2009.06.26〜07.05
全国461人が独自の表現
第4回「川越を描くビエンナーレ」始まる
全国から寄せられた「川越」の作品を鑑賞する市民ら |
蔵造りや時の鐘など伝統的建造物や、武蔵野の自然が残る「川越」。
この美しいまちを全国の人に描いてもらおうという第4回「川越を描くビエンナーレ」が、26日から郭町の市立美術館で始まりました。7月5日(日)までで、入場無料。

開会式で挨拶する(左から)齊藤英雄会頭と、川合善明市長、相原麻木夫人、高橋玄洋さん、齊藤研さん |
同展は10年前に亡くなった名誉市民の洋画家・相原求一朗氏が、存命中に開催を提唱。
その遺志を継いだ「川越を描くビエンナーレ委員会」(会長:齊藤英雄・川越商議所会頭)が翌2000年5月に、川越商工会議所100周年記念事業として第1回の開催を実現させました。
以来、同委員会が主催し川越市・市立美術館・市教委・商議所などの共催で、3年に1回開催しています。
「ビエンナーレ」とはイタリア語で「2年に1度」という意味。同展は募集・開催・休催に各1年を設定しており、本来なら「トリエンナーレ(3年に1度)」なのかも。

大賞の「小江戸川越 ll」 |
川合市長(右)から「大賞」を受ける半山修平さん |

優秀賞の「川越の賑い(菓子屋横丁)」 |
相原夫人(右)から「優秀賞」を受ける今野充明さん |
4回目となる今回は、4月24日の締切までに全国から461点が応募。
5月23日に劇作家の高橋玄洋さん・洋画家の齊藤研さん・日本画家の小泉智英さんら5人により審査が行われ、「大賞」に狭山市の半山修平さんの「小江戸川越ll」が、「優秀賞」にさいたま市の今野充明さんの「川越の賑い(菓子屋横丁)」がそれぞれ選ばれました。
午後3時から行われた開会式には、提唱者の故・相原求一朗氏の夫人・麻木さんも出席。齊藤英雄・同委員会会長の挨拶に続き、名誉会長として川合善明市長が祝辞を述べました。

齊藤会長 |
川合市長 |
この後、入賞者と作品が発表され、川合市長から「大賞」の半山さんに賞状と賞金100万円が、相原夫人から「優秀賞」の今野さんに賞状と賞金50万円が贈られたほか、「奨励賞」に6人、「ソロプチミスト賞」に1人が選ばれました。
市内からは、久保町の新井勇さんと小室の大沢明子さんが「佳作」に入選しました。
作品選考にあたった高橋さんは「作品は建造物をモチーフにしたものが多かったためか、女性に比べ男性の出品割合が圧倒的に高かった。祭りや賑わい・商家の暮らし・ざわめき・空気を描いている作品が多い」と総評。
「『大賞』は、細かいタッチで組み合わせによる絵画的緊張で描いた作品で、審査員全員一致で決まった。『優秀賞』は、菓子屋横丁を訪れた人たちを描いたもので、表情が描き込まれていないのに一人ひとりのドラマを感じさせ、見ていて飽きることがない」などと作品について講評しました。
講評する高橋玄洋氏 |
また、高橋さんは「応募作品の中には路地を描いた風景作品が幾つかあったが、川越には面白い路地がたくさんあるので、皆さんにもっと知ってもらい描いてほしい」とアピールしていました。
これは、落ち着いたたたずまいを観光客に楽しんでもらえるよう、路地裏もきちんと整備していくという「川越の課題」でもあります。
(写真は郭町の市立美術館で)
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