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施設や火葬炉などチェック
 総務財政常任委が新斎場を現地視察
  2016年12月14
来春の供用開始に向け、建設が進む川越市新斎場を視察する市議会総務財政常任委の委員ら
来春の供用開始に向け、建設が進む川越市新斎場を視察する市議会総務財政常任委の委員ら
川越市新斎場の完成予想図
川越市新斎場の完成予想図

渋谷不二雄・新斎場建設推進室長(左端)の説明で、エントランスホールを視察する総務財政常任委の委員ら
渋谷不二雄・新斎場建設推進室長(左端)の説明で、エントランスホールを視察する総務財政常任委の委員ら
市議らが新斎場の建設現場を視察
 市議会総務財政常任委(中原秀文委員長)の委員らが14日、来春供用開始に向けて建設工事が進められている小仙波の川越市新斎場(仮称)を視察。
 担当職員らから説明を受けながら、施設の概要や火葬炉のシステムなどを見て回りました。

市民要望で5年・57億円掛けて建設
 1923(大正12)年に造られた現在の斎場(旭町)が老朽化し、施設面や処理能力も限界に。新斎場の建設は以前から多くの市民から要望が寄せられており、川合善明市長の公約の一つにも挙げられていたもの。
 市では2011(平成23)年から「基本構想基本計画基本設計」を順次策定。2013年に用地の都市計画決定事業認可を経て、総事業費約57億円を掛けて建設事業を進めてきました。

建物は10月に完成、来春には供用開始
 この日、午前10時すぎから行われた視察に参加したのは、同委員会のメンバーや同事業に関わる部署の部課長ら。
 建物は10月に完成していますが、一部施設や外構工事・植栽などが残っており、市では年度内には完了させる予定で工事を進めています。

多くの部屋が間接照明を使い、落ち着いた雰囲気に
多くの部屋が間接照明を使い、やわらかで落ち着いた雰囲気に
多くの部屋が間接照明を使い、やわらかで落ち着いた雰囲気に
建設推進室長が施設を説明
 視察メンバーらは、同事業を進めてきた渋谷不二雄・新斎場建設推進室長の説明を受けながら各施設を見学。
 車寄せやエントランスホール、告別室(4室)・見送りホール(同)・待合ロビー・待合室(10室)・収骨室(2室)・キッズルーム・式場(2室)などの各施設、炉室(12基)や霊安室(4基)・新設された動物炉(1基)、機械室などを質問しながら見て回りました。

静寂の庭に面したロビー
床暖房や多目的トイレも

 遺族や参列者が利用する各施設は天井も高く、間接照明が採用されてやわらかで落ち着いた雰囲気。
 中でも待合ロビーや授乳室・キッズルームは和風の中庭「静寂の庭」に面しており、心安らぐ設計に。遺族が仮眠できる畳敷きの控え室(2室)も新設されました。
 また、30人程度の小規模葬のために新設された式場は、底冷えしないよう床暖房も設備。身障者や高齢者、乳児を連れた人でも利用しやすいよう配慮された多目的トイレも設けられました。

式場には祭壇や演台のほか、底冷えしないよう床暖房も設備
式場には祭壇や演台のほか、底冷えしないよう床暖房も設備
炉室の設備などを視察する中原秀文委員長
炉室の設備などを視察する中原秀文委員長
メーカーの技術者が説明
 最後に、市議らはダイオキシンなどの発生を抑える仕組みについて、炉メーカーの技術者から燃焼や空調システムの説明を聞きました

午後の委員会で議案質疑
 視察後、市議や部課長らは本庁舎に戻って午後1時から総務常任委員会を開催
 委員らは「霊安室には、何日間預けられるのか?(今野英子委員・共産)」「『斎場』以外の名称は付けないのか?(大泉一夫委員・公明)」「新設の小規模式場の利用料が、隣接する『やすらぎのさと』に比べ5倍近く高い理由は?(片野広隆委員・民進)」「市外在住者の利用が可能となったが?(江田委員・自民)」などと質問。

テレビモニターにより施設管理するシステムを視察する市議ら
テレビモニターにより施設管理するシステムを視察する市議ら
燃焼や排ガス処理設備について、炉メーカーの技術者(右)が説明
燃焼や排ガス処理設備について、炉メーカーの技術者(右)が説明
「あくまで川越市民の利用を優先」
 これらについて、渋谷不二雄・新斎場建設推進室長が「霊安室の利用は、式場利用決定日から利用日までです」「役割を分かりやすくするため『川越市斎場』とした」「市民ニーズに応えて事務室を改造しただけの『やすらぎのさと』の小規模式場に比べ、新斎場は機能面でかなりの差があるため」「あくまでも市民の利用を優先する」などと答えました

「建設反対の看板が立っているが」
 また、施設建設に反対していた一部の周辺住民が看板を設置していることについて、今野委員が「今も看板が立っているが、市としての対応は?」などと質問。
 渋谷室長が「裁判の当事者とは7月14日に和解が成立しているので、撤去していただけるものと考えている」などと答えました。
 この議案について討論はなく、同委員会としては全会一致で原案通り可決することに決定。22日(木)午後1時から開かれる本会議最終日で、全議員に諮られることになりました。

(写真は小仙波の新斎場の建設現場で)
待合ロビーやキッズルームからは、中庭「静寂の庭」の心安らぐ風景が
待合ロビーやキッズルームからは、中庭「静寂の庭」の心安らぐ風景が
 
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