
市内最高齢は女性107歳・男性102歳
 敬老の日の19日、市内最高齢の川崎イチノさん(107)と男性最高齢の齋藤忠治さん(102)のもとを川合善明市長が訪問。長寿を祝って賞状と記念品を贈りました。
(注:「崎」の字は山偏に立の下に可)

 市内で安否が確認されている100歳以上のお年寄りは、9月1日現在で過去最多の72人(男性5人・女性67人)となっています。
 市内の長寿ナンバー2は女性106歳・男性は101歳と、ともに1歳違いで続いています。

昨年までは家族4世代で共に暮らす
 女性最高齢の川崎さんは1903(明治36)年11月15日、新潟生まれ。若いころは北海道で産婆として活躍、戦後に満州(現在の中国)から川越に越してきました。
 34年前に夫と死別してからは、長男の妻・光江さん(82)や孫の洋一さん(59)夫妻、ひ孫の堂裕さん(33)夫妻、玄孫(やしゃご)の悠貴くん(7)・夢乃ちゃん(3)らに囲まれて市内で暮らしていました。

皆と同じリズムで生活、3食とも完食
 昨年4月からは、足腰が弱ってきたため小仙波町の介護老人福祉施設「小江戸の庭」(関口俊英施設長)での暮らしに。1日おきに家族が交代で会いに来ており、特に小さな玄孫たちが話し掛けると満面の笑みが。
 鰻など長いもの以外は何でも好き、というイチノさん。ローストチキンなど、肉類が好物とか。他の入所者と同じ献立の食事を3食残さず食べるといい、生活のリズムも皆と一緒で、1年を通じ体調を崩すこともないといいます。


家族に囲まれ、川合善明市長(右)から長寿を祝う賞状を受ける川崎イチノさん=小仙波町の介護老人福祉施設「小江戸の庭」で
家族に囲まれ、川合善明市長(右)から長寿を祝う賞状を受ける川崎イチノさん=小仙波町の介護老人福祉施設「小江戸の庭」で
市長の手握り、感激の涙
 近ごろでは、目や耳がやや不自由になってきたというイチノさんですが、この日は孫の洋一さんが耳元で「市長さんがお祝いに来てくれたんだよ」と説明。
 握手を求めた川合市長の手をしっかりと握って目元に引き寄せ、感激して涙ぐむ光景も。
 昨年に続き最高齢を祝われた幸せを、家族7人と一緒に喜んでいました。


定年まで警察官務め、41年前に川越に
 男性最高齢の齋藤さんは、1909(明治42)年の新潟生まれ。定年まで新潟県警の警察官を務め、41年前に長男・忠宣さん(70)の住む川越市に妻・トシ子さんと移り住んできました。
家族に囲まれ、川合善明市長(右)から長寿を祝う賞状を受ける齋藤忠治さん=吉田の特別養護老人ホーム「みなみかぜ」で
家族に囲まれ、川合善明市長(右)から長寿を祝う賞状を受ける齋藤忠治さん=吉田の特別養護老人ホーム「みなみかぜ」で
 14年前に妻と死別してからは忠宣さんと2人暮らしを続けていましたが、昨年7月から吉田の特別養護老人ホーム「みなみかぜ」(谷口友子施設長)に入所。

4世代13人が共に祝福
 この日は長男の忠宣さんのほか、長女の美雪さん(65)・孫の洋志さん(34)夫妻・円さん(27)夫妻・ひ孫のゐろはちゃん(4)・初花ちゃん(2歳半)・隼史くん(10カ月)ら4世代13人がお祝いに駆け付けました。

会話・足腰も達者で3食ぺろり
 忠治さんは、耳こそ年相応に聞こえにくくなってきたものの会話や足腰も達者で、川合市長が歩み寄るとすっと立ち上がって祝状を受け取り、「ありがとうございます。申し訳ない」と元気な声で答えていました。
 忠治さんも食欲旺盛で、固いものを細かくしてあるほかは他の入所者と同じメニュー。3食ともぺろりとたいらげ、家族が「運動もしないで食べ過ぎると良くない」と心配するほど。
 「肉も魚も好き」という忠治さん。大好物はケーキやプリンなど甘いものとか。「長生きの秘訣は何でもよく食べること」と話していました。


市内各所でお年寄りの健康と長寿祝う
 この日は市内各所で敬老の催しが行われ、「みなみかぜ」では入所者らお年寄り約180人を集めて「敬老のつどい」を開催。地元市民グループの和太鼓「彩りの会」・コール「はなみずき」・民謡「かすみ会」らがステージを繰り広げてお年寄りらの健康と長寿を祝いました。
老人福祉施設ではお年寄りらの長寿を祝うさまざまなイベントが=吉田の特別養護老人ホーム「みなみかぜ」で
老人福祉施設ではお年寄りらの長寿を祝うさまざまなイベントが=吉田の特別養護老人ホーム「みなみかぜ」で
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「第九の夕べ in 喜多院」まで3週間
 
市民合唱団が初の合同練習
    2011年09月17
この日初めて顔合わせし、合同で練習をする有志の市民合唱団
この日初めて顔合わせし、合同で練習をする有志の市民合唱団

本番まであと3週間、初の合同練習
 来月10日に開かれる「第九の夕べ in 喜多院」(喜多院で第九を歌う会主催)の本番まで約3週間に迫った17日、鯨井の西文化会館「メルト」で市民合唱団が初の合同練習を行いました

市民合唱団を指導する宮寺勇さん
市民合唱団を指導する宮寺勇さん
毎回、新メンバーで初めから練習
 喜多院境内で開く第九の夕べは今年で6回目を迎えますが、合唱団は有志の市民で構成され毎回メンバーが入れ替わるため、その都度初めから練習をしています
 中には合唱経験の少ない人も含まれるため、これまでグループ毎に練習を重ねてきましたが、皆が集まっての練習はこの日が初めて。

女子高生〜83歳男性の288人が舞台に
 今年はこれまでで最も多い約280人が本番のステージに立ち、高2の女の子から83歳の男性まで幅広い年齢層の市民が第九を歌い上げる予定です。

練習終盤では「良いね」の誉め言葉も
 この日の合同練習には男女188人が参加。川越市出身で埼玉中央フィルの常任指揮者・宮寺勇さんが、全身を使ったエネルギッシュな指揮で合唱を指導しました。
 初めはなかなか思うようにリズムがとれず宮寺さんに厳しい声を掛けられていたメンバーも、練習を重ねるごとに上達。最後の方では宮寺さんから「良いね、良いよ」の声も聞かれるほどに。会では本番1週間前にもう1度、合同練習を開いて完成度を上げていくことにしています。
(写真は鯨井の西文化会館「メルト」で)
女子高生から83歳の男性まで188人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から83歳の男性まで188人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から83歳の男性まで188人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から83歳の男性まで188人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から83歳の男性まで188人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から83歳の男性まで188人が合同練習に参加し、第九を熱唱
女子高生から83歳の男性まで188人が合同練習に参加し、第九を熱唱
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がん予防や災害復興に願い
 
第3回「リレー・フォー・ライフ川越」
     2011年09月17〜18
がん予防や災害復興などの願いを託し、太陽熱で自然に溶けるエコ風船のハトを飛ばす参加者
がん予防や災害復興などの願いを託し、太陽熱で自然に溶けるエコ風船のハトを飛ばす参加者


がん予防や被災地復興など祈る
 地域社会が一体となってがん予防に取り組み、患者支援の輪を広げる24時間継続イベント「リレー・フォー・ライフ川越」が17・18の両日、池辺の川越水上公園芝生広場で繰り広げられました
 今年は3月の東日本発生を受けて被災地の復興も合わせて祈り、募金も行われました。

行政や医療機関・大学などが参加
 今年で3回目となるこの催しは、公益財団法人の「日本対がん協会」(垣添忠生会長)と「リレー・フォー・ライフ川越実行委員会」(儀賀理暁実行委員長・22人)が主催。
 川越市・日高市や県・厚労省、社会福祉協議会、医師会・歯科医師会・薬剤師会・商議所・川越青年会議所・日赤・県立がんセンター・川越胃腸病院・三井病院・赤心堂病院などの医療機関、城西大・東邦音大などが後援し、毎年1回この時期に開かれています。

今年は前回より7つ多い35団体が行進に参加
今年は前回より7つ多い35団体が行進に参加
今年は前回より7つ多い35団体が行進に参加
今年は前回より7つ多い35団体が行進に参加
今年は前回より7つ多い35団体が行進に参加
今年は前回より7つ多い35団体が行進に参加
24時間リレー方式で願い込め歩く
 大会では、がん患者の家族や友人・遺族・医療関係者や行政・各種企業・団体、地域社会が自由なスタイルで参加。
 24時間リレー形式で、思い思いのメッセージを掲げながら私服姿で会場内を歩き、がん制圧や予防の広がりを訴えながら連帯感を育みます。

運動5周年記念しハト風船飛ばす
 日本では2006(平成18)年から始められたこの運動も、今年で5年目。
 今回は5周年を記念し、太陽熱により数日で自然に溶けるエコ風船のハト90個を全員で飛ばしたり、イメージカラーの紫色の手袋をして踊るパープルグローブダンスも披露。実行委員や医療関係者ら13人が輪になって踊りながら運動をPRしました。

川越は全国的に珍しい盛り上がり
 川越大会は回を追うごとに参加者が増え、今年は前回の1.5倍となる約3,000人(主催者調べ)が参加。趣旨に賛同する参加団体も、前回より7つ多い35団体が参加しました。
 鈴木俊子・副実行委員長によると、「大会は各地で開かれているが、川越の大会は分野の垣根を越えて多くの団体が参加するなど、地域を挙げての盛り上がりを見せているのは全国的にも珍しい」といい、「皆が一つになって運動するというリレー・フォー・ライフ本来の姿が形になりつつあり、本当に素晴らしいこと」と話していました。

「地域が一つになって応援する場に」
 午後1時からは開会式が行われ、初回から運動に協力してきた小宮山泰子衆院議員や舟橋一浩県議・小野澤康弘市議・天野勉市薬剤師会長が来賓として出席。
 儀賀実行委員長が「病気や天災は誰の責任でもなく発生します。誰もが一生懸命、毎日普通に暮らしていたのに、なぜ自分たちがこんな思いをしなければいけないのかという苦しい闘いを続けられています。この大会が、地域が一つになって応援する場になればと思います」などと挨拶しました。


5周年を記念して繰り広げられたパープルグローブダンス
5周年を記念して繰り広げられたパープルグローブダンス
儀賀理暁実行委員長
儀賀理暁実行委員長
鈴木俊子副実行委員長
鈴木俊子副実行委員長
(前列左から)小宮山泰子・衆院議員、舟橋一浩県議、小野澤康弘市議、薬剤師会長
(前列左から)小宮山泰子・衆院議員、舟橋一浩県議、小野澤康弘市議、薬剤師会長
リレー行進が続く中、会場では緩和ケアについての対談も
リレー行進が続く中、会場では緩和ケアについての対談も
音楽演奏や民族舞踊のステージも
 この日は最高気温が31.9℃と残暑が厳しかったものの、5〜6mの南風が吹いたこともあって少しはしのぎやすい一日に。
 それでも会場を行進する参加者は、ときおり飲み物を取ったり休憩をはさむなどして体調を整えていました。

 また、会場内のステージでは東邦音大金管アンサンブルの演奏、タヒチダンスやブルガリア民族舞踊なども披露され、参加者を元気付けていました。

ルミナリエで会場は厳粛な雰囲気に
 午後2時からは、かわごえ緩和ケアネットワークの対談「もう心と体のつらいを我慢しないで〜がんと栄養」も開かれ、会場を訪れた人らが聞き入っていました。
 日の入り間もない午後6時ごろ、コース両脇にずらりと並べられた手作りの灯籠に明かりがともされる「ルミナリエ」が始まると、会場内の雰囲気は一変。

今年は被災地応援や復興願う灯籠も
 今年は、がんと闘う家族や友人を励ます言葉や追悼するメッセージに交じって、震災の被災地の応援や復興を願う言葉や絵が描かれた灯籠も。
 参加者は厳粛なムードの中、灯籠に描かれた思い思いのメッセージを読みながら、託された思いを胸に夜通し行進を続けていました。

(写真は池辺の川越水上公園芝生広場で)
震災の被災地応援や復興を願う灯籠も
震災の被災地応援や復興を願う灯籠も 震災の被災地応援や復興を願う灯籠も
震災の被災地応援や復興を願う灯籠も
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防災は子どもの頃から日頃から
 
市消防団が消防・救急・地域防災フェア
     2011年09月11
濡らした布で鍋の火を消す参加者
濡らした布で鍋の火を消す参加者
液体消火器を使った初期消火を体験する子どもたち
液体消火器を使った初期消火を体験する子どもたち

消火訓練など通じ緊急時の対応を体験
 川越市消防団(貫井達也団長・330人)は11日午前9時から、郭町の川越小校庭と体育館を会場に「消防・救急・地域防災フェア」を開催。消火訓練などを通じ、火事や震災などに備えることの大切さや緊急時の対応などを市民に体験してもらいました。

消防服に身を包み、火元に見立てた的目掛けてホースで放水
消防服に身を包み、火元に見立てた的目掛けてホースで放水
煙幕が張られたテントで煙り火災の脱出を体験
煙幕が張られたテントで煙り火災の脱出を体験
消防服や団員服に身を包んで記念撮影
消防服や団員服に身を包んで記念撮影
竹竿と毛布を利用した応急担架のつくり方も学習
竹竿と毛布を利用した応急担架のつくり方も学習
公開された消防車や救急車は子どもに大人気
公開された消防車や救急車は子どもに大人気
2年ぶりの開催は市中心部
 市内には12の消防分団があり、毎年地域を変えて同フェアを開催していますが、昨年は中止となったため一昨年の新宿小以来、2年ぶりの開催。
 今回は市の中心部を受け持つ第一分団(潮田洋二分団長)・第二分団(篠澤昌秀分団長)・第三分団(後藤弘之分団長)の団員45人と、女性団員12人、消防本部の職員ら15人の計72人が担当。
 今回は来賓を招いての開会式も行われませんでしたが、大野英夫副市長が非公式に会場を訪れて団員らを個別に励ましました。

スタンプラリーで防災を体験
 また、会場の都合から消防車による一斉放水など、消防団の日頃の訓練を疲労する場面はなく、体験を通じてより多くの市民に防災意識を持ってもらおうという内容に。
 正午までに親子連れら約300人が訪れ、公開された消防車やはしご車・救急車を見学したり、スタンプラリー形式で設けられた初期消火・応急救護・はしご車試乗など、数々のコーナーを体験。子どもの頃から、また日頃からの心構えが防災に大切なことを学んでいました。

消防服着てホースで放水体験
 中でも、消防団特製の消防服や団員服を着せてもらった子どもたちは大喜び。消防車のホースを握り、火元に見立てた的に向かって放水したり、家庭用の水消火器を使って初期消火する訓練では真剣な表情で挑戦。
 消防服を着た川越小の羽場さん(志多町)と両角さん(氷川町)は、「すごく重かった」「暑かった。何で長袖なの?」などと話し、お母さんに「半袖だと火傷しちゃうでしょ」と説明されて納得していました。

はしご車試乗には長い行列が
 また、はしご車の試乗には長い行列が。
 友達4人と来たという川越小4年のイテル君は「体育館より高かった。丸広やケーズデンキが見えた。上がるときより降りるときが怖かった」などと感激していました。

天ぷら鍋消火には誰もが怖々
 大人の関心を集めていたのは、濡れた布を使って天ぷら鍋の火を消す訓練。団員らに教えてもらいながら火に近づきますが、誰もが怖々(こわごわ)。
 友人と一緒に氷川町から参加した小作さんは「顔がすごく熱かった。訓練だと思っても怖かった。でも勉強になりました」などと話していました。

煙幕テントや応急担架など体験
 このほか、煙幕を張ったテントで煙り火災の脱出の難しさを体験したり、手毛竿と毛布を使った応急担架のつくり方、AEDを使った蘇生法などを親子で学んでいました。

郭町一丁目自治会は自主避難訓練
 また郭町一丁目自治会(長沢英機会長・320人)では「大震災を受けて、今年から防災会を立ち上げた」といい、この日に合わせて自主的に住民の避難訓練を実施。
 呼び掛けで約50人が参加し、旗を持った役員らの誘導で一斉に避難。有事の際に集まる場所や避難経路などの確認を行ったのに続き、今回の地域防災フェアに参加しました。

「訓練は続けなければ生きない」
 市の防災計画も東日本大震災の経験を活かした大幅な見直しが急務となっていますが、課題は山積。今年は隔年の図上訓練が予定されている年ですが、まだ開かれていません。
 大野副市長は「防災計画はつくるだけでは駄目。地域ごとの事情に合った内容で実際に訓練し、単発に終わらせることなく続いて実施しないと経験が生きていかない」などと話していました。

(写真は郭町の第一小学校で)
体験コーナーのスタンプラリーをクリアしてもらった消火器の水鉄砲に大喜びの川越小児童ら
体験コーナーのスタンプラリーをクリアしてもらった消火器の水鉄砲に大喜びの川越小児童ら
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伝統の木工「匠の技」、一堂に
 
削ろう会が県内で初めて、川越で全国大会
     2011年09月10〜11
ギャラリーが見守る中、かんな掛けで9ミクロン以下の薄さに挑戦する参加者
ギャラリーが見守る中、かんな掛けで9ミクロン以下の薄さに挑戦する参加者

県内初の削ろう会全国大会
 全国各地の伝統的な木工技術を伝承する市民団体「削ろう会」(上篠勝会長・約850人)の第27回全国大会が10日から、下老袋の市総合運動公園をメーン会場に始まりました。同大会が県内で開かれるのは初めて。

「ものづくりが大好き」という5歳の稲葉桃子ちゃん(左)は、金づちを使ってミニチュアの木工椅子づくりに挑戦
「ものづくりが大好き」という5歳の稲葉桃子ちゃん(左)は、金づちを使ってミニチュアの木工椅子づくりに挑戦
親子で楽しめるコーナーも
 会場では「かんな薄削り競技」や「かんな削り体験」「削り華アートフラワー体験」「木の葉のこのぎり体験」「親子で小屋組体験」「匠リレー対談」などが行われるほか、木工品や道具の展示販売、50以上のブースが技の伝承体験イベントを繰り広げています。
 大会はあす11日午前9時から午後4時までで、誰でも無料(一部は要材料費)で参加できます。

伝統の木工技術を学び磨いて伝承
 削ろう会は1997(平成9)年2月に、大工・工芸家・木工職人・道具職人・研ぎ師ら約50人が集まって発足。世界に誇る日本の木工技術を磨き合い、次世代に伝承しようと全国各地で大会を開いてきました。
 職人の技を学ぼうと集まった一般市民が加わり、メンバーは回を追うごとに増えて今では海外の約100人を含む約850人にまで広がりを見せています。

開会式で挨拶する上篠勝・削ろう会会長
開会式で挨拶する上篠勝・削ろう会会長
原知之・実行委員長
原知之・実行委員長
川合善明市長
川合善明市長
「川越蔵の会」が提案、実行委務める
 今回の大会は「全国削ろう会川越大会実行委」(委員長:原知之・川越蔵の会代表)が主催、川越市と川越蔵の会が共催、県や市教委などが後援で開催。「元気を出そう日本、つなげよう日本の技」がテーマ。
 昨年、削ろう会の世話人も務める川越蔵の会の町田忠男事務局長が川越での開催を提案。市が会場を提供することで実現しました。
 初日の10日は午後1時から総合体育館内で開会式が行われ、削ろう会のメンバー450人や県内外から訪れた人ら約700人が参加。原実行委員長や川合善明市長らが開会を祝って挨拶しました。
 削ろう会の上篠会長は、本紙取材に「江戸の文化を受け継ぐ城下町の川越は、職人町があったほど匠の技が生きていたまち。その川越で全国大会が開けて大変うれしい」などと話していました。

自分が削ったかんなくずの厚さをマイクロメーターで測定してもらう参加者ら
自分が削ったかんなくずの厚さをマイクロメーターで測定してもらう参加者ら
技の見せどころは厚さ9ミクロン以下
 体育館には72基の削り台が並べられ、メンバーや参加者らがかんなで木材をいかに薄く均一に削れるかを競い合いました。
 この競技では9ミクロン(1ミクロンは1,000分の1ミリ)以下に保つのが技の見せどころ。参加者は各々が自分の削った木を測定してもらい、一喜一憂していました。
 千葉から来たという伊藤さんは「建具屋をやっているんですが、今回初めて参加しました。9ミクロン以下に削るのは、なかなか難しいですね。勉強になります」などと話していました。

リレー対談で「徒弟制度と堂宮大工」について話す宮大工の小川三夫さん(右)と、鍛冶匠の白鷹幸伯さん
リレー対談で「徒弟制度と堂宮大工」について話す宮大工の小川三夫さん(右)と、鍛冶匠の白鷹幸伯さん
川越工業高校生らに「たたら製鉄」の技術を教える兵庫の高田良作さん(左)
川越工業高校生らに「たたら製鉄」の技術を教える兵庫の高田良作さん(左)
道具の紹介ブースにも人だかりが
プロが使う道具の紹介ブースにもたくさんの人だかりが
自分で作った椅子を見せる大工志望の絆蔵君(右)と秀成君
自分で作った椅子を見せる大工志望の絆蔵君(右)と秀成君
名匠対談や伝統の技実演も
 サブアリーナでは、鋼と和釘の鍛冶匠・白鷹幸伯さんや宮大工の小川三夫さん、 橋大工棟梁の海老崎粂次さんによるリレー対談が。
 屋外会場では、古くから伝わる「木挽き(こびき)」や「たたら製鉄」の技術などを実演。県立川越工業高校の生徒らが、兵庫県三木市の鍛冶匠・高田良作さんから「たたら」を使った製鉄について学んでいました。

道具紹介や手入れ技術に人だかり
 また、会場内にはかんなやのこぎり、のみなど道具の刃を研ぐ技を紹介するコーナーも。
 匠の技を発揮するためには道具を最高の状態に手入れすることが欠かせないとあって、大勢の参加者が取り囲んで技術を学んでいました。

子どもたちも木工体験に大喜び
 6歳と4歳の男の子を連れて上尾市から来たという伊奈さんは「6歳の子がテレビの『ビフォア・アフター』(リフォーム番組)が大好きで、将来は大工さん志望なので、ミニチュアの木工椅子を作って大喜びしています」と話していました。
 また、お母さんに連れられて新座市から来た稲葉桃子ちゃん(5歳)は「物を作るのが大好き。たまたま公園に遊びに来たらやっていたので」と話し、金づち片手に木工椅子作りに挑戦していました。
(写真は下老袋の市総合運動公園と体育館で)
かんなの刃の研ぎ方を学ぼうと取り巻く参加者に、極意を説明する愛知の千賀靖俊さん(右)
かんなの刃の研ぎ方を学ぼうと取り巻く参加者に、極意を説明する愛知の千賀靖俊さん(右)
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交差点改良含め渋滞緩和に着手
 
一番街交通規制実現に向け部長らに指示
       2011年09月09日
右折待機車両によって渋滞が発生しやすい構造の松江町交差点。付近には「一番街の一方通行反対!」の立て看板が。写真手前を左右に走るのが県道川越日高線で、奥が市役所方向。途中には同じく右折帯のない松江町教会前交差点がある。
右折待機車両によって渋滞が発生しやすい構造の松江町交差点。付近には「一番街の一方通行反対!」の立て看板が。写真手前を左右に走るのが県道川越日高線で、奥が市役所方向。途中には同じく右折帯のない松江町教会前交差点がある。
ソフト・ハード両面で
渋滞緩和策に着手
 一部市民から反対運動が起こっている一番街の交通規制について、川越市は周辺道路の渋滞を緩和させるためにソフト面の対策に加え、交差点改良も含めたハード面についても併行して対策に乗り出していることが明らかになりました。
 これは、1日から開かれている第4回定例市議会(9月議会)の一般質問で9日、小林薫市議(プロジェクト川越21)の質問に答えたもの

小林薫市議
小林薫市議
「交差点改良も県などと連携し進める」
 小林氏の「広報8月25日号の記事で、一番街の交通規制に先立ち交差点改良などを行うとあるが、具体的にどういう取り組みをしていくのか」という趣旨の質問に対し、藤條聡・都市計画部長が「特に渋滞発生頻度が高い松江町・連雀町・市役所前・札の辻松江町教会前の各交差点については、ソフト対策に併せて道路拡幅を含めたハード面での交差点改良も国・県と連携して進めていく。松江町交差点については最も重要な交差点改良と認識しており、(県道川越日高線を管理する)県に対して要望している」などと回答。

川合善明市長
川合善明市長
「方針はまったく変わっていない」
 また、小林氏の「一部の新聞で『計画凍結』と報道されているが、市長は方針転換したのか」の質問には、川合善明市長が「検討委員会の提言は尊重しなければならないと考えており、方針はまったく変わっていない。交通量は何とかして減らさなければならず、ソフト面の対策を優先して進めながら環境を整えたいと考えており、実施の時期が延びただけ。考えはブレてはいない」とし、「特に川越街道の渋滞を解消するための対策を早急に取りまとめ、一番街の交通改善に向けた環境を整えたいと考えている」などと答えました。

社会実験(2009年11月15日)の一番街の通行止めで、迂回のため松江町交差点を先頭に石原町まで大渋滞したL字ルート
社会実験(2009年11月15日)の一番街の通行止めで、迂回のため松江町交差点を先頭に石原町まで大渋滞したL字ルート
担当部課長に調査・検討を指示
 川合市長はこれまで、本紙取材に「道路改良には計画決定が必要で、5年はかかる。住民への説明や用地交渉・県への働き掛けは、それからにならざるをえない」などと説明していましたが、実際には先月末に関係する部署の責任者を呼び、ソフト・ハード両面での解決策を練るよう指示。
 県が交差点改良に着手するまでに、市としてできることを直ちに検討・調査するよう命じたことが明らかになりました。
 これは、反対派を含めた地域住民の理解を得るためには、ハード面も含めた渋滞緩和の早急な取り組みが避けて通れないと判断したものとみられ、こうした動きが今後新たに設けられる話し合いの場でどう具体的に示されるかが、計画の早期実現に大きな影響を与えるものとみられます。
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あすから市民会館など通常運用に
 
電気使用制限緩和で一部公共施設の節電見直し
       2011年09月09日
施設名
節電期間中の対策
あす以降
市民会館・
やまぶき会館
両ホールの同時間帯貸し出し控え
舞台照明の約20%控え
通常運用に戻す
女性会館 平日午後1時〜5時休館
児童センター
こどもの城
平日午後4時以降のプラネタリウム投影を土・日等に集約
総合運動公園武道館 8月1日〜9月15日の平日夜間利用を週1回程度中止
学校体育施設 8月1日〜9月21日の平日夜間利用を週1回程度中止
市立美術館 開館時間を1時間遅らせ、午前10時からに変更
川越まつり会館 閉館時間を1時間繰り上げ、午後5時半に変更
閉館後、展示棟の冷房を一部停止
道路照明灯 可能個所の照明を間引き
東清掃センター 焼却炉を土日のみ2炉運転。クレーン操作抑制

学校給食センターを市民に公開
 川越市は経済産業省の電気使用制限緩和を受け、市民サービスの影響が大きい一部公共施設の節電対策を見直し、あす10日から通常の運用に戻すことを決めました。
 なお、見直し対象の施設を除く市役所本庁舎や市民センター・出張所などの冷房や照明の縮減・エレベーターの一部休止・クールビズなどは、これまでどおり継続されます。

今年は省エネで時間繰り上げ実施
 市では夏の電力需要過多による予期せぬ停電や計画停電の実施を招かないようにと、これまでの取り組みに加え7月1日から9月30日まで、15%を目標に公共施設の節電を行ってきました。
 今回の一部見直しは、経産省が8月30日付で「電気事業法第27条に基づく電気の使用制限の緩和」を発表したことに伴うもので、今回見直された施設に関しては71日間(当初の予定は92日間)の節電対策が実施されたことになります。
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母校の誇り、アクセサリーに
 
川越工業高校が始業式で生徒全員に贈る
      2011年09月01
始業式で寺山弘校長(左)の話を聞く全校生徒ら
始業式で寺山弘校長(左)の話を聞く全校生徒ら

始業式で"母校の誇り"プレゼント
 市内各校で新学期が始まった1日、西小仙波町の県立川越工業高校(寺山弘校長・1087人)ではOBがデザイン・開発したコバトンやウオークマン、Suicaなどをあしらったアクセサリー、校歌を収めたCDなどを全校生徒に贈りました。

全校生徒を代表し、井草春江・後援会副会長(右)から携帯ストラップを贈られた永岡彩花生徒会長
全校生徒を代表し、井草春江・後援会副会長(右)から携帯ストラップを贈られた永岡彩花生徒会長
デザイナーやエンジニアを輩出
 同校は「100年の伝統と歴史が誇るものづくりの精神」の下、デザイン・化学・建築・機械・電気の各分野で活躍する若い力を育成。
 これまでに、埼玉県のマスコットキャラクター「コバトン」をデザインした竹腰博晃さんや、ソニーの「ウオークマン」を開発した高篠静雄さん、非接触型ICカード「Suica(スイカ)」を開発した椎橋章夫さんら数々のデザイナーやエンジニアらを輩出してきました。

PTAや後援会が1年かけて製作
 同校では、生徒全員がこうしたOBの活躍を誇りと励みに愛校心を高めてもらおうと、オリジナルの携帯ストラップや缶バッジ、ピンバッジの製作を企画。
 コバトンが誕生10周年を迎えた昨年6月ごろから、同校PTA(島田孝行会長)や後援会(竹澤能久会長)らが中心になって準備、約54万円掛けて携帯ストラップ1,100個・缶バッジ3,200個・ピンバッジ300個の製作を進めてきました。


ウオークマンとSuicaを持ったコバトンをあしらった携帯ストラップ(左)と缶バッジ
ウオークマンとSuicaを持ったコバトンをあしらった携帯ストラップ(左)と缶バッジ
「先輩の活躍を励みに愛校心を」
 午前9時半からの始業式では、寺山校長が「本校卒業生は不況下でも変わらぬ就職率を誇るなど、高く評価されている。生徒や教員一人ひとりがプライドを持ち、愛校心を持つことで全体意識を高め、さらに上を目指そう」などと生徒を激励。
 校歌斉唱に続き、23年ぶりに夏季西部地区新人大会で優勝した野球部員らを表彰。
 ストラップ贈呈式では、壇上で井草春江・後援会副会長から生徒会長の永岡彩花さん(3年)に携帯ストラップが贈られました。

コバトンやSuicaなどアクセサリーに
 ストラップや缶バッジの絵柄は、ウオークマンやSuicaを持ったコバトンと工業高校の愛称「工高(こうたか)」が描かれたもの。全校生徒を代表して受け取った永岡さんは「とてもかわいいので、ポーチなどに付けたい」などと話していました。
 同校ではこれから毎年、在校生に携帯ストラップを、学校説明会や体験入学した中学生に缶バッジを配る予定で、ピンバッジは全校生徒にデザインを募り年内には完成させて来春の卒業生から全員に贈ることにしています

(写真は元町の川越市役所で)
生徒を励ます寺山弘校長
生徒を励ます寺山弘校長
壇上で夏季西武地区新人大会の優勝をたたえられる野球部員ら
壇上で夏季西武地区新人大会の優勝をたたえられる野球部員ら
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