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自然の造形生かし創作杖
 「藜(あかざ)の会」が初の作品展
        2016年06月20〜26
作品の藜(あかざ)の杖を持つ(右から)市川幸博さん、神田俊雄さん、長峯清作さん、森田光雄さん
作品の藜(あかざ)の杖を持つ(右から)市川幸博さん、神田俊雄さん、長峯清作さん、森田光雄さん

七福神や仙人が持つ神秘的な杖の作品展
 自然の造形いかした創作杖(つえ)の魅力を知ってほしい──。
 一年草の「藜(あかざ)」の茎を使い、趣味でオリジナルの杖を作っているグループ「藜の会」(市川幸博代表・的場)が、20日から脇田町のアトレ6階「武州ガス・ビーポケット」で作品展を開催。
 七福神の神様「福縁寿神」や仙人が手にする神秘的で独創的なデザインが特徴で、幅広い年齢層の人たちがその出来栄えに見入っていました。

杖の材料となる一年草の藜(あかざ)
杖の材料となる一年草の藜(あかざ)
材料の藜(あかざ)は1年で3〜4mに生長
 杖の材料となる藜(あかざ)は畑や空き地などに生える雑草で、春先にまいた種がその年の秋には3〜4mにまで生長。
 茎は木質化して桐に似た材質になり、丈夫で軽いために古くから高級な杖として使われてきました。

12年前の1人の趣味から同好会に発展
 「藜の会」の始まりは12年前、メンバーで元大工の長峯清作さん(80)が子どもの頃から馴染みのあった藜で杖を作り始めたのがきっかけ。
 10年前に、趣味の写真を通じて交流のあった市川さん(61)も杖作りの魅力に惹かれて仲間に。3年前から神田俊雄さん(69)と森田光雄さん(71)もメンバーに加わり、今では女性の会員も。

根や茎の形状・塗りの違いで1本1本に独創性や個性が
根や茎の形状・塗りの違いで1本1本に独創性や個性が
「難しくはないが、手間がかかる作業」
 「これまで50本近い杖を作ってきた」という長峯さん。
 「自然の造形に左右されるので、納得いく作品は10本程度」といい、「藜の杖を作るのは、難しくはないが手間がかかる作業。思った形に仕上げるためには、育つ過程で茎を曲げたりといった工夫も」
 「11月頃に伐採して枝を落とし、皮をむいて1〜1カ月半ほど乾燥。2カ月半ぐらいかけて柿渋やニスなど何度も塗っては乾かして出来上がる。同じものは2つとない」などと話していました。

「自然の造形生かした杖の魅力知って」
 市川代表は「これまで皆が作った杖がある程度たまってきたので、初めて作品展を開いた。藜の杖の魅力を、より多くの知ってもらう機会になればうれしい」などと話していました。
 展示されている杖は約70本で、作品展は26日まで(入場無料)。時間は、午前10時〜午後9時(最終日は4時まで)。詳しくは、同会Tel.049-231-5899へ。
(写真は脇田町の「アトレ」で)
作品展には幅広い年齢層の人たちが
作品展には幅広い年齢層の人たちが
 
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