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地域推進会議の先進事例から学ぶ
 タウンミーティングで川鶴地区の取組紹介
        2015年10月14

今年度3回目となるタウンミーティングで、川鶴地区の住民代表らに挨拶する川合善明市長(左)

川鶴地区(赤色の部分)
川鶴地区(赤色の部分)
川鶴地区で第3回タウンミーティング
 今年度3回目となる「川合市長と語り合うタウンミーティング」が14日午後6時半から約1時間半、川鶴公民館で開催。
 同地区の支会長や自治会長・PTA会長ら住民の代表28人が出席して市政や地域の問題など、率直な意見を市長や副市長・部長ら幹部職員に投げ掛けました。

市民の質問に答える川合善明市長
市民の質問に答える川合善明市長
市民の生の声を市政に生かす機会
 タウンミーティングは、選挙で選んだ議員が市長らと議会で論じ合う代議制とは異なり、市民が行政の幹部に直接意見や質問を延べ、生の声を市政に生かす貴重な機会。
 職業別や分野別・テーマ別など、川合善明市長が就任以来、毎年続けているもので、今年度は地区別に開催。

市長・副市長・部長ら12人が出席
市側からは市長のほか風間副市長や部長ら12人が出席して市民の声に回答
市側からは市長のほか風間副市長や部長ら12人が出席して市民の声に回答
 市側からは川合市長のほか、風間清司副市長、矢部竹雄・政策財政部長、荘博彰・総務部長、西島昭善・危機管理監、大岡敦・市民部長、庭山芳樹・福祉部長、小谷野明・こども未来部長、伊藤大・都市計画部長、小谷野雅夫・建設部長、小林英二・学校教育部長、福原浩・高齢者いきがい課長ら12人が出席。それぞれ担当する分野で市民からの質問に答えました。

それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
地域推進会議の先進事例を紹介
 この日は質疑応答に先立ち、同地区の住民らによる地域推進会議の取り組みについて、新保三郎相談役がスライドを使って紹介。
 川越市では昨年度、住民自治を促そうと各市民センター毎に「地域会議」を設立。各地域の課題について解決に向け取り組む仕組みをスタートさせましたが、現実には具体的な活動が始まっていない地区がほとんど。
 そんな中にあって川鶴地区は、いち早く会議設立・地域課題の整理・事業の実施・将来のまちづくり計画まで取り組んでおり、地域住民を中心とした自治の先進事例として今回の事業報告となりました。

それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
「地域の課題は、まず地域で解決する」
 同地区では地域の課題を「高齢者、生活、子ども、環境・安全」の4つに分類し、それぞれ部会を立ち上げ検討。
 住民の全員参加を基本として「『提示された課題は皆で知恵を出し合い、地域で解決する』『地域で解決できないものは、行政と協働して解決する』『報告しただけでは課題の解決にはならない』の3本柱を掲げて取り組んでいる」などと、苦心した話なども交えながら紹介しました。

「放置された空き家の具体的対策は?」
 質疑応答では、市内でも突出した高齢化の問題や空き家対策、まちの特色ともなっている街路樹にかかわる課題などが。
 「空き家が放置され防犯上で問題だが、市の具体的な対策は?」の声には、大岡市民部長が「具体的な取り組みは未着手で、まずは空き家マップづくりなど地域の協力を得ながら実態調査を進めていきたい」などと回答。

それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
「落ち葉で側溝が詰まり、道路が冠水」
 「街路樹や公園の桜やけやきの成長が早く、落ち葉や落下した枝の処理に困っている。市で長期的な管理を」「大雨や強風による落ち葉で側溝が詰まり、冠水して車も通れなくなる」などの声も。
 これらには、伊藤都市計画部長が「けやきのせん定や落ち葉の問題については多くの要望を頂いており、来年3月までには対応したい」などと約束。小谷野建設部長が「現地を確認して対応したい」などと答えました。

「5年後の五輪、ボランティア準備は?」
それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
 「近くの霞ヶ関カンツリー俱楽部でオリンピックが開催されるが、ボランティアの準備は?」の質問には、矢部政策財政部長が「現在、競技会場に通じる市道拡幅や交差点改良・橋の補強・駅周辺整備などハード面で検討を進めており、案内や誘導に携わるボランティアの募集などについても急いでいきたい」などと話しました。

「子どもの貧困問題、市の現状把握は?」
 「地域会議を進める上で費用も掛かる。市の補助が少ないので何とかならないか」の声には、川合市長が「現状よりは良い方向に行くのではないかと思う」などと増額に含みを持たせました。
それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
それぞれの立場で意見や質問を投げ掛ける川鶴地区の住民代表ら
 「生活困窮により学力の遅れを生じている子どもが増えているが、市では実態を把握しているのか? 支援策は?」などの声には、小谷野こども未来部長が「貧困の連鎖を断ち切るためにも学習の支援は必要だと考えており、一人親家庭のニーズ調査を行っているところ。就労支援や資格取得の補助などを充実させていきたい」などと話しました。

「全市的に地域推進会議を広げたい」
 このほか、「市内の英語表示が少ない」「西中の校庭は水はけが悪く、すぐ冠水する。避難場所としても不安」などの意見や要望・質問が出されました。
 対話を終え、川合市長は本紙取材に「今回の事例報告から多くのことを学ばさせてもらった。この地域のように地域推進会議が全市的に機能するようになってくれれば、これからの高齢化社会も乗り切れるのではないかと感じた。高齢者の結びつきや健康など、元気を維持するための事業をそれぞれの地域で取り組んでいただけるよう広げていきたい」などと話していました。
(写真は川鶴公民館で)
パソコンによるスライド映写を使って地域推進会議の取り組みを紹介する新保三郎相談役(左)
パソコンによるスライド映写を使って地域推進会議の取り組みを紹介する新保三郎相談役(左)
パソコンによるスライド映写を使って地域推進会議の取り組みを紹介する新保三郎相談役(左)

 
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