2009.08.23

小江戸の情緒、ゆったり散策
 一番街の歩行者天国試行、観光客に好評

車を気にせず横に並んでゆったりと歩く家族連れら
車を気にせず横に並んでのんぴりと歩く家族連れら
安心安全な環境でゆったりと散策を楽しむ人たち
安心安全な環境で散策を楽しむ人たち
車の往来気にせず観光
 観光客が集中する一番街で23日、試験的に歩行者天国にしてゆったりと楽しんでもらおうという試みが行われました。普段は車の往来を気にしながら狭い歩道をこわごわ歩いている親子連れらも、手をつないで横に並んで散策するなど、ゆっくりとした足取りで観光を楽しんでいました。

8月・9月の第二・第四日曜に試行
 この試みは「蔵造りの町並みをゆっくり見て歩く特別イベント」として、市観光課と都市交通政策課が第二・第四日曜日の8月9日・23日、9月13日・27日の午前11時から午後5時に限り、一番街(札の辻交差点〜仲町交差点)を歩行者天国にして観光客らの安全を確保するために行われています。

市職員らが観光客に対応、埼大生らがアンケートを実施
市職員らが観光客に対応、埼大生らがアンケートを実施
交通円滑化検討委でも論議
 "つばさ放映効果"で観光客が増える中、一番街の歩行者安全確保はかねてより問題となっており、市・周辺自治会・埼玉大学・国道事務所・県警・川越署・商議所などからなる「市北部中心市街地交通円滑化方策検討委員会」(委員長:久保田尚埼玉大教授)で既に5回の話し合いが行われるなど、観光都市・川越の緊急の課題となっています。

11月には「社会実験」を計画
 歩行者の安全確保のために歩行者天国は有効ですが、車両規制は迂回路となる周辺道路に少なからず影響が及び、バス路線も変更になるなど、周辺住民の生活に与える影響も考慮しなければなりません。
 同委員会では11月7日(土)から23日(祝)までの17日間にわたり、札の辻交差点から仲町交差点方向への一方通行に規制し、さまざまな影響を調査・研究する「社会実験」を計画していますが、今回実施の歩行者天国や5月3日〜5日の「小江戸川越春まつり特別イベント」の際に実施した歩行者天国のデータなども記録・分析して検討に活かしています。
午前11時、警察官の合図で車両進入禁止に
午前11時、警察官の合図で車両進入禁止に
仲町交差点で北進車両は東西に迂回誘導
仲町交差点で北進車両は東西に迂回誘導

 この日も、市の職員らが観光客を案内しながら状況や反応をチェック、埼玉大の学生らが10項目にわたり一番街を訪れた人らの意見を聞くアンケートを行ったり、周辺道路への影響などを調査しました。

ゆったり買い物する姿も
 午前11時、札の辻交差点と仲町交差点では川越署員らの指示で車両の進入を規制。自転車の走行も禁止され、押しながら歩いていました。
この日は車道からの記念撮影もOK!
この日は車道からの記念撮影もOK!
車の往来もなく、コーヒーショップの軒先でゆったりと
車の往来もなく、コーヒーショップの軒先でゆったりと
 道行く人らは車の危険から解放され、道いっぱいに散らばって自由に歩くなど、ゆったりと観光や買い物を楽しんでいました

そこかしこで「のんびり歩けて良いね」の声
 歩く人らからは「やっぱり歩行者天国は、のんびり歩けていいね」などと自然に話す声が、そこかしこで聞かれました。
 所沢市から来た夫婦は「歩行者天国になっていることは知りませんでした。落ち着いて歩けていいですね」と話し、連れていた犬4匹を歩かせながら散策していました。また、車いすで訪れた市内の夫婦は「車を気にしないで移動できるので、車いすでも安心です」と話し、あちらこちらの店を回っていました。

急がれる安全整備
 一番街を定期的に車両規制するためには、周辺道路の渋滞対策や駐車場の整備、パーク・アンド・ライドの検討など、課題が残されています。つばさ放映で観光客が増えた今になっても安全対策が未整備の川越ですが、11月の社会実験の後、早急な安全・快適な観光都市づくりが求められています。
(写真は札の辻交差点〜仲町交差点で)

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