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「学べるチャンス、大切に」
 子ども大学かわごえが第8回入学式
      2015年06月27
入学式に続く第1回講義で遠藤克弥学長の話を熱心に聞く子どもたち
入学式に続く第1回講義で遠藤克弥学長の話を熱心に聞く子どもたち

子ども大学発祥地の川越で入学式
 「なぜ?」「どうして?」など好奇心から学ぶ楽しさを育もうという「子ども大学」。
 今では県内に42校のほか、群馬・茨城・横浜・鎌倉・愛知県日進市など全国に広がりを見せています。
 その発祥の地となった「子ども大学かわごえ」(遠藤克弥学長)の第8期入学式が、27日午後1時半から的場北の東京国際大第1キャンパスで開かれました。

新入生184人や保護者を前に入学式で挨拶する遠藤克弥学長
新入生184人や保護者を前に入学式で挨拶する遠藤克弥学長
遠藤克弥・子ども大学かわごえ学長
遠藤克弥・子ども大学かわごえ学長
川合善明・川越市長
川合善明・川越市長
浅子藤郎・鶴ヶ島市教育長
浅子藤郎・鶴ヶ島市教育長
松田義幸・尚美学園大学理事長
松田義幸・尚美学園大学理事長
市内外の小学生184人が入学
 今年は、市内外の小学4年生74人・5年生67人・6年生43人の計184人が入学。
 うち37人は市外から応募。中には草加市や川口市から応募したものの、通うのが難しく最終的に入学を断念した子もいました。

「専門知識、子どもも学んで」
 入学式では遠藤学長が「『大人だけが大学で学ぶのではなく、子どもだって興味があることを専門的に学んだって良いじゃないか』という願いから子ども大学ができました。これからいろんな講義を通じ、幅広く知識を広げてください」などと激励。

江戸時代の子どもたちの生活をスライドで説明する遠藤克弥学長
江戸時代の子どもたちの生活をスライドで説明する遠藤克弥学長
「納得いくまで疑問を追及して」
 来賓として出席した川合善明・川越市長が「私も仕事をしていく中で『これはどうしてこうなっているんだろう』と思うことが時々ありますが、忙しいからそのままにしてしまうことがあります。皆さんは『なぜ?』『どうして?』と、納得いくまで疑問を追及していってください」などと祝辞。
 浅子藤郎・鶴ヶ島市教育長は「子ども大学では専門的な勉強のほか、ふるさと学という授業もあります。皆さんが住んでいいるまちがどんな所なのかも、しっかりと学んでくれたらうれしいです」などと話しました。

「いろいろなこと学び自分を豊かに」
 また、松田義幸・尚美学園大理事長は「私も、子どものときの思い出は今でもはっきりと残っています。皆さん、子ども大学ではいろいろな事を楽しく学んで、ぜひ自分を豊かにしていってください」などと励ましました。

「勉強許される時代の恩恵、大切に」
 入学式に続き、午後2時から3時20分まで休憩を挟んで遠藤学長が「世界の学校と子どもたち」のテーマで講義。
 遠藤学長は、かつて成長して働くことで一人前とされ勉強の機会すら与えられなかった時代の日本の子どもたちや、現在でも勉強したくてもできない海外の子どもたちの例などをスライドなどを交えて紹介。
 「今、当たり前のように学校に通い勉強できる皆さんは幸せ。勉強が許される時代に生まれた子ども時代を大切に使ってください」などと語り掛け、「去年、学力テスト日本一だった秋田県によると、成績向上の秘けつはよく遊ぶことだそうです。みんな、勉強でも遊びでも何を好きになってもいい。何でも一生懸命にやれば、脳が活性化して身に付きます」などと話しました。

大学のキャンパス中庭で記念撮影する子どもたち
大学のキャンパス中庭で記念撮影する子どもたち
「学校で聞けない話、面白かった」
 授業を聞いた5年生の飯野君は「学校では教えてもらえないことが聞けて面白かった。勉強できる時代に生まれて良かった」などと話していました。
 5年男子に付き添い鴨田から来たという父・長沢さんは「家内がもらってきたパンフレットを見て子どもが入学を希望しました。きょうの講義を一緒に聞いて、もっと子どものころに勉強すればよかったなと思いました」などと話していました。
 昨年に続き自ら希望して入学した5年女子の母・高山さん(狭山市)と、その勧めで応募した小5女子の母・今牧さんは「面白い講義があるというので、楽しみです」などと話していました。

「退職世代の力お借りしたい」
 子どもたちはこの後、キャンパスの中庭で記念撮影。学校の友達以外と仲良く並んでカメラに収まっていました。
 「子ども大学かわごえ」の発足に尽力した酒井一郎理事長は、「8期目を迎え、年間で何をすべきか確信が持てるようになってきた。ボランティアスタッフや保護者の皆さんの協力でここまで来られたが、親御さんは皆さん働き盛りの年齢で、平日の協力者確保が永遠の課題。各地に新しくできた子ども大学も、みなこの点で苦労されている。今後、退職した世代の方のお力をお貸しいただければ」などと話していました。 
(写真は的場北の東京国際大第一キャンパスで)
新入生に「自由に学べる時代に生まれた幸運を生かして、いろいろなことに興味を持ってください」などと語り掛ける遠藤克弥学長
新入生に「自由に学べる時代に生まれた幸運を生かして、いろいろなことに興味を持ってください」などと語り掛ける遠藤克弥学長
 
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